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2017年12月14日 (木)

大谷加入がMLBの中4日先発5人態勢変える可能性

Ohtani 先発ローテーションは1960年代まで日本が中2日ないし中3日でエース級を酷使したのに対し、メジャーでは中3日が確立されていた。

 70年代になると、メジャーでは5人ローテの中4日登板が定着。2003年のマリナーズなど先発5人でシーズンを乗り切った例がある。日本は1軍28人のうち先発予定のない3人をベンチから外す「あがり」と呼ばれる制度によって1980年代後半から中5、6日のゆったりローテに変化していった。

 故障への考えが浸透してきた現在は、日米とも先発投手は6イニング、または100球をメドにした投手起用が多くなり、その分リリーフを多くベンチ入りさせる。91年ワールドシリーズを戦ったツインズは投手9人、ブレーブスは10人だったが、今年はアストロズ、ドジャースともに投手12人だったことを見ても明白だ。

 ダルビッシュはメジャー3年目の14年7月、先発投手に故障者が多い要因として登板間隔を挙げたことがあった。「もう1枠、先発用の枠を設けた方がいい。最低でも中5日あったら楽に回れる」と話した。それでも、今年のドジャースやヤンキースのように一時的に6人の先発で回すことはあっても、シーズンを通して行ったチームはない。

 もし、エンゼルスが6人ローテになったらどうなるか。ベンチ入り25人のうち、救援陣は7人で投手13人、野手は12人だ。レギュラー9人を除き、控えは捕手、内野、外野1人ずつとなるが、大谷を「投打かけ持ちの控え野手」と考えればいい。

 1920年代から30年代にかけて通算157勝したレッド・ルーカスという投手は、一方で309試合の代打出場を果たし、野手顔負けの存在となった例がある。大谷の投打の活躍で「6人ローテ」と「二刀流」が定着すれば、メジャーの歴史を変える可能性がある。(ベースボールアナリスト)

=2017年12月14日スポーツ報知掲載=

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蛭間 豊章

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