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2017年3月 4日 (土)

「投げずに敬遠」導入、NPBは断る勇気を

 米大リーグ機構と大リーグ選手会が2日、今季から敬遠四球について、守備側の監督が球審に意思表示するだけで、投手が1球も投げずに打者が一塁へ歩くという規則改正を発表。試合時間のうち、30%が動きが止まっているという観点から、無駄なものを省こうとするマンフレッド・コミッショナーの意向だという。

 昨季メジャーの敬遠数は932。46イニングに1個の割合となる。中には最初から敬遠を意図したものではなく、カウントを悪くしたり、バッテリーエラーで走者が進塁した後に、捕手が立ち上がって、実際“省略"にならないケースも少なくない。今回の改正が、大幅な時短につながるとは思えない。カブスの上原は「敬遠でもドラマが生まれることがある」。自身の敬遠は昨季までのメジャー8年間で計6個だが、マーリンズのイチローも「野球の魅力が失われてしまう」と反対する。

 日本プロ野球でも古くは阪神・小林による敬遠球のサヨナラ暴投があった。巨人・クロマティ、阪神・新庄は敬遠球をサヨナラ安打し、日本ハム時代の柏原は本塁打をたたき込んでいる。また、1972年のワールドシリーズではアスレチックスの投手がレッズの強打者・ベンチに対して、捕手が立ち上がって構えて敬遠すると見せかけて、外角ぎりぎりに投球。見逃し三振に仕留め、シリーズの流れを変えたことがある。

 試合全体の流れが監督のコール一つで止まってしまうのは、おかしい。MLBから1年遅れでルールを取り入れているNPBには、ぜひ導入を断る勇気を持ってほしい。

コメント

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32年間ずっと高校野球の審判をやっていますが、高校野球では絶対に適用して欲しくないです。

1950年代に試合時間を短縮するため規定を改正して敬遠を減らそうとする動きがあった、と鈴木美嶺氏の著書に記してありました。

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蛭間 豊章

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