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2018年1月16日 (火)

今年も私の殿堂投票を公表します(第853回)

 15日に野球殿堂博物館から今年の野球殿堂入り関係者が発表された。ニュースでご存じの通り、プレーヤー部門では初めて候補となった松井秀喜と阪神・金本知憲監督の2人、エキスパート部門では原辰徳がようやく殿堂入りを決めた。例年通り、両方の投票権を持っている私が書き込んだのは写真の通り。昨年はプレーヤーが7人連記で5人、エキスパートが5人連記で4人を書き込んだが、今年は7人、5人とフルに書き込んだ。

Dendo

 今年は大物がそろってプレーヤーが3人、エキスパートも2人選ばれると思ったが、プレーヤー部門で昨年次点だった立浪が、松井、金本の勢いに割を食った感じで昨年の得票率65.2%から今年も65.8%とほぼ変わらず。エキスパート部門では55.4%から78.7%と大幅にアップして殿堂入りを決めた原に対し、昨年は原にわずか3票差だった権藤が伸び悩んだのが目に付いた。この両者は来年以降に期待したい。

 殿堂入りした3人は入るべくして入った。松井に関しては投票した記者が増えた事もあって得票数は史上最多。得票率は歴代9位、1年目当選者に限るとスタルヒン(97.3%)、王貞治(93.2%)に次ぐ91.3%と圧倒的だったのは、国民栄誉賞受賞者だけに当然かもしれない。原は10年前のプレーヤー投票ではわずか25票だったが、WBCの優勝監督や通算2度目、3度目の日本一で票を伸ばしてきたが、プレーヤー候補最終年の2015年には243票と6票不足で涙を飲んでいた。

 松井、原はともに巨人にドラフト1位で入団して、プロ入り初年度からスター街道を歩み続けてきたのに対し、金本は苦難の道からの栄光と言える。一浪して東北福祉大に入学。プロ入り後もレギュラーとして規定打席に入ったのが4年目の27歳だった。26歳まで高卒の松井は246本、大卒の原も114本の本塁打を重ねていたが金本は21本しか打っていなかったのだ。連続試合出場記録継続のために現役晩年はひんしゅくを買った事もあったが、41歳でプレーした09年までは内容も伴った1492試合連続フルイニング出場だった。

 特別表彰は昨年次点の7票を獲得した元高野連会長の脇村春夫が9票獲得も当選に必要な11票に及ばず落選。代わりに4票だった瀧正男が殿堂入りした。中京大中京の前身.中京商で1937年夏の甲子園は控え捕手だったが、翌年のセンバツで野球殿堂入りしている野口二郎とバッテリーを組み4試合オール完封させる好リードを見せ夏春連覇。戦後は母校を指揮し夏、春と2度甲子園優勝させた後、また中京大監督として28回優勝。70年には全日本大学選手権で愛知勢初の優勝にも導いた名伯楽でもあった。なお、その他の候補者の得票はプロ野球審判.岡田功5票、早大の選手、監督だった石井連蔵、プロ野球審判の谷村友一、慶大監督の前田祐吉、そして漫画家として初めて候補になった水島新司の4人が各3票。0票は東大監督、コミッショナー参与、規則委員も歴任した神田順治、プロ野球審判の富沢宏哉、プロ野球選手会事務局長・松原徹だった。(ベースボール・アナリスト=敬称略)

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蛭間 豊章

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