ドーソン、アロマー&落合、東尾が殿堂入りするか(第513回)
新年、明けましておめでとうございます。
昨年の最初のコラムでは、大田泰示(巨人)、中田翔(日本ハム)、田沢純一(レッドソックス)に注目、と書いた。結果は大田がイースタン・リーグで101試合に出場し打率2割3分8厘、17本塁打、56打点。中田は同リーグ最多記録となる30本塁打、95打点をマークし打率も2位の3割2分6厘。ただ、ともに一軍の舞台を踏んだものの、1号アーチは2010年に持ち越しとなった。
一方の田沢はマイナー(2A&3A)で計20試合に先発し9勝7敗、防御率2.55が評価され、アマチュアから渡米した選手では3人目の昇格。8月11日タイガース戦で初先発初勝利を飾った。6試合で2勝3敗、防御率7.46で、9月4日ホワイトソックス戦を最後に左股関節を痛めて60日間の故障者リスト入りと尻すぼみだった。私の印象だが、ENEOS時代には150キロを越える速球を主体にぐいぐい押す奔放さが見られなくなり、米大リーグ(MLB)の壁なのか、かわすピッチングが目についた。3人が3人とも2010年への課題残した。彼らの躍進を今年も期待する。
新年早々の野球界の注目は殿堂入りだ。米国時間6日にMLB、12日には日本プロ野球(NPB)でも発表される。この時期には、他のプロスポーツ目白押しの米国では、キャンプ前の球界の一大イベントとして各メディアで取り上げている。全米で発行されているUSAトゥデー紙では、投票権を持つ5人の同紙記者の投票を披露している。5人がすべて名前を挙げたのは通算打率2割7分9厘、438本塁打、1691打点、314盗塁のアンドレ・ドーソン。パワー&スピード、そして好守の三拍子そろった外野手で、昨年は361票を集めたが当選に必要な75%(404票)に43票不足で涙を飲んだ。
続いて4人が入れたのは通算287勝、パイレーツ、ツインズのワールドシリーズ制覇に貢献、絶品のカーブで通算3701奪三振のバート・ブライレブン。昨年は338票。候補としての資格は今年も含め3度しかないだけに入りたい。
もう一人4人が票を投じたのは資格取得1年目のロベルト・アロマー二塁手。通算打率3割、210本塁打、474盗塁で、ゴールドグラブ賞も二塁手最多の10回受賞。数字的には申し分ないが彼のネックはオリオールズ時代の1995年9月27日ブルージェイズ戦でジョン・ハーシュベック球審の三振のコールに激高。ツバを吐いて退場となった上に「あの審判は3年前に子供を病気で亡くして以来人が変わった」とコメント。リーグから5試合の出場停止処分を受けたが、アロマーの行為に怒った審判団がポストシーズンでのストライキも辞さないと発表した。ストライキは決行されなかったが、アロマーのイメージは極端に悪くなった。この年、アロマーは打率3割2分8厘、22本塁打、94打点、132得点、17盗塁の数字を残してオ軍のワイルドカードでの進出に貢献しながら、年間MVP投票ではたった3ポイントしか入らなかった。その後、関係者に謝罪してハーシュベック審判とも和解している。米国記者がどんな評価をするのか注目だ。
NPBでは昨年、1票不足して涙を飲んだ落合博満に、資格最終年となる東尾修両氏の当選が有力視されている。私は他に東尾と並んで最終年の加藤英司に、大野豊、秋山幸二、伊東勤らを書き込んだ。中日監督としてのメディア対応として不満をあるものの、3度三冠王の打撃技術は殿堂入りにふさわしい落合。投球術と盗塁王・福本豊を簡単に走らせなかったけん制が自慢だった東尾。泥くさいパ・リーグ野球を代表した両氏が殿堂入りしたら、どんなコメントを残すのか、こちらも楽しみだ。




大田は3塁に小笠原、遊撃に坂元、1塁にラミレス、吉伸がいるため3年間はレギュラーになれない気がします。
投稿: ヨリ | 2010年1月 3日 (日) 18:12
>>ヨリさん
彼等が不調、怪我などの理由以外で
大田君にポジションを与える事は絶対無いと想います。
それは長野君にも言えることですが。
現在の巨人はセカンド以外はポジションに空きの無いのが現状です。
投稿: ナドレ | 2010年1月 5日 (火) 08:32
ファンの立場で見ていると、殿堂入りの件、現役時代の評価なのか、引退後の監督としてのマネジメントやその他の球界貢献としての評価なのか、よくわからないところがあります。はっきりしているのは、ファン重視の姿勢でいてくれているか、球界や地域に還元できているかが、記者さんたちの判断基準ではないかなと推察されます。ある程度グランド内などでパフォーマンスが認められていた現役時代とは違いますから、記者さんたちも引退した選手は完成した社会人として、一人の成熟した大人としてみている。そのことを選手諸兄には忘れてほしくないですね。年頭の御用はじめの挨拶にこなかったり、ファン感謝デーを休んだりする人はプロの監督といえるのか、何か事情があるにせよ、ちょっと疑問ではあります。
ところで、3年目の中田選手には梨田監督は厳しいですね。あくまで監督の求めるものはプロ選手としての技量。やるべきことをやってきたかどうかはキャンプイン初日でわかると断言されています。さすがに二つ目のチームを優勝させた監督さん。
巨人の大田選手、1年目はプロの水に慣れるだけでしたが、2年目はやってくれるでしょう。レギュラーだってどうなるかはわからないのがプロの世界です。
投稿: Kファクトリー | 2010年1月 6日 (水) 14:07
落合が未だに殿堂入りしていないことは異常事態ではなかろうか?
マスコミと仲の悪かったテッドウイリアムズはMVPにはなかなか選ばれなかったが、権利獲得初年度に殿堂入りしている。
そもそもプレイヤー部門での候補である落合が、アロマーのような事件も、マグワイアのようにステロイドの疑惑もないのに、好き嫌いで選出されないなら、殿堂とは何ぞや?である。
ファンには申し訳ないが、成績的に原、中畑が殿堂候補にふさわしい選手かどうかを先ずは論じるべきだと思う。
投稿: 新春 | 2010年1月 8日 (金) 14:18