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2017年12月11日 (月)

「ぼたん鍋」の食べ方

 先日、取材で丹波篠山名物の「ぼたん鍋」を食べた。本格的なものではなく、イノシシの肉が入った小鍋が中心の定食だったが、普段は牛、豚、鶏しか食べないので新鮮な味わいだった。しかし、気を付けなければならないこともあるという。それは。

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 入ったお店はJA直営で、比較的気軽に入れて、料金も良心的という評判。しかも、ランチの定食でぼたん鍋がいただけるというのが、取材には好都合だった。ディナーの時間帯でビールでも飲みながらぼたん鍋を食べていたら、泊まりがけのスケジュールになってしまう。そんなことは取材経費で認められるわけがない。

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 さて、テーブルに運ばれてきたぼたん鍋の下の固形燃料に火を付けてから、お店のイノシシ肉の担当という男性にお話を聞いた。最初に心がけておかないといけないのは、十分に加熱してから口に入れるということ。その理由は、大人なら詳しく説明する必要はないと思うが、食肉用に飼育された牛でも、生食には様々な規制があるのだから、野生のイノシシ肉に注意するのは当然のこと。
 炊きすぎたら肉が硬くなってしまうのではないかと心配する必要はない。イノシシ肉の長所は加熱し過ぎても決して硬くはならないことという。実際、アドバイス通りに、真っ赤だったイノシシのロースが、完全に変色するまで炊き込んでから口に運んだが、適度な歯ごたえ。その食感を楽しみながら、噛めば噛むほどうま味が出てきた。今度は本格的なぼたん鍋を食べてやろうと決意したほどだ。

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 さて、取材のリサーチをしているときに、大きな疑問に突き当たった。それは「丹波篠山ってどっちやねん」という謎。地図を見れば分かるが、兵庫県の中東部に篠山市があって、その北西隣に丹波市がある。しかも観光協会は丹波篠山、JAも丹波篠山。もしかして行政の壁を越えて、2つの自治体が共同で運営しているのかと思ったが、違った。
 「デカンショ節」発祥の地で、家康の大号令で築城された篠山城跡が残る城下町は、現在の篠山市。丹波市は旧氷上郡の町が合併して誕生したという。紛らわしいが、昔から丹波篠山といわれた場所は、現在の篠山市ということらしい。

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 その丹波篠山を散策しながら、流行の「インスタ映え」しそうな光景を探した。読者のお気に召すかどうか分からないが、ひとつは王地山稲荷。お寺の境内にある小さな稲荷社だが、そのいわれがミステリーでどこか笑えるお話なので訪ねてみたら、参道にびっくり。京都の伏見稲荷の千本鳥居よりはかなり規模が小さいが、小ぶりな鳥居が石段に沿って続いていくところが、ミステリアスだった。通称「まけきらい稲荷」とも呼ばれるこの稲荷社の由来を調べてみると面白い。
 もう1か所は、文保寺楼門(仁王門)。鎌倉時代の1385年に建てられたが、明智光秀の丹波攻めで焼失。その後、天正年間(1573~1592)に再建されたものという。

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  安土・桃山時代を偲ばせる歴史的風格は、眺めていて楽しいし、新緑や紅葉によく映えそうだ。ただ、仁王像2体は来年の文保寺再興700年記念に向けて修復中で、お留守だったのが残念。(2017年12月11日、文と写真・鬼塚 静信)

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