隠れた出世レース
と言っては失礼でしょうか? 私が今週、注目しているのはクロッカスSです。07年にはのちに淀短距離Sを制したサープラスシンガー、昨年はのちにNZTを制したサンカルロなど粒ぞろいのメンバーを輩出しています。今年はNHKマイルへとつながる出世レースになりそうな好メンバーが顔をそろえました。
記者室で調べ物をしていたら、他社の記者さんが「最近、3人とも更新が少ないんじゃないですか? 楽しみにしているんですから」と声をかけられました。すいません。もう少しペースアップしようかと頑張ります。これを書いて風呂に入って寝るのが楽しみ。きょうは、もうひと頑張りです。
私が楽しみにしているのはクレバーサンデー(牡、父フレンチデピュティ)。デカいこと言いますよ。この馬、NHKマイルCの大穴ではないか、と思っています。父フレンチデピュティ、母の父はサンデーサイレンス。桜花賞を制したレジネッタと同じ組み合わせ。きょうだいで勝ち上がった馬こそいませんが、この組み合わせでようやく活躍できる馬が出てきたのではないでしょうか。
シンザン記念の内容に成長の跡が見えました。いい位置を追走して最後もしっかりと脚を伸ばしました。「あのぐらいやれる馬だったんですよ」とレース後に崎山助手も誇らしげでした。この日の攻め馬は53秒3―13秒3。馬なりで軽め、輸送を考慮してのものだと思います。きょうは取材したわけではないのですが… 夕方に聞きに行こうと厩舎に行ったら「遅い! みんな帰ってもうた。あした、聞きに来なさい。サンデー? 絶好調やで」と厩務員さんが私に言う。木曜に出直して取材。早々と後藤騎手に依頼していて、陣営も勝負気配が漂うだけに、話を聞くのが楽しみです。
もう1頭はシゲルモトナリ(牡、父マーベラスサンデー)です。この馬もシンザン記念の内容が、次につながる内容だったと思うんですよ。「最後はいい伸びを見せてくれた。1200メートルの後だったから、もう少し行けると思ったが。課題はそこだね。うまく乗っておけば着はあったと思うよ」と藤岡範調教師。きょうも坂路で53秒0―12秒9と最後までしっかり。陣営の思惑通りに動いていました。「この馬なりに頑張ってくれたらいい」などと多勢に囲まれているときは謙遜していましたが、みんなが離れるとポツリ。「この馬は走るで」。自信がありそうな感じ。本命選びに迷ってしまいます。
あとシンザン記念組では3着のセレスロンディー(牡、父プリサイスエンド)は木曜に取材予定。シンザン記念はクレバーサンデーが本命で、複勝馬券を結構買っていたので、あの鼻差は大きかった。「せめて同着であってくれ」の願いもむなしく4着。そういえば昔、「ニノチカ」という映画が好きでした。なぜ、そんな話が出るのかって? 主演がグレタガルボだからです。私はガルボもノーマークにしてグレた、そういうことにしておきます。ガルボという馬、デビューしたときは「スイートピーSに赤い帽子の枠番で出てきたら、面白い」と勝手につまらないことを考えていました。理由は書きません。でも、牡馬だから出られないんですね。
さっ、今週のレースで取り返したいと思います。明日も取材です。

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