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2016年12月 3日 (土)

野球殿堂記者投票への考察=第46回(2003年度)5人選出も選手時代の実績少なく地味な野球殿堂表彰

2 1月10日に発表された野球殿堂では競技者、特別で合計5人が選出された。しかし、選手時代の活躍が認められた方は一人もおらず、地味な発表となった。また、当日はフリーエージェントを使ってヤンキース入りした松井秀喜が、入団発表のためニューヨーク入り。各スポーツ紙ともそれを大きく取りあげて、報知新聞は競技者表彰の得票数の表を紙面の都合で掲載しなかった。他紙をチェックした結果、この年の殿堂入りに必要な票数は207票だった。1位上田利治225票、2位関根潤三212票が当選。次いで3位バース199票、4位仰木彬194票、5位門田博光138票、6位村田兆治131票、7位津田恒実130票、8位権藤博118票となっていた。

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2016年11月28日 (月)

野球殿堂記者投票への考察=第46回(2002年度の2)正岡子規、フランク・オドールが初の新世紀特別表彰

 この年の特別表彰にはパ・リーグ専任会長だった中沢不二雄とドジャースのフロント入りし日米の野球界の交流に尽力した生原昭宏(アイク生原)を選出した。中沢は明治大の名遊撃手から大連満州倶楽部の監督として、1927年に始まった第1回都市対抗野球大会で優勝(2年後の第3回も)に導いた。戦時中は満州日報の理事として、戦後は野球評論を執筆。彼の主宰した雑誌「ホームラン」は、1940年代後半に数多く発行された野球雑誌の中で群を抜く面白さであった。その後はラジオ、テレビの解説者としても活躍。1959年2月にパ・リーグの初代専任会長として招かれながら、同年6月25日の昭和天皇ご夫妻が観戦したジャイアンツ・タイガースの“天覧試合"の説明役を仰せつかった。1963年から3年間のパ・リーグ150試合制度は彼が「メジャー並に試合を消化してこそのプロ野球でなくてはならない」として増やしたという経緯がある。パ・リーグ専任会長在任中の1965年6月に脳出血で死去。あまりに時間のかかった殿堂入りでもあった。

 

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2016年11月23日 (水)

野球殿堂記者投票への考察=第45回(2002年度の1)鈴木啓示、福本豊ら西本幸雄関係者4人が競技者表彰当選。特別表彰は新世紀枠開設し、第1回に次ぐ合計8人が殿堂入り

19720702 1月11日に発表された野球殿堂は、競技者表彰が1位山内一弘231票、2位鈴木啓示228票、3位福本豊221票、4位田宮謙次郎205票。田宮は2000年から221→217→205と減らしながらも当選に必要な票数がこの年は204票だったことでぎりぎり入った。以下、5位関根潤三184票、6位R・バース182票、7位上田利治178票、8位仰木彬120票、9位津田恒実96票、10位権藤博88票だった。

 偶然気づいたのだが、この4人すべてが1988年に殿堂入りした西本幸雄に縁のある人物ばかりだ。通算盗塁記録で当時の大リーグ記録を抜く数字の際に国民栄誉賞を打診されて断ったというエピソードの持ち主の福本豊は「1065盗塁という数字を評価してもらってこれほどうれしい事はない」と殿堂入りの喜びを語った。その上で「西本監督がボクを大きく花開かせてくれた」。通算317勝の鈴木啓示は「わがままな私を近鉄球団がここまで育ててくれました。私の人生はコンチクショウ人生でもあったが、挫折しかかった時に西本さんのおかげで甦らせてもらった。4、5年は選手寿命が延びた。選手生活最大の恩人です」。昭和40年代から50年代のパ・リーグを盛りあげた同級生の2人。ともにドラフト制以降では初の殿堂入りとなった。山内一弘はプロ野球初の通算300号本塁打、2000試合出場をマーク、現役引退後も現場にこだわって監督、コーチを歴任。プロ入り48年間で42年間はユニホームを着ていた。毎日オリオンズで西本と一緒にプレー。1960年には大毎オリオンズの監督となった西本の下、4番打者として本塁打と打点の二冠王。その時のチームメートだったのが田宮謙次郎だった。

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2016年11月22日 (火)

高橋ユニオンズOB会に佐々木信也さんら23人 広島・黒田父の思い出話も

58232b39tg1 1954年にパ・リーグ8番目の球団として誕生しながらわずか3年間で解散に追い込まれた高橋ユニオンズのOB会が9日、都内で行われた。フジテレビ系で人気のあった「プロ野球ニュース」の初代キャスターを務めた佐々木信也さんを始め、青木惇さん、家永伸彦さん、村上勤さん、吉原(旧姓田中)淳二さんと元選手5人のほか、関係者18人の計23人が集まり親睦を深めた。

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2016年11月 9日 (水)

野球殿堂記者投票への考察=第44回(2001年度)根本陸夫が競技者、長谷川良平が特別表彰。これは逆でしょ

1 2001年1月。個人的な事を言わせていただくと当時私は、マリナーズ入りしたイチローのシアトルでの自主トレ取材のために渡米中だった。ですから1月12日の投票結果は海の向こうで知った。競技者投票は1位の根本陸夫が245票、2位の小山正明が232票を獲得して殿堂入りを決めた。以下3位田宮謙次郎217票、4位鈴木啓示211票、5位山内一弘186票、6位福本豊179票、7位関根潤三162票、8位R・バース147票、9位上田利治131票の順だった。現役時代捕手だった根本の一軍出場はわずか186試合だったが、監督として広島東洋カープ、クラウンライター、西武のライオンズ時代、そしてダイエーホークスで指揮を執り一度も優勝に導いたことはなかったものの、ライオンズの管理部長として手腕を発揮し黄金時代の基礎を築き、ホークスでもフロントとして王貞治招聘そして常勝チームの礎を作った球界の功労者である。彼の功績の数々は9月に出版されたばかりの髙橋安幸著「プロ野球のすべてを知っていた男 根本陸夫伝」(集英社=写真)に詳しい。

 

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2016年11月 4日 (金)

108年ぶりVカブス、世界一の補強はマドン監督

 カブスのエプスタイン編成本部長は、2004年にRソックスのGMとして86年ぶりにWSを制覇。今回インディアンスの指揮官だったフランコナ監督と“バンビーノの呪い”(1920年にB・ルースをヤンキースに放出)を解いたのに続き、長年世界一から遠ざかっていた伝統球団で手腕を発揮した。「ファンと選手は勝つべくして勝った。最高の試合だった」。レ軍で2度目の世界一となった07年以来のチャンピオントロフィーを抱いて、涙した。

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2016年11月 2日 (水)

古豪対決でNFL超えの視聴率13.1%

 日本シリーズ第6戦は札幌地区、広島地区ともに平均50%超えの高視聴率となって、メディアで大きく取り上げられた。米国のワールドシリーズも注目度の高さは同じだ。試合がもつれた第5戦は、インディアンスの本拠クリーブランドが48.6%、カブスのシカゴでも42.8%を記録した。

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2016年10月30日 (日)

野球殿堂記者投票への考察=第43回(2000年度)米田哲也が殿堂入り。350勝&33本塁打、日米野球唯一の投手アーチも

5809f9e5tg2 新世紀に入った2000年。前年3票足らずで次点だった米田哲也が251票を獲得してただ一人殿堂入りした。以下2位根本陸夫223票、3位田宮謙次郎221票、4位鈴木啓示188票、5位森昌彦175票、6位小山正明174票、7位関根潤三162票、8位山本浩二149票、9位バース112票。同じ300勝組でも鈴木、小山より一足先だった。「いつかもらえるのでは、という気持ちはあったが、現実になるとは何か重みを感じますね。(400勝の)金田さんや、鈴木さん、小山さんと300勝投手はみんな弱いチームの人。負けず嫌いの気持ちが記録につながったのでしょう」と記者会見で、同席した同じ1956年入団組の稲尾和久を意識してか話した。それは強い西鉄にいながら286勝に終わった稲尾へのささやかなレジスタンスともいえるコメントだった。

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2016年10月29日 (土)

世界一へ「リグレーの呪い」解く…本拠2勝が1度もない不吉なジンクス

 ワールドシリーズ(WS)第3戦は28日(日本時間29日)、カブスの本拠リグレー・フィールドで行われる。カブスが過去10度のWSで同球場を使用したのは1929年以降、5度計13試合あり、2勝11敗と地の利がまったくない。ヒルマニアで解説する。

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2016年10月25日 (火)

“呪い”解くのは「ヤギ」か「インディアン」か

1024 米大リーグの頂点を決めるワールドシリーズ(WS)は25日(日本時間26日)、ア・リーグの覇者インディアンスの本拠クリーブランドに、ナ・リーグを制したカブスを迎えてスタートする。WS制覇はカ軍が1908年、イ軍も48年が最後で、両軍合計174シーズンも世界一から遠ざかっているのは史上最長という。数々のエピソードを残した伝統ある両チームの最後の世界一のシーズンを、ヒルマニアことメジャー担当38年蛭間豊章記者が振り返った。

 メジャーリーグでは、長い期間ワールドチャンピオンになれないチームを“○○の呪い"と報じる。今回のカブスはその典型だ。1945年のWS。公式戦中は認められていたヤギを連れての入場を断られたファンが「ヤギを入場させない限り、カブスがWSを制することはない」と言ったことから来た“ヤギの呪い"が有名である。

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蛭間 豊章

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