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2017年4月22日 (土)

逆輸入テムズが元阪神・フィルダーとダブる

 ◆ブルワーズ7―5カージナルス(20日・ミルウォーキー)

 開幕から3週間たったメジャー。今年最もファンを驚かせているのが、韓国球界から復帰し、打率4割1分5厘、8本塁打はともにナ・リーグトップを走るブルワーズと3年契約を結んだエリック・テムズ外野手(30)だ。

 ロードゲームで5戦連発を含む6本塁打をたたき出したテムズ。久しぶりの本拠地に戻ったこの日のカージナルス戦でも爆発した。5回にバックスクリーン左に8号逆転2ランを放って「いい状態が続いている。まるで自動操縦のように、勝手にバットが出るんだ」と絶好調ぶりをそう例えていた。カウンセル監督は「彼は私のチームの核になっているし、すごい戦力になっている」と絶賛を惜しまない。

 16日からの3連戦で間近に見ていた昨季世界一のカブス・マドン監督は「彼は別の国(韓国)でプレーして才能を磨いた。彼の存在はまるで(通算762本塁打の)ボンズのようだ」と驚き、目を見張ったという。

 身長183センチで体重95キロとがっしりとした体形の右投げ左打ちの一塁手は07年ブルージェイズの7巡目指名でプロ入り。11年に昇格して12本塁打、12年マリナーズに途中移籍し計9本塁打するも翌年はマイナーで過ごし、韓国球界入りを決意。NCダイノスに入団すると素質が一気に開花した。15年に韓国史上初の40本塁打40盗塁をマークするなど3年間で124本塁打、64盗塁の数字を残した。

 日本球界も獲得に乗り出したが、本塁打王C・カーター一塁手(現ヤンキース)と再契約を結ばなかったブルワーズが3年1600万ドル(約17億6000万円)で獲得。“神”とファンからあがめられた韓国時代を振り返ってテムズは「毎週、月曜日が休みの日程だった。それを利用して基本に忠実な練習に取り組んで好結果につながった」と話す。

 89年、阪神で38本塁打して打撃のアプローチをつかんでメジャーに復帰し、いきなり本塁打と打点の2冠王を獲得したセシル・フィルダーを思い出す経歴。フィルダーのようなサクセス・ストーリーになるのか注目していきたい。

2017年4月22日スポーツ報知掲載

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蛭間 豊章

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