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2018年1月19日 (金)

休暇村で飲んだお酒は

 取材で愛媛県西条市にある休暇村瀬戸内東予に宿泊した。着いて驚いた。休暇村からの景観はどこも素晴らしいが、瀬戸内東予からは海と山の両方の眺めが楽しめるのだ。夕食は季節の旬の会席をいただいたが、料理とともに、お酒にもびっくり。そこには西条ならではの魅力が秘められていた。

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 休暇村はだいたい高台に建つ。瀬戸内東予のロケーションは、エントランス前の駐車場から南の方角を見ると、石鎚山系の標高1700メートルを越える山々が見える。

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 ロビーからは北東の方角が見えるが、そこは小さな島々が点在する燧灘(ひうちなだ)の多島美。オーシャンビューだけでも心が和むのに、両方とはぜいたくだ。
 もっとも、西条の市街地から休暇村に到着した時間帯は、石鎚山系が厚い雲に覆われてしまって、本来の眺めにはほど遠かったのだが、町と山系がかなり接近しているのは分かるはず。
その地形が、全国でも珍しい現象と、極上の味を生んでいる。

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 石鎚山系に降り積もった大量の雪は、川になって流れるだけでなく、伏流水になる。そして、高低差が大きいためか、比較的短い期間で西条の市街地の地下に到達する。それが、地面にパイプを打ち込むだけで自噴する地下水「うちぬき」だ。市内に2000か所以上あるという。

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 しかも、石鎚山系の地質が余計なものを含まないのと、地下を流れる時間が短いので、極めて良質で美味の水という。取材の途中で入った喫茶店では、まず水の柔らかさとほのかな甘みに仰天した。地元の人たちはそれでご飯を炊き、コーヒーをいれる。そして、素晴らしい水といえば当然、お酒も造られる。
 夕食の会席をいただいていたら、生ビールを1杯飲んだ後、「日本酒の飲み比べはいかがですか」と勧められた。
銘柄は「石鎚」「寿喜心(すきごころ)」「賀儀屋」。いずれも西条市内の酒蔵で、「うちぬき」の天然水を仕込みに使っている。少し甘口から辛口まで口当たりはそれぞれ個性が感じられるが、共通しているのは透明感とフルーティーな味わい。みんな旨い。

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 有名な酒処は素晴らしい水に恵まれていて、これまで取材で何か所か訪ね、試飲も経験しているが、今回の西条市ほど透明感のある酒は、ちょっと記憶にない。水だけではなく、古くから受け継がれた醸造法にも秘訣はあるだろうが、このお酒を飲むためだけでも、訪ねてみる価値があるだろう。
 さて、いただいた季節の会席については24日付のスポーツ報知(大阪本社版)を読んでいただくことにして、伊予牛も紹介しておきたい。絹の味と言われるほど口どけがよく、この伊予牛をメインにした会席も用意されている。
 休暇村瀬戸内東予についてはここを参照。
https://www.qkamura.or.jp/toyo/
 (2018年1月19日、文と写真・鬼塚 静信)

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