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2011年7月 6日 (水)

天王山で見つけた体長3メートルの野ウサギ

夏場の山登りはきつい。JRの山崎駅を降りて、線路沿いに京都方面へ。踏切を渡るとすぐ目の前が天王山の登り口だ。道は舗装されているが、勾配は急だ。この日は湿度も低くて心地よい風も吹いていたが、登り始めるとすぐに全身から滝のような汗が噴き出してくる。登り続けること約10分。息が切れそうになったところで「アサヒビール大山崎山荘美術館」の敷地へ続く小さなトンネルにたどり着いた。トンネルを抜けると勾配も緩やかで、山荘入り口の手前にある無料休憩所は冷房がきいていて、飲料の自販機にトイレまで完備しているので、イスに座って冷たいお茶を飲みながら汗が引くのを待った。

 この日は本紙企画「面白まち歩き」のロケハン。本番の取材はいつも女性ゲストを招いているが、事前にコースを把握しておいて、危険はないか、女性が歩くにはハード過ぎないかなど、詳細に調べておくのが目的だ。

 15分ほどの休憩で汗も引いたので大山崎山荘を訪ねた。この山荘は天王山の中腹あたりに建っていて、2階の南向きのテラスからは桂川、宇治川、木津川と、その背後の男山などが一望できる。しばらく景色に浸っていると、テラスの下に広がる日本庭園の中に不思議なものが立っているのを発見した。大きなウサギが後ろ足で立ち上がって、前足を突き出している。一体、何なのか。気になって、山荘内の見学もそこそこに庭園に向かった。

Photo

 そのウサギはそばで見ると、高さ3メートルを超えるブロンズ像だった。眺めていると躍動感があって、神秘的でもある。山荘に戻って聞いてみると、イギリスの彫刻家、バリー・フラナガンの作品で「ボールをつかむ鉤爪の上の野兎」と名付けられていた。フラナガンは1941年生まれ。1980年ごろからウサギを題材にした作品を多く制作していて、日本国内にも群馬の館林美術館、神奈川の箱根彫刻の森美術館、栃木の宇都宮美術館などに様々なポーズのウサギが展示されていて、すべて屋外彫刻という。

 ロケハンの目的の本筋は、どんなロケーションで、どんな写真を撮るかを決めておくことだ。ウサギを眺めているうちに、あるアイデアが浮かんだ。「ゲストにこのウサギと同じポーズを取ってもらおう」。さて、どうなるか。(鬼塚 静信)

コメント

行ったときに。気がつきませんでした。残念。今度行くときは必ず見たいです。

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