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2008年6月 3日 (火)

青山直、トゥーロンで感じた世界

 U―23日本代表DF青山直晃(21)=清水=がトゥーロン国際大会から帰国し、クラブの練習に合流した。最後は連続PK負けで4位という結果に終わったが、強豪ぞろいのグループリーグを突破し、準決勝に進出したことは北京五輪本大会に向けて大きな財産になったはずだ。本人の感想はこうだった。

 「今回は自分の足りないものが見つかった大会。今のままじゃダメだと感じた。ヘディングとか個の勝負ではそこそこできたけど、もっと後ろでボールを落ちつかせることが大事。パススピードを今までよりも(上げることを)意識しなきゃいけない」と反省の言葉が並んだ。「(相手が)最強チームというわけではないので、本番はもっとすごいと思う」と危機感も募っているようだ。
 青山直が痛感した部分は、守備から攻撃に切り替えるための“貯金”をDFラインがいかに作れるか。苦し紛れのクリアや、ただ跳ね返すだけではその後の攻撃にはまったくつながらない。ビルドアップをもう少し意識して、後ろからいい攻撃につなげたい―というのが今回感じた世界との壁なのだろう。
 0―0と健闘したイタリア戦は手応えを得たのでは?と聞くと、「一番満足しているのは(チームとして)攻めに行ったフランス戦(※2―1で勝利)」との返答だった。「こっちが攻撃に枚数をかけて、1失点はしたけど、チームで2点取れた。リスキーな守り方ができて、楽しかった」と振り返った。全体として前掛かりに行けば、その分センターバックは相手の攻撃にさらされる機会が多くなるが、それを楽しむ余裕もあったという。
 準決勝のイタリア戦は全体でブロックをつくって、無失点に抑えることには成功したが、決定機の数では圧倒された。この試合の後半ロスタイムに決勝点を狙いに、一人果敢に最前線へ駆け上がった青山直の「勝ちたい」という気迫はテレビ画面を通じても伝わってきた。世界基準を肌で感じた大型DFの進化したパフォーマンスに、今後も注目したい。(清水担当・岩原 正幸)

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