イチローが2000年代オールスターに(第494回)
米国の権威あるスポーツ週刊紙「ザ・スポーティング・ニューズ」(TSN)が25日に、2000年から09年までの、メジャースポーツを対象にした“プレーヤー・オブ・ザ・ディケード”(10年間の最優秀選手)を、選出した。9年連続200安打のイチローは選に漏れ、同じ2001年に大リーグデビューし、打率3割、30本塁打、100打点を9年間全てクリアしたアルバート・プホルス内野手(カージナルス)が選ばれた。
イチローは居並ぶパワーヒッターの中でオールスターチームの外野手として選出された。他のポジションは先発投手がランディー・ジョンソン(ジャイアンツ)、抑え投手がマリアーノ・リベラ(ヤンキース)、捕手がジョー・マウアー(ツインズ)、一塁手がプホルス、二塁手がジェフ・ケント(元ドジャース)、三塁手がアレックス・ロドリゲス(ヤンキース)、遊撃手がデレク・ジーター(ヤンキース)、外野手がイチローの他にバリー・ボンズ(元ジャイアンツ)、マニー・ラミレス(ドジャース)。DHがデービッド・オーティズ(レッドソックス)。イチローは強打のゲレロ(エンゼルス)を抑えたことでも特筆される。
ちなみに監督はジョー・トーレ(ドジャース)、球団はレッドソックス、GMにはセオ・エプスタイン(レッドソックス)。2000年代最高のパフォーマンス賞には7月の完全試合も含めて計2度のノーヒットノーラン達成のマイク・バーリーが選出された。
TSNが初めて、ディケードMVPを選出したのは1956年。太平洋戦争終了して10年を過ぎ1946年から55年までの10年間を対象に選び、その間に5度の首位打者、6度の30本塁打となったスタン・ミュージアル(カージナルス)が名誉ある初の受賞者となった。1959年に、1950年代のMVPを改めて選出し、最後の4割打者として知られるテッド・ウィリアムス(レッドソックス)。1960年代は3度本塁打王となったウイリー・メイズ(ジャイアンツ)、1970年代が首位打者1度、200安打6回のピート・ローズ(レッズほか)、1980年代は5度の本塁打王、4度の打点王のマイク・シュミット(フィリーズ)、1990年代は3度のMVPに輝いたバリー・ボンズ(パイレーツ&ジャイアンツ)。
錚々たる顔ぶれがそろったが、イチローと同じタイプではローズが選出されている。1970年代では2度の本塁打王になるなど、296本塁打を放ったウイリー・スタージェル(パイレーツ)がライバルだったが、5度の地区優勝。そして、ビッグレッドマシンの異名を執って5度の地区優勝、うち2連覇を果たしたレッズの切り込み隊長ぶりが評価された。イチローは強打のライバルが多かったのが不運。それでも、マリナーズが116勝した2001年以降も引き続き黄金時代を築いていたとしたらと思うと残念でならない。




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