張監督の気配りが生むチームの結束
大宮は1日の午前練習後、張外龍監督(49)主催の「焼き肉決起集会」を行った。同監督の後援会関係者が営む埼玉・川口市内の焼き肉店で、選手やチーム スタッフら約40人が韓国焼き肉に舌鼓をうった。約1時間30分にわたり、特上の高級焼き肉をつつきながら、結束を深めた。
そもそもの趣旨は10月のG大阪(4日・万博)、川崎(17日・埼スタ)、浦和(25日・埼スタ)との上位陣3連戦に向けて英気を養い、結束を高める狙いだった。MF金沢慎(26)は、「普段、なかなか話せないポジションの選手ともコミュニケーションが取れた。プロとして勝つことへの責任も出てくる」と監督のはからいに感謝した。
飲食代は全額、張監督のポケットマネーだ。元日本代表MF藤本主税・主将(31)は「選手としてはありがたい。モチベーションにもつながる。残り全試合、連勝して監督を破産させてやろうぜ」と、冗談交じりにシーズン後の“祝勝会”の開催を早くも心待ちにしていた。大宮関係者によると、監督夫人や選手の夫人同士の交流会を開くプランも浮上しているという。
残念ながら4日のG大阪戦は、先制しながらも1―4で逆転負け。それでもGK江角浩司(30)は、「(J1残留を確実にするためには)下位と対戦する前の上位4つ(11月8日の広島戦も含む)にも勝っておかなきゃいけない」と焼き肉パワーでの上位食いを誓う。
張監督の気配りは、とても細やかだ。各選手の誕生日には必ず練習の前後に、それぞれの背番号の入った花束をプレゼントする。さらに、勝利した翌日に焼き肉弁当やプルコギを選手たちに差し入れたり、「ファミリー」としてのチームの結びつきを重んじている。指揮官は「みんな札幌時代に、岡田(武史・現日本代表)監督から教わったことだよ」とけんそんする。この秋、「チーム張」が一丸となって上位に立ち向かう。(大宮担当・榎本 友一)

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