1週間休んでいる間に、前回書いたコラムがぴったりの出来事が起こった。コメントでマウアー・ファンさんが指摘したように、元共同通信在籍でマリナーズ担当9年目のフリーライター小西慶三記者がア・リーグMVPの1位にタイガースのミゲール・カブレラ一塁手と記入。ツインズ地区優勝の立役者で2年連続首位打者のジョー・マウアー捕手が、ナ・リーグのアルバート・プホルス一塁手のような投票者全員1位の“満票受賞”を逃した。ニューヨーク・タイムズ紙のタイラー・ケプナー記者は、1位票にした理由が知りたくて、小西記者にEメールを送ったが返事が返ってこなかったという。ここはマウアー・ファンさんの言うとおり、日米メディア向けにカブレラ1位選出の理由を発信するべきである。
続きを読む "マウアーMVPで思い出したプライアー(第506回)" »
今週は日米のプロ野球で各種表彰の投票結果が発表(米国のMVPは来週)された。私は野球殿堂の投票権は持っているが、日本プロ野球の現場取材は1979年にスピードガンを片手に取材した1シーズンだけのため、ベストナインやMVPなどの投票権は持っていない。それでも、毎年のように私なりの選出をして、発表との違いを楽しみにしている。
続きを読む "記者投票に誇りを持っているか(第505回)" »
14日、長崎で行われた日韓クラブチャンピオンシップで、巨人が韓国のKIAに9-4で逆転勝ち。プロ野球の主な試合は22日(日) U-26NPB選抜 ・大学日本代表 (東京ドーム 14:00)を残すだけとなった。巨人・原辰德監督は、WBCも含めて日本人監督初の“4冠”を達成した。WBCには巨人から、内海哲也、山口鉄也、阿部慎之助、亀井義行、小笠原道大の5選手が出場したが、4冠決定試合すべてに出場したのは小笠原一人だけ。最後の試合でも逆転の口火となるソロアーチをかけた。
続きを読む "小笠原道大は日本プロ野球の至宝(第504回)" »
11日の実行委員会で、日本野球機構(NPB)は東北楽天イーグルス(楽天)に対し、本拠地のクリネックススタジアム宮城(Kスタ宮城)の観客席を約6000席増設し、2万8000席にするよう要望を出した。楽天は2004年オフに新規参入する際に、2006年までに2万8000席に増設するとの約束をしながら履行していない。
続きを読む "楽天ファンを愚弄する井上オーナー代行発言(第503回)" »
ヤンキースの9年ぶりワールドシリーズ優勝に続き、巨人も7年ぶりの日本シリーズ制覇。歴史の長い両チームだが、そろってシリーズを制覇したのは、1951年から3年連続、1961年、2000年に次いで6度目のことだ。日本シリーズを見ていて気づいたのが、巨人・鈴木尚広外野手の100%盗塁だ。奇数試合となった第1、第3、第5戦に代走出場して3度すべて二盗に成功した。
続きを読む "鈴木尚広の代走記録と時代を映すMVP賞品(第502回)" »
ヤンキース・ファン、そして松井ファンにとっては忘れられないワールドシリーズとなった。私も第6戦の5回、6打点目となる右中間二塁打を放った時には、「ワールドシリーズ・タイ記録だ」と大声を出してしまった。それが通じたかどうか、スポーツ報知では堂々の「号外」を発行。号外の原稿で、今回ぐらいパソコンのキーボードをたたくのが楽しかった事はなかった。
シリーズの優勝を決める試合でサヨナラ本塁打を放った選手は1960年のビル・マゼロスキー(パイレーツ)と1993年のジョー・カーター(ブルージェイズ)の2人。しかし、今回の松井のように3打席にわたっての大活躍は1977年のレジー・ジャクソン(ヤンキース)の3打席連続初球アーチ以外思いつかない。アメリカで生まれ育った野球少年なら誰もが夢見るシーンをやってしまったのだから、大リーグの歴史に大きな足跡を印した事は間違いない。
続きを読む "おめでとう松井秀喜(第501回)" »
◆ワールドシリーズ第6戦 ヤンキース7―3フィリーズ(4日・ニューヨーク)
米大リーグの契約は非情と言われる。日本シリーズでMVP
に選ばれた選手が、その年のオフに移籍した例はない。1955年以降から表彰されるようになったワールドシリーズのMVPでは、2人いる。
続きを読む "契約は非情…史上3人目MVPのオフに移籍か" »
10月29日、プロ野球のドラフト会議が行われた。通常の66選手に加え、育成選手枠でも17人も指名された。今年は、プロ野球ファン1000人を会場に招待。6球団が競合した花巻東・菊池雄星投手の交渉権を西武・渡辺久信監督が引き当てた時のどよめきは、いつもと違う雰囲気を醸し出していた。ファンを招待することに賛否両論はあるが、私はショーアップという意味でいい試みだと思う。テレビでの露出が少なくなって来ている近年。米国ではNFL、NBAにならって米大リーグ(MLB)も昨年から、ファンを招待し、テレビ中継されている。時代の流れではないだろうか。
続きを読む "菊池は2013年のWBCのエース目指せ(第500回)" »
打撃が売りのヤンキース、フィリーズの対戦となった今ワールドシリーズ。両チームの先発陣の好投が目立っているが、フィリーズの二遊間コンビのトリックプレーも評判となっている。
第1戦では1点リードの5回、ヤ軍の攻撃で、先頭・松井が中前安打で出塁。続くR・カノのハーフライナーを遊撃J・ロリンズが地面すれすれで捕球した。しかし、ロリンズは二塁ベースを踏んで一塁に送球。松井は「ベースを踏んだのでワンバウンドしたと思った。だまされました」と、一塁を離れてベンチに帰りかけたところをタッチされて併殺となった。ピンチを切り抜けたフ軍は続く6回、C・アトリーの2打席連続アーチで中押し点。勝利の分岐点となった。
続きを読む "見逃せないフィリーズ二遊間のトリックプレー" »
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