「世界の祭典」の醍醐味を実感した1か月
今、南アフリカから帰国中の機内で、この原稿を書いている。
5月24日に、日本代表より一足早く、高地合宿地のスイス・ザースフェーへ。6月30日に、日本代表が帰国するまで、チームを追いかけ続けた。驚きは、ピッチの中だけではなく、ピッチの外にもあった。
日本代表が、1次リーグ最終戦デンマーク戦(6月24日)に3―1で勝利し、決勝トーナメント進出を決めた翌25日。取材、原稿執筆に加え、試合会場のルステンブルクから日本代表のベースキャンプ地ジョージへの長時間移動。ヨレヨレになって、ようやく夕方に仕事を終えた。
その日、初めての食事をするため、ホテルに隣接するスーパーへ買い物へ行った。ジョージの人々は、すっかり日本びいきになっていた。
「おい、おい、おい。日本はすごいじゃないか」と言って、惣菜屋のオヤジさんは、おまけをしてくれた。その後、酒店でビールを購入すると「南アフリカはもう負けちゃったから、これからは日本を応援するよ」と言って、酒屋のオバさんはビールを1本、おまけしてくれた。
惣菜とビールは、うまかった。不思議と、疲労がスーッと消えた。
岡田ジャパンは、確かに、南アフリカに足跡を残した。「世界の祭典」の醍醐(だいご)味を実感した1か月だった。(日本サッカー協会担当・竹内 達朗)

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