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2009年10月24日 (土)

仙台戦力外からACL4強への道

10月24日午後8時43分、韓国から1通のメールが届いた。



ごぶさたしております。
今日のKリーグの光州戦で初ゴールを決め、3ー2で勝ちました。
明日からカタールに行く上で、弾みになりました。
なんとしても、国立に行けるよう、カタールで頑張ってきます。


今年7月14日、浦項に入団した岡山一成(31)からだった。

昨季、仙台から戦力外通告を受けたが、サッカーをあきらめず、日本で自主トレしながら、現役続行の道を探っていた。JFLからの誘いもあったが、プロにこだわった。それは、04年12月、川崎から柏へ移籍する時、「等々力に戻り、成長した姿を見せます」とサポーターに約束を交わしていたからだった。そして、知人から浦項を紹介され、自分で編集したプレーDVDを送付し、テスト生として練習参加までこぎ着けた。浦項がアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の1次リーグで、川崎と同じグループだったからっだ。5月から参加した練習参加は、過酷だった。通訳もいない。ブラジル人2人がライバル。しかし、約束を果たすため、必死にアピールした。そして、ファリアス監督の信頼を勝ち取った。浦項のスタッフは、「186センチの長身DFを過密日程を考慮した補強戦力として評価した」と話していた。岡山本人は入団が決まった時、「(川崎と対戦する)可能性が10%ぐらいに増えた。キツかったけど、夢をあきらめたくなかった」と決意を新たにしていた。川崎がACLベスト8で敗退し、対戦はなくなったが、次の目標は国立のピッチに立ち、川崎をはじめ、柏、仙台などのサポーターに元気な姿を見せることになった。

それにしても、仙台から戦力外通告を受けた男が、ACL4強に残っている韓国の強豪で試合に出て、しかも、ゴールを決めたことは快挙だと思う。浦項では、FWとしても、戦力とされているようだ。

10月21日のACL準決勝第1戦は、カタールのウムサラルに本拠地で2―0で勝利している。決勝に王手をかけている。中東のアウェーは厳しいけど、決勝進出へ、頑張って欲しいと思う。

来月、国立競技場で待っています。

メールはそう返信しておいた。
健闘を祈ってます。


(川崎担当・羽田智之)


 

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