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スポーツ報知ブログ一覧

王貞治

メジャーリーグ

2010年8月27日 (金)

せこいぞ名門パイレーツ(第560回)

 ワールドシリーズ5度優勝の名門ピッツバーグ・パイレーツが、20日のメッツ戦で敗れ、わずか122試合目にして米国メジャープロスポーツのワースト記録更新となる18年連続負け越し(40勝82敗)となった。ピッツバーグには、NFLスティーラーズ、NHLペンギンズの強豪がフランチャイズを構えており、負け越し続きのパイレーツは人気面でもおいてきぼりとなっている。ピッツバーグ出身の演歌歌手・ジェロもデビュー当時はPのマークのパイレーツの帽子をかぶっていたが、最近はNYマークのヤンキースのものが多くなったような気がする。

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2010年7月15日 (木)

旧ヤンキー・スタジアム時代の終焉(第552回)

 旧ヤンキー・スタジアムの場内アナウンスを57年間も務めたボブ・シェパードさんが99歳で亡くなったのが11日。2日後には何と、シェパードさん訃報のコメントを出したばかりのヤンキースのオーナー、ジョージ・スタインブレナー氏が後を追うように心臓発作のため80歳で死去した。同日開催されたオールスター戦では試合前に、スタインブレナー氏に対し黙祷が捧げられ、ア・リーグの2番に入ったデレク・ジーターが、本拠地で流しているシェパードさんの録音テープを使用し打席に入り、逝去を悼んだ。

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2010年7月10日 (土)

マリナーズに明日はあるのか(第551回)

 日本時間10日未明、ニューヨーク・ポスト紙が報じたマリナーズのクリフ・リー投手のヤンキース移籍が決定的のニュースを見て家路についたが、一夜明けると何とレンジャーズ入り。ヤンキースの交換要員の故障が理由となっているが、マーク・ロー投手+225万ドルもつけて、ジャスティン・スモーク一塁手&マイナー3選手との交換トレード。ラッセル・ブラニヤン、ビリー・コッチマンのいる一塁のポジションに、2008年のレンジャーズ一巡指名とはいえ、今季70試合に出場し打率2割9厘、8本塁打のスモークを、どう起用するのかも不透明だ。

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2010年6月28日 (月)

米大学選手権、初優勝をかけて激突(第548回)

 米ネブラスカ州オマハで開催中の米国のカレッジワールドシリーズは、8校が出場し26日までに、昨年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)と同じ様に2敗したら脱落するダブルエリミネーション・システムで6校が姿を消した。勝ち残ったのは、3度目の出場のUCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)と9度目となるサウスカロライナ大。ともに初の全米NO1をかけて28日から、今年限りで役目を終えるローゼンブラッド・スタジアムで2戦先勝の戦いが始まる。

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2010年6月25日 (金)

客を呼べる投手になるかストラスバーグ(第547回)

 ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手が23日の本拠のロイヤルズ戦で9三振を奪い、1955年ハーブ・スコア(インディアンス)の40個を抜く、デビュー4試合合計41奪三振の新記録を作った。5回にギーエンに許した適時打の1失点で初黒星を喫し、21歳右腕は「ミスした2球を彼らはハードに打った。数少ないチャンスをものにした。これがベースボールさ」と淡々と振り返った。18日のWソックス戦でも7回1失点ながら白星がつかず。2試合連続快投がフイとなったが、それでもストラスバーグの成績は4試合で2勝1敗、防御率1.78。25回1/3で四球はわずか5個と豪速球の持ち主でありながら抜群のコントロールの良さも持ち合わせている点が素晴らしい。

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2010年6月16日 (水)

W杯の合間に記録調べ。敵地で11日連続18連戦があった(第545回)

 14日のワールドカップ、日本・カメルーン戦は、報知新聞5階の編集局全体が試合展開に一喜一憂。本田圭佑の先制ゴールには大歓声が、後半のカメルーンの執拗な攻めには悲鳴、そしてクロスバーに当たった時にはため息と拍手が起こり、試合終了のホイッスルの瞬間は、ガッツポーズの波が編集局を包み込んだ。サッカー門外漢の私も含め、会社に残っていた運動一部部員も大声援を送っていたのはもちろんだ。

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2010年6月10日 (木)

ストラスバーグの将来はJ・マリシャル?それとも(第544回)

 ナショナルズのスティーブン・ストラスバーグ投手が噂に違わぬデビューを飾った。7連続を含め14三振。J sports中継で投球をじっくり見たが、100マイルを超える速球にカーブ、チェンジアップが冴え渡り、弱小パイレーツという点を割り引いても素晴らしいピッチングだった。

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2010年6月 6日 (日)

歴史的誤審への思い(第543回)

6月2日タイガース・インディアンス戦での、ジム・ジョイス一塁塁審の誤審によって、アーマド・ガララーガ投手の完全試合が寸前で幻になったニュースは、米国だけでなくスポーツ報知でも大きく取り上げた。ただ、試合後のジョイス審判の謝罪、ガララーガの真摯な態度によって「誹謗合戦」にならずに済んだ事は幸いだった。

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2010年6月 4日 (金)

自殺未遂から立ち直ったグリフィーは永遠のヒーロー(第542回)

Hiruma_5  恐れていた事が起こった。マリナーズのケン・グリフィー外野手が6月2日に現役の引退を発表した。40歳を迎えて打撃に精彩を欠き、今季限りの引退は既成事実ではあったがシーズンを全うすると思っていた。イチローではないが、突然の発表に驚かされた。

 グリフィーの活躍は、私が米大リーグの原稿を書くようになったのと同時期に当たる。日米野球を全試合帯同取材するようになった1990年。バリー・ボン ズ、ランディー・ジョンソンらとともにマリナーズ昇格2年目のグリフィーも来日した。20歳とチーム最年少だった事もあって、全米ナインの中でもアイドル 的な存在。ロッカールームではナインの帽子にシェービングクリームを塗りつけ、豪腕投手のロブ・ディブルのスパイクを焼くいたずらを見せていたが、グラウ ンドに出れば先輩選手を差し置いて19打数8安打、6盗塁で日本チームをうならせた。その年のシーズンで史上初の親子連続アーチをかけた父親のケン・グリ フィー・シニアと一緒の来日だったが、「父のように40歳まではプレーしていたい。グリフィー・ジュニアとして」と話していた言葉通りになった。

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2010年5月25日 (火)

名曲「センターフィールド」が野球殿堂で流れる(第540回)

20100525hiruma_2  ニューヨーク州クーパーズタウンの"野球の殿堂"が7月25日に行われる今年の野球殿堂式典で、元クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)のギタリストでボーカルだった、ジョン・フォガティが名曲「センターフィールド」を歌うと発表した。1945年生まれのフォガティは「雨を見たかい」で知られるCCR解散後、ソロ活動。1985年発表したアルバム「センターフィールド」はビルボード1位になった。

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2010年5月21日 (金)

史上初の快挙逃したメッツのパガン中堅手(第539回)

 

5月19日、ナショナルズ・パークで行われたナショナルズ戦で演じたメッツのエンジェル・パガン外野手のパフォーマンスに全米の野球ファンがうなった。ランニング本塁打に守っては、三重殺に参加。同じ試合に両方のビッグプレーを演じたのは1955年フィリーズのテッドカザンスキー遊撃手以来、何と55年ぶりの快挙となった。プレーの内容も素晴らしくの、年間最高のパフォーマンスの呼び声が高い。

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2010年5月 7日 (金)

野茂の16番の後継者はサヨナラ男(第537回)

 2005年12月13日、アスレチックスとドジャースのトレードが発表された。ア スレチックDodgers_2 スが獲得したのは大リーグ6年目のミルトン・ブラッドリー外野手と3年目のアントニオ・ペレス内野手。一方、ドジャースが獲得したのは大リーグ 経験がなかったものの、同年に2AのMVPに輝いた23歳の若者、アンドレ・イーシア外野手だった。

 あれから5年。ペレスはマイナー暮らしが続き、各球団でもめ事を起こし続けたブラッドリーは同じチームに2年と持たずに転々、今年からマリナーズに移籍し た。打力不足のマリナーズにとって貴重な戦力になるかと思われたが、成績が上がらずに4日のレイズ戦では無気力な三振に業を煮やしたドン・ワカマツ監督か ら6回に交代を命じられた。ブラッドリーは監督にくってかかり、そのまま帰宅。しかし、翌5日になって球場を訪れワカマツ監督、ジャック・ズレンシック GMと相談。「自分はいまストレスを抱え、辛い状況にある。球団に助けて欲しい」と訴えたという。球団では6日から年俸支払いの義務のない“制限リスト” に載せた。ブラッドリー=ならず者の図式を今年も覆そうにない。

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2010年4月 7日 (水)

出でよ! ヘイワード級スラッガー(第532回)

 4月7日付けのスポーツ報知は松井秀喜外野手の開幕戦アーチが1面から3面までを飾った。メジャー担当としては、松井、エンゼルス決定以来の慌ただしさ。新旧の松井番記者3人の「〇〇が見た」はいかがでしたでしょうか。私事で恐縮ですが、巨人1号の93年は胆石の手術で入院中。消灯時間の午後9時を過ぎた直後の一発、暗い病室であちこちのベッドから「オー」という歓声。私も当時の100円を入れて見るコインテレビを見ながら、興奮したのを思い出した。ヤンキース1号は、打ったら「号外発行」という準備をしながら待つこと7試合目。薄暮ゲームだったため、記念の1号が飛びだしたのは日本時間早朝の午前6時48分。眠い目がぱっちりとなってパソコンを叩いた。松井の本拠地初戦グランドスラムの偉業とともに、号外作業が終わって一段落、これで明日から号外待機をしなくて済むとほっとしたのが強い印象となって残っている。

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2010年4月 1日 (木)

メディアガイドに見る文化の違い(第531回)

1  日本人メジャーを追っている特派員から大リーグのメディアガイドが届く時期となった。
 すべてそろった訳ではないが、今年目を見張らせたのが、写真に使ったアトランタ・ブレーブスの表紙だ。何とチーム名もロゴマークもなく、画家のオピー・オッタースタッド氏の手による、ボビー・コックス監督が本拠ターナー・フィールドの一塁側ベンチから戦況を見つめる姿だ。5月に69歳となるコックス監督は今年限りの勇退を発表している。昨年まで28年間で歴代4位の2413勝をマークしており、その功績を称え表紙にしたもの。オッタースタッド氏はスポーツを描かせたら米国トップクラスの画家。ブレーブスのコックス監督への敬意がこちらにも大いに伝わってくる。

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2010年3月24日 (水)

独断順位予想PART2(第529回)

 オープン戦も全て終わり、セ・リーグの強み、弱みが浮き彫りになってきた。その上で順位予想をすると、(1)ジャイアンツ、(2)スワローズ、(3)ドラゴンズ、(4)カープ、(5)タイガース、(6)ベイスターズか。圧倒的な打線の破壊力を誇るジャイアンツが抜けている。グライシンガー復帰までAクラスをキープできるなら独走する可能性は高い。

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2010年3月15日 (月)

拝啓 井川慶投手殿(第527回)

 現地13日、貴殿のマイナーキャンプ行きの報道を知り、2006年の日米野球で挨拶をしただけと接点のほとんどない私ですが、いてもたってもいられずにお手紙を書いた次第です。共同電によりますと、貴殿は「もともと最後まで残るとは思っていない。しっかりやって、次のチャンスを待ちたい」と話しています。また、10日に更新された貴殿のブログによると「今年のオープン戦では、なにがなんでも結果を出さなければ、とは思っていません。それよりも、長いシーズンへ向けてしっかりと準備し、積極的にいろんな球種を試すなど、いま自分ができることを一つずつやっていきたいです。肩の張りも治まってきましたし、次回の登板では、また自分なりのステップを上っていければと思っています」とつづっています。

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2010年3月 9日 (火)

ファンの目を持つ新スカウト誕生(第526回)

 うれしいメールが届いた。アメリカ野球学会日本支部で一緒に酒を飲み合った仲の「楠元 ジェフリー 純」君が、ヒューストン・アストロズの日本担当スカウトに就任した。サンフランシスコ生まれのバイタリティー豊かな日系二世の青年。少年時代から野球が好きで二十歳で来日してからは、日本野球に関するものの収集を始め、古くは明治時代のポストカードやカード、メンコなどを骨董品屋や古書店などを購入しては、日本支部で私たちに披露してくれた。野球観戦も趣味の一つで時間の許す限り関東地区でのプロアマ問わず飛び回り、甲子園行脚も続けていた。

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2010年2月13日 (土)

2014年、米野球殿堂で野茂は何票入るか(第522回)

シカゴ・ホワイトソックス在籍時の1993、94年に2年連続ア・リーグMVPに輝いたフランク・トーマス内野手が12日に、現役引退を表明した。アメリカン・フットボールの強豪・オーバーン大にフットボールの奨学金を受け入学、しかしタイトエンドとしては新入生で3度パスを受けただけで、野球に専念。1988年には打率4割3厘、19本塁打を放ち全米代表候補となったが、最終選考でカット。もし、選ばれていれば、ソウル五輪の決勝戦で日本代表と対戦していたはずだ。1989年のドラフト1巡目(全体の7位指名)でホワイトソックス入り。1990年から2005年まで在籍。その後はアスレチックス、ブルージェイズでプレーし通算打率3割1厘、521本塁打。出塁率4割1分9厘とパワーヒッターながら、選球眼の素晴らしいバッターだった。

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2010年2月 1日 (月)

ナックル姫とトラック姉ちゃん(第519回)

 吉田えり投手が、米国アリゾナ州で始まったウインターリーグ開幕戦、チームカナダ相手に先発したものの2回を3安打1四球4死球の大乱調で5点を失ってKOされた。「(滑り止めのロージンバッグを)使いすぎたらしく、1回の途中から(指が)ベタベタして、いつものように(ボールが)抜けなかった」と吉田投手は自慢のナックルボールが決まらなかったようだ。

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2010年1月 8日 (金)

日米決戦の可能性(第514回)

 米大リーグ(MLB)のバド・セリグ・コミッショナーが、日本プロ野球(NPB)の加藤良三コミッショナーとのトップ会談の中で、「グローバル・ワールドシリーズ」の提案をした。MLBの機構と選手会は、現地7日時点で「同シリーズ」に関しては一切話し合いを行っていない。開催なら真っ先に影響のある2つの部署が話題にしていないだけに、日本側に向けたコミッショナーのアドバルーン的発言なのだろうか。

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2010年1月 1日 (金)

ドーソン、アロマー&落合、東尾が殿堂入りするか(第513回)

 新年、明けましておめでとうございます。

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2009年12月16日 (水)

松井秀、R・ジャクソンの再現なるか(第510回)

 ヤンキースからフリーエージェントになっていた松井秀喜外野手のエンゼルス入りが決定的となった。日本時間15日の早朝に、米ケーブルテレビのESPN電子版が第一報を流したが、用事があって偶然にも朝7時過ぎにインターネットで、毎朝やっているメジャー情報確認のため、ネットサーフィンしていた時に見つけた瞬間、目が点になった。基本年俸が650万ドルとヤンキース時代の半額、1年契約、早期決着などの疑問が浮かび上がったが、現在米国で取材中だった楢崎豊記者がスポーツ報知16日付けの「記者の目」で、その理由を的確に述べている。

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2009年11月29日 (日)

マウアーMVPで思い出したプライアー(第506回)

 1週間休んでいる間に、前回書いたコラムがぴったりの出来事が起こった。コメントでマウアー・ファンさんが指摘したように、元共同通信在籍でマリナーズ担当9年目のフリーライター小西慶三記者がア・リーグMVPの1位にタイガースのミゲール・カブレラ一塁手と記入。ツインズ地区優勝の立役者で2年連続首位打者のジョー・マウアー捕手が、ナ・リーグのアルバート・プホルス一塁手のような投票者全員1位の“満票受賞”を逃した。ニューヨーク・タイムズ紙のタイラー・ケプナー記者は、1位票にした理由が知りたくて、小西記者にEメールを送ったが返事が返ってこなかったという。ここはマウアー・ファンさんの言うとおり、日米メディア向けにカブレラ1位選出の理由を発信するべきである。

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2009年11月 6日 (金)

おめでとう松井秀喜(第501回)

Photo  ヤンキース・ファン、そして松井ファンにとっては忘れられないワールドシリーズとなった。私も第6戦の5回、6打点目となる右中間二塁打を放った時には、「ワールドシリーズ・タイ記録だ」と大声を出してしまった。それが通じたかどうか、スポーツ報知では堂々の「号外」を発行。号外の原稿で、今回ぐらいパソコンのキーボードをたたくのが楽しかった事はなかった。

 シリーズの優勝を決める試合でサヨナラ本塁打を放った選手は1960年のビル・マゼロスキー(パイレーツ)と1993年のジョー・カーター(ブルージェイズ)の2人。しかし、今回の松井のように3打席にわたっての大活躍は1977年のレジー・ジャクソン(ヤンキース)の3打席連続初球アーチ以外思いつかない。アメリカで生まれ育った野球少年なら誰もが夢見るシーンをやってしまったのだから、大リーグの歴史に大きな足跡を印した事は間違いない。

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2009年10月27日 (火)

プログラムまで用意して幻に終わった1964年のシリーズ(番外編)

 ヤンキース・フィリーズのワールドシリーズの原稿を書きながら、思い出したことがあった。両チームの対戦はヤンキースの4連勝で終わった1950年以 来、2度目の対決となるが、実は1964年に対決寸前までいったことがある。ア・リーグのペナントレースはトップを走っていたオリオールズをとらえたヤン キースが9月17日に首位に立つとホワイトソックスを振り切って史上2度目のリーグ5連覇を飾った。一方のナ・リーグは開幕前の予想を覆してフィリーズが 奮闘。9月20日敵地のドジャース戦を勝って2位カージナルスに6・5ゲーム差。残り12試合でマジックナンバー7としていた。

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2009年9月30日 (水)

あなたが監督ならどうしますか(第495回)

 

ヤンキースが3年ぶりの地区優勝を決めた9月27日のヤンキー・スタジアム。レッドソックスのジェフ・フランコーナ監督の采配が、記録マニアに話題を呼んでいる。2―4でリードされていた9回1死一塁で、25試合連続安打をマークしていたビクター・マルチネス捕手を代打で起用。二塁へのゴロは、ロビンソン・カノがファンブルして「エラー」。試合はそのまま終了し、チーム3年ぶり、そしてベネズエラ出身選手では1950年、チコ・カラスケル内野手(ホワイトソックス)に並んでいた快記録にピリオドが打たれた。

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2009年9月27日 (日)

イチローが2000年代オールスターに(第494回)

 米国の権威あるスポーツ週刊紙「ザ・スポーティング・ニューズ」(TSN)が25日に、2000年から09年までの、メジャースポーツを対象にした“プレーヤー・オブ・ザ・ディケード”(10年間の最優秀選手)を、選出した。9年連続200安打のイチローは選に漏れ、同じ2001年に大リーグデビューし、打率3割、30本塁打、100打点を9年間全てクリアしたアルバート・プホルス内野手(カージナルス)が選ばれた。

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2009年9月15日 (火)

イチローが3番を打っていたら(第492回)

 9月13日のレンジャーズ戦でマリナーズのイチロー外野手が大リーグ史上初の9年連続200安打を達成。スポーツ報知だけでなく一般紙も号外を発行、 14日付のスポーツ紙は、タイガース一筋で“我が道を行く”デイリースポーツを除く5紙が1面から大展開。また、朝刊一般紙はすべて記事下のコラムでイチ ローを扱った。

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2009年9月 4日 (金)

イチローがまた一人、名選手を掘り起こした(第490回)

 日々の仕事に加え、マリナーズ・イチロー外野手の通算2000安打、9年連続200安打達成の準備に忙殺されている。イチローの記録を調べるにつ け、改めて彼が米大リーグの歴史の中でも上位に位置する存在になったことを感じた。大記録達成の翌日のスポーツ報知では、イチローの大特集をお届けしま す。期待してください。

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2009年8月28日 (金)

マジックナンバーはシーズン終盤の「季語」(第489回)

 この時期になるとスポーツ報知も含めてマジックナンバーが点いた、消えたとの報道が、テレビ、ラジオを含めて賑わせている。マジックナンバーは、野球全般と同様に米国で生まれた。首位チームが、あと何勝すれば優勝するという秒読みの数字として、1947年9月12日のワシントン・ポスト紙が最初に使った(THE DICKSON BASEBALL DICTIONARYより)とされている。

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2009年8月25日 (火)

自作自演の“超怪記録”(第488回)

 第91回全国高校野球選手権大会は、中京大中京が新潟勢の発の決勝進出となった日本文理の9回猛攻を切り抜けて7度目の全国制覇を成し遂げた。1点差と なった9回2死一、三塁。もし若林尚希のライナーが三塁正面でなかったら、「たら、れば」は野球の常だが、今年も日本の夏を象徴する夏の甲子園大会の記憶 がまた一つ野球ファンの心に刻み込まれた。

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2009年8月19日 (水)

松井稼頭央13年前の日米野球で輝き(第487回)

 アストロズの松井稼頭央内野手が15日のブルワーズ戦で、日米通算2000安打を達成した。PL学園時代の投手からプロ入りしてからは野手に転向。俊足と高い身体能力を評価されてスイッチヒッターに挑戦し、プロ入り3年目からはレギュラー遊撃手として西武の主力選手となりチームを牽引。FAでニューヨーク・メッツ入りしてからは、史上初の「メジャー初打席、開幕戦プレーボールアーチ」という衝撃的なデビューを飾りながら、通算9度の故障者リスト入りという度重なるアクシデントの中で大台に乗せたことを祝福したい。

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2009年8月13日 (木)

田沢の初勝利でも、即メジャー挑戦は増えない(第486回)

 7日のヤンキース・レッドソックス戦は両軍無得点で延長戦に突入。延長14回から、レッドソックスは昇格したばかりの田沢純一投手が登板した。試合前、テリー・フランコーナ監督は「開幕から4か月でメジャーに上がり、ヤンキース相手に投げることになればすごいストーリーだ」と話していたそうだが、大差がついていたならともかく、同点の場面でマウンドに上がるとは思わなかったはずだ。しかし、リリーフ陣が底をついて急きょマウンドに上がり、米プロスポーツ史上最高年俸のアレックス・ロドリゲスにサヨナラ2ランを浴びたが、同監督は「落ち着いていたし、よく投げたと思う」と評価した。

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2009年8月 2日 (日)

球団名を返上したいパイレーツ(第484回)

 メンツを気にして選手を出したがらない日本プロ野球(NPB)と違って、米大リーグ(MLB)は、今年もトレード期限の7月31日までに多くの商談がまとまった。最大の注目選手、ブルージェイズのロイ・ハラデイ投手は残留したが、2007年ナ・リーグのサイ・ヤング賞投手、パドレスのジェイク・ピービーがWソックスに、2008年ア・リーグのサイ・ヤング賞投手、インディアンスのクリフ・リーが2年連続世界一を目指すフィリーズに移籍。2007年ナ・リーグの打率、打点の2冠王、アスレチックスのマット・ホリデイ外野手もカージナルスに移籍した。

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2009年7月15日 (水)

パーカー以来、30年ぶり2人目の好守でMVP(第481回)

Allstar_1  大リーグのオールスター戦をテレビ観戦。恒例の派手のセレモニーはオバマ大統領の始球式で一気に盛り上がったが、個人的には今年88歳になる“ザ・マン ”スタン・ミュージアルがカートで登場して、元気な姿を見せてくれたのがうれしかった。ちょうど10年前、ボストンのフェンウェイ・パークでの球宴に最後 の4割打者テッド・ウィリアムスがカートで登場したのを思い出した。

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2009年7月 4日 (土)

イチローだからこその走塁ミス?(第479回)

 7月2日のヤンキース・マリナーズ戦は、ヤンキースの松井秀喜が11号2ラン含む2安打3打点、マリナーズではイチローが2点二塁打を含む2安打、城島健司は6月30日から5打数連続安打となる3打数2安打。出場した3選手すべてがマルチ安打をマークした。日本人選手の故障者リスト入りや不振のニュースが続いていただけに、日本の野球ファンにとって久しぶりに溜飲が下がる試合となった。

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2009年6月11日 (木)

NYの2つの新球場。本塁打生産率は好対照(第475回)

 昨年、ともにポストシーズン出場を逃したヤンキースとメッツのニューヨークの2チーム。今年は新ヤンキー・スタジアム、シティ・フィールドとそれぞれ本拠地球場を新たにオープンさせて公式戦に臨んだ。地元での成績はヤンキースが18勝11敗、メッツも18勝9敗と熱狂的なファンの大声援をバックに白星を増やして、ともに両リーグ東地区の上位をキープしている。

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2009年6月 5日 (金)

新旧背番号「51」の快記録(第474回)

 マリナーズのイチロー外野手が3日のオリオールズ戦で、自らが持つ球団の最多連続試合安打記録を27試合に伸ばせば、翌4日にはジャイアンツのランディー・ジョンソンがナショナルズとのダブルヘッダー第1試合に先発。6回2安打1失点で史上24人目の通算300勝を達成した。背番号51の記録男2人が、新たな記録の1ページを書き加えた。

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2009年5月30日 (土)

MLBでは2日連続、通算2000安打達成(第473回)

 5月18日にブルワーズのジェイソン・ケンドール捕手、翌19日にはロッキーズのトッド・ヘルトン内野手と、米大リーグ(MLB)で2日続けて通算2000安打が達成された。敵地のカージナルス戦で中前に弾き返したケンドールは、捕手として史上8人目の大台。まだ34歳、達成すれば捕手初となる3000安打について聞かれると「3000本を打った人たちは尊敬に値するね」。かつての巧打が影をひそめてきただけに、弱気の発言をしていた。

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2009年5月10日 (日)

Aロッド、ラミレス、次は・・・(第470回)

 ドジャースのマニー・ラミレス外野手が禁止薬物使用違反として50試合の出場停止処分を受けた。私は日本時間8日未明、帰宅の途中に責任デスクからの連絡でそのニュースを知った。通算533本塁打のスラッガーは、いつもだぶだぶのユニホームを着ているため太って見えるが、インディアンス時代から体重が200ポンド(約91キロ)と変わっていない。野球が大好きで練習熱心だったこともあって薬物に関しては“シロ”の印象が強かっただけに、びっくりした。9日付けの新聞には、私は次のような「プラスα」を書いた。

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2009年4月23日 (木)

不況はどこまで観客動員に影響しているか(第467回)

 

世界的な金融不況は米国を直撃しているのだろうか。まだ、開幕2週間あまりでちょっと早すぎるきらいもあるが、米大リーグ(MLB)が、観客減少のニュースが伝えられていることもあって、日米の観客動員をチェックしてみた。ともに21日現在だが、MLBが昨年の1試合平均3万2528人から2万9872人と8・2%とダウンしているのに、日本プロ野球(NPB)は2万5044人から2万5181人と0・5%と微増だ。

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2009年4月20日 (月)

ショックなザ・バードの事故死(第466回)

Hiruma  マリナーズのイチロー外野手が現地15日に3085安打、翌16日に3086安打を放ち、日米合計ながら張本勲さんが持つ日本プロ野球記録の3085安打を上回った。本紙では2日連続号外を発行し、偉業を速報した。しかし、私的に先週最も衝撃を受けたのは元タイガースのマーク・フィドリッチ投手の事故死だ。9日にエンゼルスのニック・アイデンハート投手が飲酒運転の車に追突されて死亡したばかり。フィドリッチは私が、大リーグの記事をスクラップし始めた時にセンセーショナルなデビューを飾った投手で、13日に自分の農場で作業中に、大型トラックの車輪に巻き込まれるという悲惨な事故だった。

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2009年4月 7日 (火)

イチローはWBCの被害者ではない(第464回)

 マリナーズのイチロー外野手が、胃潰瘍が原因で渡米後初めて故障者リスト(DL)入りした。本人は出場を球団側に強く直訴したが、フロントがストップをかけたという。本紙の取材を受けた世田谷井上病院の井上毅一理事長は、「WBCでの精神的ストレスは相当だったんじゃないか。少なくとも10日から2週間はのんびりした運動にとどめるべき」と完治の優先を強調。マリナーズの森本トレーナーも本紙の取材に「胃潰瘍は再発しやすい。本当は開幕から出場できたかもしれないが、新記録がかかる8~9月に症状が出たら、そこで休むのは致命傷となる」。球団側の措置は、長いシーズンを見据えたもので、当然だろう。

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2009年4月 2日 (木)

“サヨナラ”は最高のネーミング(第463回)

 日本のプロ野球は、今季からスポンサー表彰で「サヨナラ賞」の新設を発表した。シーズン最もインパクトのあるサヨナラ打を放った選手を両リーグ1人ずつ選出し、受賞者には記念品と賞金200万円が贈られる。コミッショナーが認定するとあるが、最終的に本数で選出するのか、優勝を決めるような値千金の一発を評価するか、話題を呼びそうだ。

サヨナラ安打は、ランニングホームランと並んで、和製野球用語の中でもトップクラスのネーミングではないだろうか。ちあみに米国では、それぞれ“Walk―off Hit”、“Inside-the―park Home run”と表記する。サヨナラに相当するWalk-offは、1990年代以降から米メディアで使用するようになった。

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2009年3月 6日 (金)

MLBはセリグ氏の報酬を出版物発行に回すべきだ(第458回)

Hiruma  今年も共同通信社から、日本野球機構編の「オフィシャル・ベースボールガイド」が発行された。内村祐之コミッショナーが米大リーグ(MLB)にならって1963年から刊行。米国では、発行元のザ・スポーティング・ニューズ社が2006年限りで発行を取りやめたが、日本ではプロ野球関係者の必携本として今年も手元に欠かせない一冊だ。また、セ・リーグがグリーンブック、パ・リーグがブルーブックの記録を中心とした公式ガイドブックを今年も出版。記録マニアにとっての3点セットの存在では、球春近しが感じられる。

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2009年2月12日 (木)

メジャー挑戦者はO型、B型ばかり PART2

 iimuraさんのご指摘ですが、週刊ベースボールの不明の7・9%を考慮せず書いた私の大チョンボです。改めて計算するとA型36・8%、B型23・2%、O型31・8%、AB型8・2%となっています。

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2009年2月11日 (水)

メジャー挑戦者はO型、B型ばかり(第454回)

 米国でプレーする日本人選手名鑑を11日付けのスポーツ報知に掲載した。日本プロ野球の選手名鑑を参考にして作成したが、血液型でO型の選手がマイナー契約8人を含めた23人中、11人もいることに驚いた。昨年も掲載した前川克彦投手を除き、初渡米の5選手のうち、川上憲伸、田沢純一、門倉健と3人もいた(上原浩治はB型、高橋建はA型)。

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2009年1月31日 (土)

押し出し四球に見たレイズの強さ(第452回)

 米国からの外電は、2月1日に行われる米国の国民的行事、NFL“スーパーボウル”に、米メディアも忙殺されてか野球の話題は、けっして多くない。もっとも、大イベントが終わる2月2日以降は、大リーグキャンプを前に一気に記事が増えるはずだ。

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2009年1月27日 (火)

あなたはハワード派?プホルス派?(第451回)

 昨年のナ・リーグのMVP投票。私は、48本塁打、146打点で二冠王に輝き、特に9月のペナントレースの正念場で打率3割5分2厘、11本塁打、32 打点をマーク。世界一の立役者フィリーズのライアン・ハワードが選出されると思った。しかし、全米野球記者協会員の投票では369ポイント対308ポイン トでカージナルスのアルバート・プホルスが選出された。チームはナ・リーグ中地区4位ながらも、37本塁打、116打点にリーグ2位だった3割5分7厘の 高打率(ハワードは2割5分1厘)の安定した打撃に軍配が上がった。

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2009年1月 8日 (木)

 史上最強の1番打者殿堂入りなるか(第448回)

 1月12日に全米野球記者協会員の投票による米大リーグ(MLB)の殿堂入りが発表される(日本時間13日は日本でも殿堂入り発表)。個人的な興味は、15年間の投票有効期間の最終年となるジム・ライス外野手だ。昨年は392票を得たものの72・2%と当選必要ライン75%にわずか16票足らずに逃した。得票数を知らされたライスは「今日の結果に失望した。でも来年が残っている」と気丈に答えていた。

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2008年12月27日 (土)

イチローに2度目の300出塁を期待(第446回)

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の投打の主軸として期待されているレッドソックスの松坂大輔投手とイチロー外野手が、ともに来季の目標を語った。そろって挙げたのが「WBCの連覇」。しかし、それ以外には松坂が「レッドソックスの世界一」だったのに対し、イチローは「9年連続200安打」と、2人が所属するチームの現状を象徴する対照的なコメントだった。

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2008年12月15日 (月)

ゴードンとペドロイア、突貫小僧的二塁手(第444回)

 米国の野球殿堂が8日、ベテランズ委員会選出の殿堂入りメンバーにヤンキースなどで活躍したJ・ゴードン氏を選んだ。ベテランズ委員会は、毎年1月に発 表される通常の殿堂入り投票で15年間の資格取得期間に当選できなかった選手を、新たに選出するシステム。第二次世界大戦を挟んで、それ以前に活躍した選 手を12人の有識者が投票、戦後デビュー組は現存する殿堂入りメンバー64人が投票。75%以上の得票が当選ラインだ。

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2008年11月17日 (月)

日米野球のない寂しい11月(第439回)

 1984年以降、西暦偶数年に行われていた日米野球(1994年はMLBが選手会ストライキで中止)が今年は開催されなかった。1990年以降は毎回、 同行取材をしていた私にとっては数少ない出張のチャンスが消滅。それは原稿執筆の後に福岡・中州の屋台、札幌のすすきのに繰り出す2年に1度の楽しみが無 くなったことを意味する。

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2008年11月14日 (金)

MLB中継について考える(第438回)

1996年、パーフェクTV!時代にスタートした「スカパー! MLBライブ」が今季限りで撤退することが決定的となった。9月になって契約者に通知が届き、番組のイニングの合間に「契約期間満了…」のためと何度も告知された。1997年9月からコメンテーターとしてお手伝いさせてもらっていただけに、私にとっても衝撃的な出来事だった。

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2008年10月30日 (木)

汚名返上したスタージェル、そしてハワード(第434回)

 公式戦48本塁打で146打点とともに2冠王となったフィリーズのライアン・ハワード内野手がポストシーズン11試合で不発、と26日付け本紙の「ヒルマニア」で書いた途端、第3戦で初アーチ、第4戦では2ランと3ランをかっとばした。柳田寧子記者によれば24日の移動日に、日本式打ち込みで調子を取り戻したのだという。2年前、日米野球で日本のファンを熱狂させたハワードが戻ってきた。

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2008年10月 3日 (金)

日本人先発投手の中3日起用はあるのか(第429回)

 今季の米大リーグ(MLB)は、ポストシーズン進出の8つの椅子のうち、160試合を越えてから決まったチームが3つもあって、最後まで息のつかせぬ展開が繰り広げられた。ナ・リーグのワイルドカード(2位で最高勝率)となって、26年ぶりの進出となったブルワーズでは、CC・サバシアがディビジョンシリーズ第2戦の先発を含め、中3日登板が4度続いた。また、ア・リーグ中地区を163試合目で制したホワイトソックスも最終4試合はハビアー・バスケス、マーク・バーリー、ガビン・フロイド、ジョン・ダンクスの4本柱を特攻先発させて、ツインズを振りきった。

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2008年9月19日 (金)

イチローは球史をこじあける(第426回)

 マリナーズのイチロー外野手が17日のロイヤルズ戦で8年連続200安打をマークした。19世紀末から20世紀初頭に活躍したウィリー・キーラーに並んだが、キーラーのバットが、東京ドーム21番ゲートにある野球体育博物館に所蔵されていることを今回初めて知った。

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2008年9月 8日 (月)

打球が鳥に当たってアウトになった盗塁王(第424回)

 いつもは禅問答的なコメントが多いマリナーズのイチロー外野手が5日のヤンキース戦で、面白いコメントを残した。メジャー初先発のブランドン・モロー投手が8回2死までノーヒットの快投を演じていた。しかし、代打のウィルソン・ベテミットがイチローの頭上を越える二塁打で快挙を阻止したことで「(打球が)鳥に当たれと思ったけど、最後はおらんし、あかんわと。鳥に当たったらキャッチ出来るイメージをしてたんだけど」。本拠地セーフコ・フィールドは海に近く時折カモメが飛来する。7年連続ゴールドグラブ賞を受賞の名手らしくて、話をするイチローの顔が紙面から浮かんできた。

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2008年7月20日 (日)

野茂の最高のシーンは球宴での少年少女との交流(第415回)

 日本人メジャーのパイオニアと言われた野茂英雄投手が現役引退を表明した。彼の功績、そして日米の野球史にとっての位置づけは、スポーツ報知を始め多くの新聞に掲載された。私もヒルマニアで書かせていただいたが、他にも多くの思い出がある。中でも、1995年7月11日、テキサス州アーリントンで開催されたオールスター戦先発で見せた2回1安打無失点、ア・リーグの4番フランク・トーマスとの4球連続速球勝負で捕邪飛に抑えたシーンは、2度のノーヒットノーランにも優るものと断言できる。

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2008年7月16日 (水)

公式記録員フォーリーさん死去(第414回)

 2002年7月4日に亡くなった“パンチョ”こと伊東一雄さんの「七回忌」が14日に都内で行われた。生前の人柄を感じさせるように、会場内には約130人の方々が集まり、フジテレビが編集したパンチョさんの映像が流される中、思い出を語り合った。ちょうど10年前、デンバーで行われたオールスター戦でファン・フェスタの会場の前で、肩を叩かれた。振り返ると、テレビの取材に来ていたパンチョさんだった。

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2008年7月 3日 (木)

強打二塁手復権の今シーズン(第411回)

 岩村明憲内野手所属のタンパベイ・レイズの勢いが止まらない。本拠で2位ボストン・レッドソックスに3連勝。一気にゲーム差を3・5まで広げた。松坂大輔、岡島秀樹両日本人投手に6回まで1点に抑えられていたが、レッドソックスの3番手以降のリリーフ陣を7回に、打者11人を送る猛攻を浴びせて大量6得点を挙げて一気に逆転した。

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2008年6月23日 (月)

トレードはかくあるべき(第409回)

 横浜から中日に移籍したばかりの小池正晃内野手が21日のロッテ戦から「2番・中堅」に入り、2試合で4打数2安打4打点。22日には2回の同点タイムリーに続き、7回には決勝の2点二塁打をかっ飛ばした。横浜に移った石井裕投手も20日の西武戦で1イニングを完ぺきリリーフ。今季、二軍生活がほとんどの両選手にとって、ともに心機一転となるトレードとなった。

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2008年5月18日 (日)

守護神受難の2008年(第401回) 

 巨人の調子が上がらない。横浜、広島と下位球団との対戦だった今週は、ファンの期待を見事に裏切る2カード連続の負け越し。ともに守護神クルーンでリードを守れなかった13日と17日の試合が響いている。17日には中日の岩瀬仁紀、西武のグラマンと開幕から無失点を続けていた絶対的な守護神2投手も初のセーブ失敗。これで5度以上のセーブ機会があって失敗のないのは阪神・藤川球児とヤクルトの林昌勇の2投手だけとなった。

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2008年5月 3日 (土)

デニー友利さんが出会った若き日の大投手(第399回)

 4月30日、スカイパーフェクTV!で、フィリーズ・パドレス戦の解説を、中日を退団しレッドソックスの国際担当顧問に就いたデニー友利さんとご一緒させていただいた。この試合は、パドレスの超ベテラン、グレッグ・マダックス投手にメジャー9人目の通算350勝がかかる試合だった。

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2008年3月31日 (月)

今年も出たぞ英語版“ファン手帳”(第393回)

 米大リーグ(MLB)デスクという仕事がら、現場に出るのはMLBのチームが来日した時に限られる。そのため、再会のあいさつ「久しぶりです。お元気ですか」のフレーズを何度言っただろうか。ウェイン・グラシックさんもその一人。在日スポーツライターとして活躍。米国に日本プロ野球の情報を発信している。

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2008年3月25日 (火)

2009年WBCへの期待(第392回)

 レッドソックス、アスレチックスの来日に合わせて、東京ドームや宿舎に赴き、久しぶりに内勤から解放されている。阪神の応援団のものすごさに驚き、巨人の栂野雅史投手の落差の大きいスライダー、坂本勇人内野手の溌剌としたプレーを実感出来たのは収穫だった。24日には、ホテル・ニューオータニで行われた2009年WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の開催要項発表を取材。米大リーグ(MLB)側の並々ならぬ意欲を感じた。

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2008年2月19日 (火)

素晴らしい伝統をなくすMLB(第385回)

 米大リーグ(MLB)には、いくつかのうらやましいイベントがある。その代表例が野球殿堂の表彰式だ。殿堂入りのOBに対して、日本ではオールスター戦の試合前か試合途中で表彰するのだが、MLBでは夏にニューヨーク市内から路線バスで5時間、レンタカーでも4時間はかかるクーパーズタウンで行う(今年は7月27日)。昨年は、ボルティモア・オリオールズ一筋で2632試合連続出場のカル・リプケンとこちらもパドレス一筋で首位打者8度の安打製造機トニー・グウィンが殿堂入りしたことで、史上最多の7万5000人の大観衆が詰めかけた。

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2008年2月 2日 (土)

日本球界にもヒールが必要(第380回)

0202hiruma_nakata  初場所は3場所ぶり復帰の敵役・朝青龍の頑張りで予想以上の注目を集めた。3場所連続優勝の白鵬には失礼だが、朝青龍あっての大相撲だったと言える。27歳の若さで急逝した横綱・玉の海を思い出させる強さ。それに加え、物怖じしない態度で、プロスポーツに欠かせないヒール(悪役)役を、今場所は見事に果たしてくれた。

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2008年1月27日 (日)

見たい! 1球で2盗塁(第379回)

 プロ、アマ合同の日本野球規則委員会が今月10日、大差試合でバッテリーがまったく警戒しない中で、投球間に進塁した場合に付けていた盗塁を記録しないことを決Photo めた。これまでも、野球規則10・08(g)に「走者が盗塁を企てた場合、これに対して守備側チームがなんらかの守備行為を示さず、無関心であるときは、その走者には盗塁を記録しないで、野手選択(米国ではfielder‘s indifference=野手の無関心)による進塁と記録する」とあったが、日本では有名無実化して、盗塁としていた。しかし、米大リーグ(MLB)中継が頻繁となって、規則通りの“世界基準”が知れ渡ったための措置。昨年のMLBでは3点差でも同じケースがあり、公式記録員にはまた一つ、頭を悩ます仕事が増えたとも言える。

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2008年1月22日 (火)

1968年生まれ4人の挑戦に注目(第378回)

Photo  昨年、ヤクルトで13セーブを挙げた高津臣吾投手が、カブスとマイナー契約を結び、3年ぶりの米大リーグ(MLB)復帰を目指す。2月半ばから始まるMLBのキャンプには、メジャー契約16選手に加え、ロイヤルズの野茂英雄、パイレーツの桑田真澄、ジャイアンツの藪恵壹が、いずれもマイナー契約で招待された。今回の4投手には、いくつかの共通点がある。生まれた年がいずれも1968年。そして1994年のオールスター第1戦(西武)にそろってマウンドに上がっているのだ。

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2008年1月 8日 (火)

改めてマッシー村上の偉業を称える(第375回)

Img006  日本人メジャーのパイオニア、野茂英雄がロイヤルズとマイナー契約を結んだ。1995年のベロビーチ・キャンプを取材した私としては、渡米14年目のトルネードがどんなカムバック劇を演じるのか、楽しみでもあり、もし失敗したら今回こそユニホームを脱ぐのではないか、という不安がないまぜになっている。イチロー、松井秀喜、松坂大輔。試合をテレビ観戦していても平常心でいられるのに対し、野茂登板時には感情移入してしまう。残り85に迫っているメジャー通算2000奪三振達成が私の最大にして唯一の願いだ。

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2007年12月31日 (月)

野茂は松坂よりすごかった…2007記録プレイバック

 スポーツ報知では毎年12月に、記録PLAYBACKと題してプロ野球12球団とメジャーリーグの記録から見た回顧の特集を行っている。1980年にスタートして、毎年プロ野球担当記者の必須特集となっている。メジャー編は野茂英雄投手渡米の1995年から始まった。12月28日付けで、松坂大輔を1年目の野茂と比較した。改めて野茂のすごさを確認したので再録します。

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2007年12月21日 (金)

ブルワーズ2選手と黒人少年達の小さな旅(第372回)

 セリグ・コミッショナーがオーナーを務めたことのあるミルウォーキー・ブルワーズの公式ページで、12月15日にリッキー・ウィークス内野手とビル・ホール外野手がミルウォーキー在住でリトルリーグに参加している彼らと同じアフリカンアメリカン、いわゆる黒人の少年少女計14人とともに、カンザスシティーにあるニグロリーグ博物館を訪れたという記事が掲載された。

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2007年12月15日 (土)

ミッチェル氏の調査に限界…大リーグ薬物汚染

 セリグ・コミッショナーが起用したミッチェル元上院議員のリポートは当初、20人前後の実名公表と予想されていた。しかし、メッツのクラブに勤めながら薬物を選手に提供していたラドムスキー氏の証言によって88選手にも増えた。彼の顧客データや小切手などから、次々と名前が挙がっていった。

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2007年12月14日 (金)

太刀打ち出来ないでは情けない(第371回)

F  中日をFAとなっていた福留孝介外野手が総額4800万ドルの4年契約で合意した。年平均1200万ドルは、今季の年俸で言えばメジャーで実績を残したヤンキースの松井秀喜外野手(1300万ドル)、マリナーズのイチロー外野手(1250万ドル)とほぼ同じ金額。前者の1年目は700万ドル、後者は566万ドルだから、いかに米大リーグ(MLB)の日本人選手に対する期待の高さ。そして、近年のMLBの史上最高のバブルぶり一端を見せつけた。

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2007年12月 6日 (木)

祝殿堂入り、ホワイトサイドさん(第370回)

 米テネシー州ナッシュビルで開催さPhoto_2 れている全米野球記 者協会が、今年度のJ・G・スピンク賞に今年6月に亡くなったボストン・グローブ紙のラリー・ホワイトサイド記者を選出した。同賞は、かつて米国野球のバイブルとされた“ザ・スポーティング・ニューズ紙”の創設者の名前を冠して、球界に寄与した作家や記者を表彰するもので、米ニューヨーク州クーパーズタウン内の一角に名前が刻まれる。1962年創設1年目はスピンク氏本人が選ばれ、翌年は「アリバイ・アイク」などの短編小説で知られるリング・ラードナーが選出されている。

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2007年11月22日 (木)

イチローの中堅守備は現役3位(第367回)

Img004_2  米大リーグ(MLB)のプレーを数値化したことで知られるビル・ジェームス氏(現レっドソックスのアドバイザー)の2008年版のハンドブックが届いた。2007年にMLBで1試合でもプレーした全選手の年度別成績に加え、中日からFAとなっている福留孝介外野手の年度別成績も掲載されている。それだけではなく、スタジアム別の成績や監督の采配成績、来季の成績予想など各種の分析記録も巻末に載っており、毎年重宝している。

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2007年11月19日 (月)

ボンズの記録の扱いは大リーガーの投票に委ねたい(第366回)

Barry_lamar_bonds_2  ジャイアンツのバリー・ボンズ外野手が2003年12月のバルコ社関係の詳言を巡って、米連邦大陪審から偽証罪などで起訴された。最大30年の禁固刑の可能性もあるビッグニュースに、私は17日付けのスポーツ報知に次のような意見を書いた。

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2007年11月12日 (月)

物足りなかったイチローの守備機会(第365回)

Ichiro  イチローが7年連続ゴールドグラブ賞を受賞した。彼の打球に対するスタート、処理、そして強肩と守備の三要素を兼ね備えたプレーは、米大リーグでもとどろき渡っており、当然の結果だと思う。イチローは日本時代と同じ7年連続の受賞で、200安打と共に自ら課している目標を成し遂げ「(中堅に転向し)これまでとは違った意味のゴールドグラブになった。個人的には(日本時代のゴールデングラブ連続受賞回数)7に並んだことも大きい。パズルの最後のピースが入った感じです」と語った。

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2007年11月 6日 (火)

ドジャースが9万人集めたコロシアムで公式戦開催か(第364回)

 ドジャースが来季、ロサンゼルス(LA)移転50周年を記念して1958年から4年間本拠地として使用していたロサンゼルス・コロシアムで1試合公式戦を行いたいと発表した。同コロシアムは1923年に完成。1932年と84年のロサンゼルス五輪のメーン・スタジアム。また、アメリカン・フットボールの南カリフォルニア大・トロージャンズの本拠地として健在だ。ドジャースは1957年限りでニューヨーク市のブルックリンから移転した。その理由は、駐車場の狭さと観客席増のために新球場建設を市側に要求した(構想ではドーム球場だった)が、賛同を得られなかったためだ。同じようにニューヨークに本拠を置いていたジャイアンツも1958年にサンフランシスコ移転。ナ・リーグの看板カードが西海岸で行われるようになった。
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2007年11月 1日 (木)

スター選手を監督に起用しないヤンキース(第363回)

Hiruma  ヤンキースの新監督がジョー・ジラルディ元マーリンズ監督に決まった。ヤンキースは、ジョー・トーレ監督との延長契約がまとまらなかった段階で、ジラルディ氏に決めていたふしがあった。メディアでは最有力とされていたドン・マッティングリー・ベンチコーチだったが、キャッシュマンGMを含めヤ軍首脳陣はトーレ色一掃する思惑があったのではないだろうか。

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2007年10月28日 (日)

来季こそ、松坂にベケット級の存在感を期待(第362回)

Hiruma

 日本シリーズは第2戦まで、昨年と同じように1勝1敗となった。第2戦は中日がワンサイドで勝ったが、第1戦はダルビッシュ有と川上憲伸が持ち味を発揮する、見応え十分の素晴らしい投手戦となった。そんな川上の1球の失投を見逃さなかった1回のセギノールの3ラン本塁打。その集中力は、第2戦でもソロアーチとなってチーム唯一の得点を叩きだした。クライマックスシリーズで5連勝した時のウッズのような存在感だ。

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2007年10月16日 (火)

背番号7、松井稼のWシリーズに注目(第359回)

Rockies_guide  10月に入り、米大リーグ(MLB)の話題を独占しているのが、コロラド・ロッキーズの快進撃だ。私だけでなく、ほとんどのメディアの開幕前の予想は、ナ・リーグ西地区最下位。評判通りの強力打線が、タベラス、松井稼頭央の俊足1、2番と相乗効果を生み、不安視された投手陣は17勝したカナダ出身の左腕ジェフ・フランシスがエースに成長。7月からはパナマ出身の24歳、マニー・コーパスを抑えに回したのが奏功。5月21日の最大借金9をはね返し、公式戦163試合目のワイルドカード決定戦でパドレスと下すと、最終14試合に13勝の勢いを12年ぶりのポストシーズンでも7戦全勝と発揮。ついにワールドシリーズ出場も決めてしまったのだから、たまらない。

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2007年8月29日 (水)

元南海のパーカーがメジャー最高の一塁手に(第352回)

 昨年11月に「イチローは半世紀の名手に選ばれるか」のコラムを書いたが、ゴールドグラブ賞制定50周年を記念して行われた「オールタイム・ローリングス・ゴールドグラブチーム」のファン投票の集計結果が22日に別表のように発表された。18人の外野手の候補者の中、ウイリー・メイズが外野手全投票の23%の得票率、ロベルト・クレメンテが21%を獲得して1、2位。3位はケン・グリフィーの9%とガクンと落ち、イチローは7位(得票率は不明)と私の予想を下回った。イチロー自身、7位に食い込んだことで「光栄です」とのコメントを残したが、本人は低過ぎると思っているのではないだろうか。私もイチローに1票を投じたが、オールスター戦のファン投票のような知名度、スポーツ紙などの媒体があまり告知しなかったことで、日本からの投票が少なすぎたとための結果と言えるだろう。米国の野球ファンに、真の意味で名外野手と定着させるためには、少なくともあと4年、つまり10年連続のゴールドグラブ賞受賞が必要なのかも知れない。

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2007年8月20日 (月)

プエルトリコのWリーグ中止の要因(第351回)

Beisbol  8月16日、プエルトリコのウインターリーグを統括するプエルトリカン・プロフェッショナル・ベースボール・リーグのホゼ・ガルシア会長が2007―08年のシーズンの休止を発表した。6球団で構成されているが、すべてのオーナーが最近の観客動員減を理由に、中止に手を挙げた、という。1938年11月からスタートして今シーズンは記念すべき70周年になる予定だったが、ガルシア会長は「きょうはプエルトリカン・スポーツが喪に服する日だ」と痛恨の胸の内を語った。

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2007年8月14日 (火)

アンキールは「ナチュラル」のハブスになれるか(第350回)

Ankiel  カージナルスのリック・アンキール外野手が9日のパドレス戦で3年ぶりのメジャー昇格を果たし、いきなり7年ぶり本塁打を放ち、11日のドジャース戦では1試合2本塁打をかっ飛ばした。そのカムバック劇は映画「ナチュラル」でロバート・レッドフォードが演じた天才打者ロイ・ハブスを見るような感動を覚えた。ハブスは天才的な打撃を持ちながら、事件を起こしてデビュー出来ずに地方リーグを転々として16年後にメジャーに登場するのだが、アンキールは失意のメジャー生活からマイナーに転落。メジャー契約を解除されながら2年間の苦難を乗り越えて、大舞台に戻ってきた。

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2007年7月31日 (火)

ルキーノ球団社長の提言(第348回)

Boston  米大リーグ(MLB)は7月28日に17試合で71万7478人を集め史上最多をマークした、と発表した。ニューヨークのシェイ・スタジアムで行われたメッツ・ナショナルズ戦、セントルイスでのブッシュ・スタジアムでのカージナルス・ブルワーズ戦がともにダブルヘッダー。球団によってはダブルヘッダーの第1試合の観客数を発表せずに、2試合目だけを発表とするケースが多かったが、最近は入れ替えにして別々に発表。シェイ・スタジアムでは2試合目が約5000人観衆が減ったが、ブッシュ・スタジアムでは逆に800人アップした。

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2007年7月17日 (火)

大型契約のイチロー、次はクレメンテ賞獲得を(第346回)

Ichiro  オールスター戦で日本人選手初のMVPを受賞したマリナーズのイチロー外野手が2008年以降5年間総額9000万ドル(約110億円)の延長契約を結んだ。複数年契約選手では歴代4位タイというビッグな契約。シーズン前から米メディアでは、今オフにFAとなり、もし他球団への移籍となれば、ブルージェイズのバーノン・ウェルズ外野手(7年契約平均1800万ドル)と同等の金額が予想されていた。が、実際に決まってみると日本人の感覚から見れば、あまりにも桁外れな金額に驚かされる。

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2007年6月19日 (火)

微妙なコースはストライクに(第342回)

 日本時間17日は朝から緊迫した試合を次々とテレビ観戦した。早朝に行われたレッドソックス-ジャイアンツ戦は、松坂大輔投手がジ軍打線に対し、7回を3安打無失点に抑え、8回を岡島秀樹、9回をパペルボンと必勝リレーで1-0の僅少差のゲームを逃げ切った。午後には日本大学野球選手権の早大-東海大戦で早大の斎藤佑樹投手が登板、プロ野球では6試合すべてが1点を巡る攻防で野球ファンは、テレビから離れられない1日となった。

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2007年6月 5日 (火)

松坂、このままでは過大評価組入り?(第340回)

 今、日本のプロ野球でお金を払って見たい選手のNO1と言えば、日本ハムのダルビッシュ有投手だろう。150キロを越えるフォーシームにツーシーム、カーブ、スライダー、フォーク、カットボール、チェンジアップを投げると言われるが、速球系8割に変化球2割を196センチの長身から小気味よく投げこんで、ほれぼれする。ソフトバンクの斉藤和巳投手が右肩の筋疲労で戦列を離れているだけに、ダルビッシュのパワー・ピッチングは交流戦で戦うセ・リーグにとっては脅威と言う他はない。

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2007年5月22日 (火)

あのデービッドソン審判の退場宣告は103人(第338回)

 早大・斎藤佑樹投手が20日の明大戦で3勝目を挙げた。1年生が春季シーズンにすべて先発で3勝をマークしたのは1927年の宮武三郎(慶大)以来と書いたのは報知新聞と日刊スポーツ。報知ではプロ野球の「記録室」も担当する佐藤智寿記者が調べた。同記者は斎藤の1年生の春季シーズンの開幕戦勝利なども、シーズン前から野球体育博物館に足を運んで調べ、紙面に掲載するなど、未整理となっているアマ野球の記録も発掘している“記録マニア”でもある。

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2007年5月16日 (水)

イベント上手なMLB(第337回)

 米国時間5月13日、米大リーグのテレビ中継をごらんになった方は気付いたと思うが、スタジアムがいくつものピンク色に彩られた。全選手の胸にピンク色のリボンのマークを着け、リストバンドを使用。各ベースにはロゴマークが入り、選手によってはピンク色のバットでプレーしていた。これはすべて、母の日に併せて乳ガン撲滅キャンペーンの一環。これが父の日(6月の第3日曜日)になると、前立腺ガン撲滅キャンペーンとなり、水色のリボンやリストバントを着用する。

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2007年5月 8日 (火)

ヤンキースが連日のサプライズ(第336回)

20070508  目が点になるとはこの事だ。日本時間7日午前4時半、ヤンキースの松井秀喜の日米通算2000安打なるかを確認するためにスカパーでテレビ観戦。7回裏が始まるときだった。オーナー席に何と通算348勝のロジャー・クレメンスが登場しているではないか。ヤンキー・スタジアムで取材に当たっている本紙記者にすぐ電話すると「ヤンキース入り発表で、記者席が騒然となっている」との返事。テレビ画面を見ると、マイクをつかんだクレメンスが「彼ら(ヤンキース)が私をテキサスから呼び戻してくれた。みんな、すぐに会おう」と5万を超える大観衆に呼びかけた。

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2007年4月17日 (火)

MLB版、今日は何の日(第333回)

 AP通信は連日多くの米大リーグ(MLB)の情報を流している。かつてはテレタイプでロール式の用紙に印刷されたものを項目事に切り取って整理していたが、今では項目事にプリントアウトすれば良いので随分仕事はし易くなってきた。AP通信で昔から変わらずに送信してくるのが「This Date in Baseball」。つまり、日付ごとに過去に起こった出来事、いわゆる歳時記だ。

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2007年4月11日 (水)

NPBの憂鬱、MLBの傲慢(第332回)

 西武の裏金問題に関する調査委員会が4日、中間報告を発表。2005年の「倫理行動宣言」以前に、合わせて14億円にものぼる「裏金+不正支出」の存在を明らかにした。有識者による調査委員会の報告は、西武が金銭の流れを帳簿処理していたことで明るみとなった。アマチュア選手との契約前5選手に計6160万円、入団契約時に規定以上の金額を計15選手に計11億9000万円。そしてアマチュア関係者のべ170人に約1億3500万円の謝礼を支払っていた、としている。

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2007年4月 4日 (水)

球春真っ盛りもショックな休刊(第331回)

20070404  パ・リーグに続きセ・リーグ、そして米大リーグ(MLB)も開幕。センバツ高校野球も常葉菊川がミラクル優勝、桜の開花と同じように一気に球春真っ盛りとなった。長丁場のペナントレース。日本のプロ野球が今季から導入するクライマックスシリーズ開催の10月にどんな結末が待っているのか楽しみだ。

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2007年3月29日 (木)

石ころではなくダンプカーだった審判(第330回)

20070329  3月26日、パイレーツとマイナー契約を結んでいた桑田真澄投手がブルージェイズとのオープン戦で三塁のベースカバーに入った際に、球審と交錯し右足首を捻挫し、開幕メジャーのベンチ入りが絶望となった。当日はいつも通り4人審判の予定だったが、1人の審判の母親が亡くなって急きょ3人制に変更。アクシデントの場面は7回1死一塁。一塁走者がいたことで三塁塁審が投手の後ろに位置し、打球が飛んだことによって、ベル球審が三塁の判定のために駆け寄ったともに起こった。「審判は石ころ」と良く言われるが、石ころどころではなく、この日のベル球審の体重は116キロとダンプカー級。いくつもの“不運”が重なった。

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2007年3月21日 (水)

桜並木のある新スタジアム(第329回)

20070321  前回のコラムで、「新人選手がまず入団したくなるような魅力ある日本のプロ野球にしなければ」と書いた。日米の差はいくつもあるが、その中でスタジアムの彼我の差は代表的なものだろう。日本では札幌ドーム完成の2001年を最後にプロ野球のフランチャイズ球場の新設はない(広島が2009年に完成が予定されているが)。米国では2000年以降でも9つの新球場がオープン。今後も2008年にワシントン(ナショナルズ)に、2009年にニューヨークにヤンキースとメッツが、2010年にはミネアポリス(ツインズ)と、野球専用、天然芝の新球場ラッシュは止まらない。

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2007年3月 5日 (月)

ロン・サントに春は来るのだろうか(第327回)

 2月27日にベテランズ委員会による野球殿堂選考が行われ、今年も選出者なしとなった。当選には84票中75%以上となる62票が必要だったが、通算最多の342本塁打しカブスの名三塁手だったロン・サント氏が57票でトップ、次いで通算283勝したジム・カート氏が52票。監督、フロント、審判などの関係者部門では1962年から92年まで31年間、ナ・リーグの審判を務めたダグ・ハービー氏が52票、史上最強の選手会を作った初代委員長マービン・ミラー氏の51票といずれも当選ラインに届かなかった。

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2007年2月27日 (火)

中堅イチロー、夢の500刺殺なるか(第326回)

 運動具メーカーのローリングス社が「ゴールドグラブ」50周年を記念して、半世紀の名手を選ぶ投票が始まった。http://www.rawlingsgoldglove.com/

 このニュースを、米大リーグ(MLB)のフランチャイズのある各地元紙が取り上げており、中でもセントルイスのポスト・デスパッチ紙は、ノミネートされた50人中、カージナルス在籍中に選ばれた9選手の写真も掲載して特集。盛り上がりから見て、MLBのイベントとしては、1999年のセンチュリーチーム以来の注目度になりそうだ。

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2007年2月21日 (水)

MLBから引き分けがなくなるかも(第325回)

 米大リーグ(MLB)が16日に、1996年以来11年ぶりとなる野球規則の改正を行った。その中で最も注目されるのが、これまで降雨コールドで引き分けとなっていた試合の扱いで、今後は引き分けが無くなる可能性が高くなった。

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2007年2月 7日 (水)

「21世紀の鉄人」ミゲール・テハダ(第323回)

20070207  カリブ海に浮かぶプエルトリコのカロリーナにあるロベルト・クレメンテ・ウォーカー・スタジアムで、2月2日から中南米NO1を決めるカリビアンシリーズが開催されている。ホスト国のプエルトリコを始めドミニカ共和国、メキシコ、ベネズエラとウインターリーグが組織されている4か国が、各国の優勝チームのメンバーを中心に総当たり(各2試合)の計6試合。メジャーリーグ(MLB)に多くの選手を送り出している4か国だけに、同シリーズはレベルが高く、地元ファンの熱狂的な応援と合わせて、当該国にとって一大イベントとなっている。

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2007年1月23日 (火)

日本でも大学野球の殿堂設立を(第321回)

 年が明けて、スポーツ新聞の“メシのたね”は、自主トレを非公開にしているレッドソックスの松坂大輔投手に代わって、早大入りが決定的な早実・斎藤佑樹投手となった。一挙手一投足が紙面で大きく取り上げられているが、年配の野球ファンにうれしいのが六大学のかつての名選手がメモとして登場してくることだ。1月20日、斎藤投手の「打撃でもチームに貢献したい」という言葉に各記者が反応。スポーツ報知でも最近の打撃の良かった投手を挙げて、昔を思い出させてくれた。

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長嶋茂雄

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