5月下旬からイチロー関連のヒルマニアを続けて書いた。
私のネガティブな予想を見事覆した51番に敬意を表して、この1か月分のヒルマニアを一挙掲載する。
イチローの6年ぶりオールスター出場待望論が米メディアで盛り上がっている。メジャーのオールスター戦はネット投票のみだが、4月時点でレギュラーに入っていないイチローはノミネート枠から外れている。
プロ野球隆盛の最大の功労者・長嶋茂雄が2年続けて殿堂入り出来ずに、内外からの批判が起こったことで、投票委員の選出数が「5名以内」から「10名以内」と大幅に拡大。また、「再投票は75%以上得票者で最多得票者」から「75%以上得票なら全員殿堂入り」と緩やかにした。その効果は抜群だった。競技者投票だけで最多の4人が当選、有効投票223で、当選に168票が必要だったが、(1)長嶋茂雄201票、(2)別当薫200票、(3)西本幸雄194票、(4)金田正一188票だった。以下10位まで記すと(5)野村克也145票、(6)青田昇144票、(7)野口二郎135票、(8)島秀之助127票、(9)真田重蔵77票、(10)藤井勇75票。博物館関係者からは「選ぶ数を倍にしたので最低2人は入るだろう」と予測していたが、開票すると4人が選出され、博物館理事長でもある竹内壽平コミッショナーは「選ばれる人が順当に選ばれた。表彰制度がある以上、やはり毎年選んだ方がいい」と話した。ちなみに長嶋、金田は昭和生まれでは初めての殿堂入りとなった。この年から野球体育博物館(当時の名称)も完成した東京ドーム内に移転、それまでの歴史的重みはあったものの、やや暗いイメージから脱皮。ドームとの相乗効果で大幅に入場者を増やすことになる。
今年こそ、長嶋茂雄殿堂入りかとの前評判だったが開けてビックリ、またも殿堂入りがなかった。競技者表彰投票の開票は1月22日に行われた。有効投票数227票(棄権者11人)、170票が必要票数だったが、(1)別当薫162票、(2)長嶋茂雄144票、(3)村山実138票、(4)金田正一134票、(5)西本幸雄122票、(6)青田昇112票、(7)島秀之助85票、(8)野口二郎77票、(9)野村克也46票、(10)張本勲10票、(11)長谷川良平1票。野球体育博物館側は「昨年も当選者がなかった。2年続けてゼロだけは避けたい」として、1966年度から廃止されていた再投票を急きょ復活させた。前回採用時同様に上位5人に対し、3人連記の投票で75%以上の得票者でなおかつ最多得票者のみ殿堂入りさせることになった。
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