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2017年7月19日 (水)

メジャーの球宴オールスターズはこれだ(第848回)

Photo_3 報知新聞の6版読者に「ヒルマニア」で、投手と野手の2回に分けて日本プロ野球(NPB)の球宴オールスターズをお送りしたので、今度はメジャー(MLB)版もやってみた。世紀の本塁打王ベーブ・ルース(ヤンキース)と左腕投手カール・ハッベル(ジャイアンツ)の対決が見たいという少年の言葉をきっかけに1933年に始まったMLBのオールスター戦。今年で88回目を迎え43勝43敗2分けと偶然にもまったく同数となった。回数が合わないって。それは太平洋戦争中で移動規制があった1945年が中止となった一方で、1959年から4年間は2試合ずつ行われた事があるためだ。

  【投手】投手選定の規準は、NPBより試合数が少ないため、8試合以上か投球回10以上にして5人を選んだ。まず、10イニング以上投げて無失点だったメル・ハーダーだ。インディアンス一筋で通算223勝した右腕で、初出場の1934年には何と5イニング1安打に封じるなどナ・リーグ打線に対し計4度登板し13イニングを9安打しか許さなかった。2試合行われた1959年に両方で先発するなど通算最多投球回となる19回1/3イニングを投げ防御率1・40のドン・ドライスデール(ドジャース)、1935年に先発し未だに破られない1試合6イニングを投げるなど最多の3勝、防御率も2・50のレフティ・ゴメス(ヤンキース)、18イニング投げ8人の走者しか出さなかった防御率1・00のジム・バニング(タイガース&フィリーズ)。そして通算最多の4セーブをマーク1失点も自責は0で防御率0・00のマリアノ・リベラ(ヤンキース)も抑えには欠かせない。球宴記録の5連続奪三振をマークした前記したハッベル、フェルナンド・バレンズエラは投球回10未満で惜しくも外れた。

 野手は10試合か20打数以上にしてみた。

 【捕手】レッズ黄金時代を支えたジョニー・ベンチが打率3割5分7厘、3本塁打、6打点。マスクをかぶった11試合は10勝1敗だったのも彼を推す要員だ。1981年エクスポズと84年メッツで出場してMVPに輝いたゲーリー・カーター(打率3割、3本塁打、5打点)は惜しくも次点だ。

Photo_5 【一塁】野球殿堂入りのスラッガーで好成績を残した選手は少ないこともあるが、ドジャース、パドレスから出場したスティーブ・ガービーを選ぶ。本塁打は2本だけだが、三塁打も2本打って打率は3割9分3厘。1974年は開幕直前はレギュラーではなくファン投票名簿に入らなかったが、活躍が認められ、ファン自ら名前を記入するライトインで選出されると2安打1打点でMVP。4年後再びMVPになった。

 【二塁】20打数10安打の最高打率5割のチャーリー・ゲリンジャー(タイガース)と小兵ながら3割6分8厘。歴代3位の14安打していたネリー・フォックス(ホワイトソックス)の争いだが、四球も9つ選び出塁率が最高の6割5分5厘のゲリンジャーか。

 【三塁】通算18試合に出場したブルックス・ロビンソン(オリオールズ)は2割8分9厘、1本塁打。同じ時期にナ・リーグの三塁を守ったケン・ボイヤー(カージナルス)は打率3割4分8厘、2本塁打だけにボイヤーを推したい。

 【遊撃】2度のMVPに輝いたカル・リプケン(オリオールズ)は2本塁打8打点も2割6分5厘。その点、デレク・ジーター(ヤンキース)は27打数13安打で4割8分1厘の脅威の打率を残した。レギュラーシーズン3割1分、ポストシーズンも3割8厘を残した記憶にも記録にも残る選手だった。

 【外野&DH】多くのスター選手が名を連ねるポジション。MVPの名称になっているテッド・ウイリアムス(レッドソックス)は1941年に逆転サヨナラ3ラン、46年に2本塁打含む4安打5打点。通算打率は3割4厘も12打点は歴代最多。守備に不安があるだけにDHに回す。

 外野の3人のうち2人は通算最多部門で24試合、20得点、40塁打、8長打、6盗塁などの記録保持者ウイリー・メイズ(ジャイアンツ=打率3割7厘、3本塁打)。6本塁打、8長打、40塁打の最多記録に打点も2位の10打点のスタン・ミュージアル(カージナルス)が長いスパンもあってオールスターの顔だ。

 3人目が難しかった。打率4割4分、1本塁打、7打点のケン・グリフィーJr.(マリナーズ&レッズ)か、打率は3割ながら4本塁打、10打点とともに歴代2位の記録を持つフレッド・リン(レッドソックス&エンゼルス)の争い。ここは1983年に史上初の満塁本塁打を放ったリンに軍配を挙げたい。ちなみに2007年に史上初のランニング本塁打を放ったイチロー(マリナーズ)は3割8厘も、8安打4打点では選に漏れるのは仕方ないところ。ちなみに今季は負傷で出場を辞退したマイク・トラウト(エンゼルス)は2014、15年と史上唯一の2年連続MVP。過去5試合すべてに安打を放ち13打数6安打(1本塁打3打点)。今後の活躍次第で外野のポジションを掴んで欲しいものである。

 最後に打順は
〈1〉中 メイズ
〈2〉遊 ジーター
〈3〉左 ミュージアル
〈4〉指 ウイリアムス
〈5〉捕 ベンチ
〈6〉右 リン
〈7〉三 ボイヤー
〈8〉一 ガービー
〈9〉二 ゲリンジャー
 
 NPBオールスターズと対戦してみたいですね。

 【写真】1070年にサンフランシスコ・ジャイアンツの一員として2度目の来日となったウイリー・メイズ。当時38歳のベテランながら走塁面でも若手に負けない溌剌ぶりを見せていた。(2枚目の写真、隣は読売ジャイアンツの王貞治)

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蛭間 豊章

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