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2017年10月27日 (金)

「良縁の樹」というパワースポット

 福井県の東部、岐阜との県境にある大野市には「良縁の樹」というパワースポットがある。縁結びの神様は多い。しかし、その神様の姿は見えない。ところが、この「樹」は、目の当たりにすれば、「なるほど、良縁だ」と納得する。地元には言い伝えも残っていて、町の人たちの信仰も集めているようだ。はたして、その実体とは。

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 福井県には何度も取材に訪れているが、これまでは日本海に面した海の幸の豊富なエリアばかりだったので、内陸部の大野市は初めて。まず市街地を歩いて、湧き水を2か所巡った。ここは湧水、しかも名水ばかり。名水が大野市?

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 「良縁の樹」があるのは春日神社。取材と撮影は夕刻からの方がいいというアドバイスで、まずは九頭竜湖まで行って取材予定をこなした後、暗くなりかけた頃に境内に入った。そして「良縁の樹」を初めて見てびっくり。奇跡だ。奇跡だ。
 ケヤキとスギの巨木が並んでいるが、そばに寄って根元を見ると、何と、つながっているとしか思えないのだ。ケヤキはニレ科の落葉樹。今頃は紅葉か黄葉しているかも知れない。一方のスギは、ヒノキ科の常緑針葉樹。まったく縁もゆかりもないはずの樹木が、仲良くしているところが「良縁」の由来という。
 木製の立て札に、こう書かれていた。昔、縁に恵まれない息子を持つ親が、夢のお告げでこの樹を触ったところ、気だての優しい娘さんが嫁いできてくれたという。そんな言い伝えから、地元の観光協会などではパワースポットとしてアピールするイベントを開催中だ。

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 それは「結の故郷 越前おおの 縁(えにし)のあかり 良縁の樹イルミネーション」。11月24日まで、毎日午後5時から同10時まで境内をライトアップしていて、幻想的な雰囲気に包まれていた。入場は無料。
 さて、大野市といえば、最近人気なのが越前大野城。市内の小高い亀山の山頂辺りに小ぶりだが趣のある天守が見える。朝、町を覆う霧に包まれたところを、もっと高い場所から見ると、美しい「天空の城」という。
 ただし、その景色が拝める場所までは上りがきつそうなので、今回は断念したが、夜のとばりが下りた町の空に、ライトアップされた天守がぽっかり浮かぶ光景も、なかなかのものだった。年間を通じて、夜はこの風景が楽しめるという。

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 報知新聞大阪本社のある大阪市も城下町で、大阪城もライトアップされるが、周りを高層ビルに囲まれたお城の眺めとは全く違う。やはり地方都市の城下町の風情は、古き良き時代をほうふつさせて、安らかな気分になる。大野市へ観光に行くときは、ここを参照。
https://www.ono-kankou.jp/
(2017年10月27日、文と写真・鬼塚 静信)

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