WBC連覇投打の主役明暗 大会後の球団ケアの差出た
◆マリナーズ3x―2ダイヤモンドバックス(21日・シアトル) WBCで日本を連覇に導いた投打の主役が明暗を分けた。マリナーズのイチロー外野手(35)は、Dバックス戦で2試合連続3安打。メジャー通算1900安打を突破(1901)し、3連勝に貢献した。大会MVPのRソックス・松坂大輔投手(28)は、右肩の疲労で今季2度目の故障者リスト(DL)入り。1勝5敗、防御率8・23と不調が続き、最短の15日間にこだわらず、再調整する。
4月3日、イチローが胃潰瘍(かいよう)でDL入り。翌日、松坂は強打のメッツ打線を4回1安打無失点に抑えて勝利。開幕前は、イチローを不安に思い、松坂に期待した。
WBC決勝の韓国戦で決勝タイムリーを打つまで、イチローは「心が折れそうになった」ほどの不振に苦しんだ。マ軍は大会の重圧からくる体調不良を重視。開幕に間に合わせようと調整を急いでいたイチローを止めた。「もっとペースを上げたかった」というリハビリメニューもセーブ、体調管理を優先させた。
松坂はWBC終了後の3月27日にキャンプへ合流し、初日からブルペンに入った。オープン戦初登板はWBC準決勝から中7日をあけた3月30日。レ軍は大会の疲れを考慮して、球数を他の投手より減らした。
西武時代の06年WBCの後は、決勝戦から中7日で復帰後初登板の予定を、首を痛めたこともあって2日延ばした。シーズンでは、西武で自己ベストの17勝5敗、防御率2・13をマークしている。
162試合の長丁場を考えて準備させたマリナーズと、松坂の実績を過信した感のあるRソックス。フランコーナ監督ら各球団の関係者は「WBC出場の影響」を指摘するが、注意すべきは「WBC出場後の影響」と、そのケアではないだろうか。




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