ブログ報知

スポーツ報知ブログ一覧

王貞治

« 小笠原道大は日本プロ野球の至宝(第504回) | メイン | マウアーMVPで思い出したプライアー(第506回) »

2009年11月21日 (土)

記者投票に誇りを持っているか(第505回)

 今週は日米のプロ野球で各種表彰の投票結果が発表(米国のMVPは来週)された。私は野球殿堂の投票権は持っているが、日本プロ野球の現場取材は1979年にスピードガンを片手に取材した1シーズンだけのため、ベストナインやMVPなどの投票権は持っていない。それでも、毎年のように私なりの選出をして、発表との違いを楽しみにしている。

 全米野球記者協会員による投票は、各本拠地の担当記者2人ずつでナ・リーグは16球団で32人、ア・リーグは28人(4つの表彰は、すべて別の記者が投票する。日本ではセ・リーグ230人、パ・リーグは195人)。人数が少ない分、たとえば2001年ア・リーグ新人王1位に首位打者と盗塁王のダブルタイトルのイチロー(マリナーズ)を選ばずに2位にした記者は、オハイオ州のクロニクル・テレグラム紙のクリス・アッセンハイマー記者。

インディアンスの地元紙だけに17勝5敗のCC・サバシア投手(現ヤンキース)に入れた。AP通信の取材に対し、同記者は「(日本プロ野球で活躍したイチローと違って)新人王という言葉にぴったりの選手は、サバシアだと感じた。イチローに対して他意はない」と、自らの投票に誇りを持って答えたという。今回もア・リーグのサイ・ヤング賞となったザック・グリンキー投手(ロイヤルズ)に1位票を入れなかった3人の記者名が公表された。彼らはいずれも所属する地元紙にその投票理由を掲載。それなりに納得出来る見解を述べている。

ファンが「どうしてこんな選手に投票するのだろうか」と疑問を持たれるようでは、記者失格だと思う。MVP、新人王、サイ・ヤング賞、最優秀監督賞と分けている米国スタイルは、MVP・ベストナイン、新人王が一緒の日本の事情とは相容れない。しかし、各社・担当球団当たり1人という制限を作って投票数を少しでも減らして重みを与えるのも手ではないだろうか。

 【追伸】16日に高校時代から40年の付き合いの同級生が急死した。シャイな奴で自らの苦しみを我々の仲間にもさらけ出さなかった。まだ56歳。人生80年の現代、まだまだ長い時を分かち合いたかった。通夜、告別式にも参加したが、改めて言う。「馬鹿野郎、さっさと逝ってしまいやがって」。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://www.typepad.jp/t/trackback/235990/22368021

このページへのトラックバック一覧 記者投票に誇りを持っているか(第505回):

コメント

蛭間さん。コニシ記者がやってくれましたね。
Keizo Konishi of The Kyodo News, representing the Seattle chapter of the Baseball Writers’ Association of America, gave a first-place vote to Cabrera(NYタイムズより)。
同じMVP投票ををしたシアトル・タイムズのラリー・ストーン記者も、コニシ記者の投票にびっくりしていました。説明責任があります。米国だけでなく、日本のメジャー・ファンにも答えるべきです。そうしないと、日本の記者はみな、イチローのライバルは嫌いなのかと思われてしまいます。蛭間さんの言うとおり、誇りを持って投票したのでしょうか。

コメントを投稿

コメントは記事の投稿者が承認するまで表示されません。

長嶋茂雄

サイト内検索

蛭間 豊章

ヒルマニアロゴ

最近のトラックバック

見出し、記事、写真の無断転載を禁じます。Copyright © The Hochi Shimbun.