イチ安打消された…8日ロイヤルズ戦の安打が失策に訂正
10年連続200安打を狙う安打製造機にショッキングなニュースが入った。米大リーグ記録再審委員会は18日、イチローが8日のロイヤルズ戦の8回に放った遊撃内野安打を、遊撃手の失策に訂正した。ゴロをキャッチした遊撃手の送球は、一塁手の頭上をはるかに越え、ボールはスタンドインした。当初は「内野安打+悪送球」と公式記録員が発表したが、ロ軍から抗議があって検討し、判定が覆った。
10年連続200安打を狙う安打製造機にショッキングなニュースが入った。米大リーグ記録再審委員会は18日、イチローが8日のロイヤルズ戦の8回に放った遊撃内野安打を、遊撃手の失策に訂正した。ゴロをキャッチした遊撃手の送球は、一塁手の頭上をはるかに越え、ボールはスタンドインした。当初は「内野安打+悪送球」と公式記録員が発表したが、ロ軍から抗議があって検討し、判定が覆った。
◆ツインズ4―0マリナーズ(1日・ミネアポリス) マリナーズが後半戦のスタート、7月15日からの18連戦を終えた。チームは案の定、4勝14敗と 大きく負け越したが、史上初の10年連続200安打を目指すイチローが、この日のツインズ戦も4打数ノーヒット。内容も最初の2打席が二飛、バントヒット を狙ったのが失敗となった捕ゴロ。5回2死一、三塁の先制のチャンスでは投ゴロ。8回は空振り三振と、一度も外野に打球が飛ばない散々な内容だった。
◆ロッキーズ4―2カージナルス(8日・デンバー) ロッキーズのウバルド・ヒメネス投手(26)が、本拠のカージナルス戦でハーラーダービー独走の15勝目(1敗)を挙げた。オールスター戦(13日・アナハイム)前に15勝をマークしたのは、大リーグ10年ぶりの快挙。球宴でのナ・リーグ先発投手が決定的となった。
アストロズの松井稼頭央内野手(34)が、球団から解雇を通告された。20日(日本時間21日)にウエーバーにかけられ、24日までに獲得を希望する球団がない場合は、自由契約選手となる。
ナ・リーグ66年ぶりの3連覇を目指しているフィリーズが、サイン盗みの疑惑に揺れている。
◆オープン戦 マリナーズ6―4エンゼルス(23日・アリゾナ州ピオリア) びっくりした。イチローのビッグプレーをMLB公式ページのビデオ映像で確 認した。AP通信も「スズキの素晴らしいプレーでマリナーズが勝った」と伝えた。オープン戦で守備をヘッドラインに掲げるのは異例だ。本塁打性の打球を フェンス際でもぎ捕ったり、突っ込んでスライディングキャッチするなど、数多いファインプレーの中でも、ベスト3に入るのではないか。
60年代から70年代にかけてドジャースなどで活躍、日本でもプレーしたウィリー・デービス氏が9日、ロサンゼルス郊外の自宅で遺体で見つかった。69歳だった。警察は犯罪に巻き込まれた可能性はないとしている。
エンゼルスに移籍した松井秀喜が、ポストシーズンに最も活躍した選手に贈られる「ベーブ・ルース賞」を逃した。昨季は9年ぶりとなるヤンキースのワールドシリーズ優勝に貢献し、シリーズMVPを受賞。同賞の最有力候補と見られていたはずだが…。
160キロを超える速球に、ホームプレートの端から端まで滑り曲がるハードスライダー。208センチの長身ながら、スリークオーターから投げ込むジョンソンの剛球は、90年代から00年代にかけての米大リーグ最大のショーの一つだった。
◆ワールドシリーズ第6戦 ヤンキース7―3フィリーズ(4日・ニューヨーク)
米大リーグの契約は非情と言われる。日本シリーズでMVP に選ばれた選手が、その年のオフに移籍した例はない。1955年以降から表彰されるようになったワールドシリーズのMVPでは、2人いる。
打撃が売りのヤンキース、フィリーズの対戦となった今ワールドシリーズ。両チームの先発陣の好投が目立っているが、フィリーズの二遊間コンビのトリックプレーも評判となっている。
第1戦では1点リードの5回、ヤ軍の攻撃で、先頭・松井が中前安打で出塁。続くR・カノのハーフライナーを遊撃J・ロリンズが地面すれすれで捕球した。しかし、ロリンズは二塁ベースを踏んで一塁に送球。松井は「ベースを踏んだのでワンバウンドしたと思った。だまされました」と、一塁を離れてベンチに帰りかけたところをタッチされて併殺となった。ピンチを切り抜けたフ軍は続く6回、C・アトリーの2打席連続アーチで中押し点。勝利の分岐点となった。
日本のプロ野球では、ドーム球場全盛で、ポストシーズン(PS)試合の中止は04年の日本シリーズ、西武ドームでの西武・中日第4戦が台風接近で中止に なったのが最後。かつては、雨天中止によって流れが変わる等々…との記事が、スポーツ紙の紙面をにぎわせたが、近年は少なくなってきた。
米大リーグのリーグ優勝決定シリーズが15日からスタートする。地区シリーズで、ワイルドカード2チームが敗退し、各リーグ勝率1、2位のチームが進出。いずれも人口の多いビッグマーケットのチームで、顔ぶれは申し分ない。
◆アスレチックス5―2マリナーズ(6日・オークランド) 偉業が近づくにつれ、米国メディアでは、イチローの米野球殿堂入りについてのコラムが目立って増えた。米国の野球殿堂競技者表彰の受賞資格には、「10年間の米大リーグ登録」がある。日本人選手では、過去に野茂英雄投手しかいない。ほかには、ベテランズ委員会表彰があるが、どちらにしても現役生活10年未満では、草創期やニグロリーグの選手しか殿堂入りはいない。つまり、イチローにはもう1シーズンのプレーが必要だ。
◆ホワイトソックス5─0レイズ(23日・シカゴ) ホワイトソックスのマーク・バーリー投手(30)がレイズ戦で、現行ルールとなった1900年以降、メジャー史上15人目の完全試合を達成した。9回、中堅ワイズが“本塁打”をもぎとる大ファインプレーにも助けられての快挙だった。同投手は07年レンジャーズ戦で1四球だけのノーヒットノーランも達成しており、史上6人目の「完全&ノーヒッター」投手となった。
◆マリナーズ3x―2ダイヤモンドバックス(21日・シアトル) WBCで日本を連覇に導いた投打の主役が明暗を分けた。マリナーズのイチロー外野手(35)は、Dバックス戦で2試合連続3安打。メジャー通算1900安打を突破(1901)し、3連勝に貢献した。大会MVPのRソックス・松坂大輔投手(28)は、右肩の疲労で今季2度目の故障者リスト(DL)入り。1勝5敗、防御率8・23と不調が続き、最短の15日間にこだわらず、再調整する。
◆ヤンキース0-3ナショナルズ(18日・ニューヨーク)ニューヨークでのヤンキース・ナショナルズ戦は雨のため、異例の5時間26分遅れで開始した。
◆レンジャーズ5―4アストロズ(17日・テキサス) アストロズのI・ロドリゲスが、レンジャーズ戦で、捕手通算2227試合出場の大リーグ新記録を樹立した。
ランディー・ジョンソンには2人の師匠がいる。心の師匠は父親バドさんだ。
◆マリナーズ1―5エンゼルス(16日・シアトル) 第2次世界大戦終結の1945年までの戦前最多安打は、38年秋にプロ野球初の3冠王となった巨人・中島治康外野手の713本。しかし、プロ野球創設時からプレーし続けた金星・坪内道則外野手(その後道典に)が47年に抜き、翌年には日本プロ野球初の通算1000安打の金字塔を打ち立てた。
今回のWBCでの最大の変更点は、準決勝までの2つのラウンドで、前回のリーグ戦と違い、「ダブルエリミネーション方式」が導入され たことだ。2敗する前に2勝すれば次に進める。そのシステムが、日本が5試合中3試合、韓国と戦うという珍現象を生んだ。最大で5試合も同じ相手と対戦す る可能性があり、松坂大輔投手は「ラウンドごとに(各組1、2位を)クロスさせたり、甲子園みたいに再抽選にすればいいのに」と異議を唱えた。
◆WBC2次ラウンド ▽2組 ベネズエラ3―1オランダ(14日、ドルフィン・スタジアム) ベネズエラが“掟(おきて)破り”のKロッド8回投入で、オランダ戦を逃げきった。今大会で米大リーグ所属のクローザーはすべて9回からのリリーフ。8回から守護神が登場した例は中国・陳坤が台湾戦で、韓国が2度目の日本戦で林昌勇を起用しただけだ。前回大会では日本の大塚晶則が8回から登板したが、これは決勝戦だった。
今回のWBCはオランダだけでなくオーストラリア、イタリア、中国など前回の1次リーグであっさり敗退したチームの健闘が光っている。国際大会として興味を抱かせる意味で主催者側のもくろみ通りだ。
ジャイアンツの一塁手として通算195試合に出場し、打率2割4分6厘、17本塁打を残しているランス・ニークロ選手が、投手としてブレーブスとマイナー契約を結んだ。メジャーで野手経験のある選手が投手に転向するのは異例。決め手は来季から開幕する「関西独立リーグ」の神戸に入団した日本人初の女子プロ野球選手、吉田えり投手(16)が投げる魔球“ナックルボール”だった。
大型左腕CC・サバシア投手(28)と投手では史上最高額の総額1億6100万ドル(約147億円)の7年契約に合意したばかりのヤンキースが12日、今度はブルージェイズからFAとなっていたA・J・バーネット投手(31)と総額8250万ドル(約75億円)の5年契約をまとめた。
メジャー史上8位の通算355勝したグレッグ・マダックス投手(42)が5日、引退を表明した。代理人が明かした。8日に米ラスベガスで本人が記者会見する。
ア・リーグのゴールドグラブ賞が発表され、マリナーズのイチロー外野手(35)が8年連続受賞。同リーグの外野手部門ではグリフィーが90年から99年までに受賞した10年連続以来の快挙。日本プロ野球の「ゴールデングラブ賞」と合わせると、15年連続して“守備の名手”に選出されたことになる。他の受賞者は、エンゼルスのハンター外野手も同じ8年連続受賞となった。
ドジャースのコレッティGMが、斎藤隆投手(38)との来季の契約に前向きな方針を明らかにした。「来年も契約して欲しい。再契約の準備を進めている」と明言した。マイナー契約で渡米した斎藤は、ド軍の守護神として3年間で81セーブを重ねた。過去2年間の成績から算出したランキングでは、ナ・リーグ救援投手最高の88・678ポイント。安定感は抜群だ。
ブルワーズが、来季の監督として中日でも活躍したケン・モッカ氏(58)の就任を30日、発表した。モッカ氏は03年からアスレチックスで4年間、監督を務めており3年ぶりの復帰。元ヤクルトのチャーリー・マニエル監督(64)がフィリーズを28年ぶりの世界一に導いた翌日にまた一人、日本球界の経験者が復帰した。
◆ワールドシリーズ第5戦 フィリーズ2―2レイズ=6回表終了=(27日・フィラデルフィア) セリグ・コミッショナーにとって6回表、レイズの同点は“天の恵み”だったかもしれない。AP電によれば、試合前に同コミッショナーは悪天候を予想し、審判、両軍のGM、監督らと会合を開き、「(雨で)コールドゲームにはさせない。そのようなワールドシリーズの幕切れはふさわしくない」と、話したという。
過去10年間で4連勝が5度と、あっさりした展開が多かった近年のワールドシリーズ(WS)。今季は1勝1敗スタートで、5年ぶりに6戦以降へともつれ込みそうな雰囲気だ。
◆ナ・リーグ優勝決定シリーズ=7回戦制= ドジャース7―2フィリーズ(12日・ロサンゼルス) 黒田の投球で一触即発となった3回、左翼から飛び込んで行ったのはド軍の主砲ラミレスだった。Rソックス時代の5年前、ヤンキースとの同じ優勝決定シリーズ第3戦では派手な乱闘劇のきっかけを作りながら、地元ボストンのメディアとの確執から“ノーコメント”を貫いた。が、ドジャースに移籍した今回は違う。
◆ナ・リーグ プレーオフ地区シリーズ第3戦 ドジャース3―1カブス(4日・ロサンゼルス) カブスが昨年に続き3連敗、プレーオフ通算9連敗で姿を消した。「1908年以来の世界一」をモットーに臨んだ大舞台だったが、終盤の不振払拭(ふっしょく)を期待して起用した福留が10打数1安打。昨年に続く3戦6得点に「得点がこれだけなら、あと100年かかっても勝てない」とピネラ監督が吐き捨てた。
ヤンキースで4度の世界一。総額14億円でド軍と3年契約を結んだトーレ監督の手腕は、さすがだった。
ヤンキー・スタジアムは1923年4月18日にオープンした。こけら落としのRソックス戦は、ルースが第1号アーチを放って快勝。7万4217人の大観衆が集まり、入りきれなかったファンが場外に2万5000人もいたという。1920年代にルースが本塁打を量産して人気を集め、別名「ルースが建てた家」と言われた。この日、92歳の長女が始球式を行ったのも当然だった。
渡米後、マ軍1285試合のうち欠場したのは16試合。強じんな体を維持し続けた努力と、安打へのこだわりをたたえたい。
◆アストロズ0―5カブス(14日・ミルウォーキー) カブスのカルロス・ザンブラーノ投手(27)がアストロズ戦でメジャー今季2人目のノーヒットノーランを達成。9回代打出場で、右翼の守備に就いていた福留孝介外野手(31)は、中日時代に2度ノーヒッターに参加。日米両方で快挙に遭遇した初の日本人選手となった。チームは2年連続地区優勝までのマジックを7とした。
米大リーグの公式ページは、パドレスが井口資仁外野手(33)に戦力外通告をした、と伝えた。米国時間9月1日に正式発表される模様。井口は6月に右肩を痛め、約2か月欠場。この影響で、復帰後の成績が低迷したことが理由のようだ。ウエーバーによる他球団への移籍は難しい状況で、オフに入ってから来季以降のプレー先を探すことになりそうだ。
◆レンジャーズ11x―10マリナーズ(29日・アーリントン) イチローは安打製造機の前に“鉄人”である。
野茂が太平洋を越えて残した通算の完投、完封、投球回、奪三振など、ほとんどが日本人メジャーNO1。1試合のパフォーマンスでは、90年代後半からのメジャー全体を彩った。2度のノーヒッター(96、01年)、走者1人だけの準完全試合(01年)、1試合17奪三振(96年)、2試合連続完封、月間6勝(ともに95年)。それは、日本人という枠を通り越して、大リーグ関係者も目を見張る記録の数々だ。
日本では試合前の“余興”としてのムードが強い本塁打競争だが、商魂たくましい米大リーグでは、オールスター戦を盛り上げる本番前日のイベントとなっている。
日本と同様、最初はリーグ対抗戦として85年にスタート。90年代にはパワーヒッターが続々生まれて、個人の本数争いに変わった。マグワイア、ソーサの本塁打争いが全米を熱狂させた98年からはケーブルテレビのESPNが東部時間午後8時のゴールデンタイムで生中継をスタートさせた。
◆レイズ5―4レッドソックス(30日・セントピーターズバーグ) 今季の日程を折り返しても、レイズの勢いが止まらない。2位のRソックスをホームに迎えた首位攻防戦で先勝。地元ファンにとって今季、勝利の必須アイテムとなった「カウベル(牛追いのベル)」が、トロピカーナ・フィールドに鳴り響いた。
◆メッツ2―5マリナーズ(23日・ニューヨーク) マリナーズの若手エース、フェリックス・ヘルナンデス投手(22)が、メッツ戦で、ア・リーグの投手では37年ぶりとなる満塁本塁打を放った。マ軍史上初となる投手の一発に気をよくして、投げても4回まで無失点の力投だったが、あとアウト1つで勝ち投手の権利を手にできる5回2死に左足首をひねり、まさかの負傷降板。「満塁本塁打を打って勝利投手になれない」という珍記録を作った。
◆レッドソックス3―9カージナルス(21日・ボストン) 今季は日本人選手のDL入りが目立つ。Rソックスの松坂に始まって、パドレスの井口、そして1年目のドジャース・黒田も先週末に右肩炎症で15日間のDL入りとなった。
◆マーリンズ4―9レッズ(9日・マイアミ) レッズのケン・グリフィー外野手(38)がマーリンズ戦で史上6人目の通算600本塁打を達成した。
◆レンジャーズ4―12レイズ(6日・アーリントン) 5日のRソックスとの乱闘劇。二塁から駆けつけた岩村は、投手とやりあった当事者のクリスプを数回殴ったようにテレビでは見えた。乱闘への罰則が厳しい米大リーグから言い渡された処分は、出場停止3試合だった。
◆オリオールズ6-3レッドソックス(2日・ボルティモア)2年目の岡島がおかしい。昨年、レッドソックスの陰のMVPとまでいわれた岡島秀樹投手(32)がオリオールズ戦、1点リードの8回に2番手で登板。4安打4失点で初黒星を喫した。リードを守れなかったのは5度目で、リーグワーストだ。主砲・オーティズの長期離脱も濃厚で、連覇を狙うレ軍に暗雲がたれ込めてきた。
◆レッズ6―2ブレーブス(1日・シンシナティ) 驚異の安打製造機がデビューした。5月27日に2番打者で初出場したレッズのジェイ・ブルース外野手が6試合で22打数13安打、打率5割9分1厘。同31日のブレーブス戦でメジャー1号をサヨナラアーチで飾り、この日の3回にも本塁打を放って、ブレーブス戦3連勝の立役者となった。
◆ヤンキース6―5マリナーズ(25日・ニューヨーク) 今季限りで幕を閉じるヤンキー・スタジアム。イチローの思いがこもった3号ソロだった。3回、カウント0―2から王建民の高めの直球を振り抜くと、打球は右翼席中段へ。「角度をつけやすい高さに来た。(公式戦最後だから)ちょっとゆっくり回ろうかと思った」歴史あるグラウンドでの一発を振り返った。
◆ヤンキース13―2マリナーズ(23日・ニューヨーク) マリナーズのイチロー外野手(34)が、敵地でのヤンキース戦で4打数無安打。2回、2打席連続での見逃し三振の判定に激怒、ディミュロ球審に猛抗議し、同じくクレームをつけたマクラーレン監督が退場となった。試合後、イチローは「審判が退場すべきですね」とメジャーではタブーの審判批判発言。今後、波紋を呼びそうだ。試合は4番に復帰した松井秀喜外野手(33)が3安打2打点をマークするなどヤ軍が圧勝した。
◆レッドソックス7―0ロイヤルズ(19日・ボストン) レッドソックスのジョン・レスター投手(24)がロイヤルズ戦で、今季米大リーグ初のノーヒットノーランを達成した。2回と9回に四球の走者を出したが速球、変化球も切れ、130球で自己初の完投試合を快記録で飾った。デビューした2006年8月に血液のがん、悪性リンパ腫(しゅ)が発覚。闘病生活の末、カムバックを果たした左腕。レ軍では昨年9月のバックホルツに次いで16人目の快挙となった。
◆ドジャース3―8アストロズ(11日・ロサンゼルス) ドジャース・黒田博樹投手(33)の2勝目が遠い。アストロズ戦に先発し、7回2死までノーヒットに抑えるなど6回2/3を1安打1失点の快投を演じた。しかし、守護神・斎藤隆投手(38)が風邪で登板不能の影響で、2イニングセーブを目指したブロクストン投入が裏目となって逆転負け。これで100球未満の交代で3度白星をフイに。トーレ監督の投手リレーにも疑問が残りそうだ。
◆ツインズ2―5レッドソックス(10日、ミネアポリス) レッドソックスの松坂大輔投手(27)が、ツインズ戦で開幕から無傷の6連勝を飾り、ア・リーグのハーラートップタイに浮上した。2回と5回に1点ずつ失いリードを許したが、7回を6安打2失点で粘り、打線の逆転劇を引き出した。日本人投手の開幕6連勝は02年のドジャース・石井一久投手(西武)と並ぶ最多記録。メジャー2年目は大崩れしないピッチングでチームの信頼を得ている。
◆レイズ2―0エンゼルス(9日・セントピーターズバーグ) ア・リーグ東地区の台風の目、レイズがロンゴリア内野手の4号2ランで西地区首位のエンゼルスにサヨナラ勝ちし、貯金を5月2日以来1週間ぶりに3に戻した。
◆カージナルス3―9カブス(3日・セントルイス) カブスの福留孝介外野手(31)が、カージナルス戦で初めて4番に座り、5打数3安打2打点でチームの連敗を2で止めた。ヤンキースの松井秀喜外野手(33)もマリナーズ戦で4番に復帰し、適時打含む2安打1打点で連続試合安打を13に伸ばした。この日はほかにスタメン出場した野手5人も2安打を放ち、史上初めて1日7人がマルチ安打、合計15本も最多という日本人野手デーとなった。
◆レイズ3―0レッドソックス(27日・セントピーターズバーグ) 岩村明憲内野手(29)が所属するレイズがレッドソックスに3―0で快勝し、6連勝。ホワイトソックスに敗れたオリオールズと並び、ア・リーグ東地区首位に立った。1998年の創設以来1シーズンも勝率5割がなく、年俸総額が大リーグ30球団中、29位(約46億円)の“万年Bクラス”の快進撃が話題を呼んでいる。年俸総額首位のヤンキースはインディアンスに辛勝し、連敗は3でストップ。松井秀喜外野手(33)は2試合連続で欠場した。
◆ロッキーズ6―7カブス=延長10回=(23日・デンバー) カブスが敵地でのロッキーズ戦に7―6で勝ち、1876年の球団創立以来、通算1万勝をマークした。ジャイアンツ(1万193勝)に次いで史上2球団目の大台到達。「5番・右翼」で先発した福留孝介外野手(30)は2回に8打席連続出塁となる右翼線三塁打を放ち、先制のホームイン。記念の勝利に貢献した。
野茂が20日、ロイヤルズから戦力外通告を受けた。今季は右ひじの手術から復活し3年ぶりのメジャー昇格を果たしたが、慣れない中継ぎで3試合に登板し、3本塁打含む10安打9失点で防御率は屈辱的な18・69。ロ軍のテイラー副GMは「難しい決断だったが、チームを前進させるために必要」と話し、39歳のベテランよりも若手投手の成長にかけるチームの戦略的事情を繰り返した。
◆アストロズ5―11ロッキーズ(18日・ヒューストン) アストロズの松井稼内野手がDLから外れて、本拠地ミニッツメイド・パークにア軍の一員として初お目見えした。昨年、日本人野手は7人。福留孝介外野手がカブス入りした今季、この日、史上初めて8人の野手がそろって出場したことになる。
今年も米大リーグ(MLB)各球場で、初の黒人(アフリカン・アメリカン)大リーガー、ジャッキー・ロビンソンのデビュー(1947年4月15日)を記念するセレモニーが行われ、各チームとも監督、選手ら330人がロビンソンの背番号42を付けてプレーした(そのユニホームはオークションを経て奨学金に充てられる)。
◆メッツ7-9ブルワーズ(13日、ニューヨーク) 05年、巨人に在籍していたことで日本のファンにもなじみのあるブルワーズのキャプラー外野手が、優勝候補の呼び声高いメッツとの3連戦勝ち越しの立役者となった。13日は初回、昨年15勝した左腕ペレスから2戦連発となる先制の4号2ラン。その後も二塁打2本で3安打3打点をマークした。
◆パイレーツ4―6カブス=延長15回=(9日・ピッツバーグ) カブスの福留孝介外野手(30)がパイレーツ戦に「5番・右翼」で出場。延長15回のロングゲームとなり、7打数2安打で2試合連続マルチ安打をマークした。打率はリーグ2位の4割1分9厘。試合は4番ラミレスの2ランなどもあって6―4で競り勝ち4連勝。好調な5番打者が打線に相乗効果を生んでいる。
◆タイガース2―13ホワイトソックス(6日・デトロイト) 日本の巨人と同じように大型補強したタイガースがメジャー30球団中、ただ一チーム白星がない。
◆カブス3―4ブルワーズ(31日・シカゴ) 中日からFAでカブス入りした福留孝介外野手(30)が、衝撃デビューを飾った。ブルワーズとの開幕戦で「5番・右翼」に入り、9回の同点3ランを含む3打数3安打3打点。日本人選手のデビュー戦本塁打は04年松井稼(メッツ)、06年城島(マリナーズ)以来3人目。地元ファンからいきなりカーテンコールを受けた。延長10回、3―4で敗れたが、100年ぶりの世界一を目指すチームのキーマンの活躍に、ファンのボルテージは上がる一方だ。
◆ドジャース4―7レッドソックス(29日・ロサンゼルス) 11万5300人の観客に日本人2投手が熱投を見せた。ドジャースのロサンゼルス移転50周年を記念して、ロサンゼルス・コロシアムでレッドソックス相手に47年ぶりの野球が開催され、米スポーツ史上最多の観客数を集めた。ド軍・斎藤隆投手(38)、レ軍・岡島秀樹投手(32)も登板し、ともに無失点に抑えた。米大リーグは30日、首都ワシントンでのナショナルズ・ブレーブス戦で、米本土でも開幕する。
プレシーズンゲームを含めた来日中の4試合で、レッドソックスのフランコーナ監督は最後まで日本のファンに背番号47を見せることはなかった。ここ数年、ユニホームの上にブルーのウインドブレーカーを着たまま、試合前のあいさつ、選手交代の通告を行っていたが、日本でもそのスタンスを変えなかった。
日本のプロ野球では「タイのお頭つきで迎える」と言われ、独特の価値を持つ開幕戦。メジャーでも通算300勝投手のE・ウィン投手が「開幕戦はどんな試合とも違う。チームがどんなスタートを切れるのか胸が高鳴る試合だ」と話すように、特別な意味をもつ。96年のレッズ・エクスポズ戦では、マクシェリー球審が、太りすぎに緊張が加わったためか、心臓まひで急死した。
東京ドームでのフリー打撃で、アスレチックスの選手のサク越えが少ないのに対し、レッドソックスはオーティズ、ラミレス、ローウェルのクリーンアップが本領を発揮した。次々に外野スタンドに放り込んだ。「4年前を思い出すね」04年の日米野球で推定飛距離160メートルの特大アーチをかけたオーティズは、右翼後方を見て言った。昨年は3人で76本塁打だったが、打点は317。一発も打てる、勝負強さ抜群のトリオのバッティングは壮観だった。
今回のレッドソックスの日本行きボイコット騒動。億万長者の選手たちが、薄給のスタッフを助けたように見えるが、内情はちょっと違うようだ。
ドジャースの黒田博樹投手(33)が18日、マーリンズとのオープン戦に先発、5回を1失点にまとめた。白星は2番手のストッパー、斎藤隆投手(38)についたが、スポーツ報知が誇るメジャー通の蛭間豊章記者は、2人がメジャー初となる日本人投手による先発勝利&セーブを実現すると確信した。新企画「ヒルマニア」は随時掲載。日本人の活躍を中心にメジャーを独自の視点で取り上げる。
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