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大会レポート

2017年8月29日 (火)

この夏 ナイスラン

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 「この道、この夏。」。北海道マラソンのホームページを開くと、印象的なキャッチフレーズが目につきます。上の写真は、北海道庁赤れんが庁舎を背に「この道」のゴール・大通公園まで残り数百メートルに迫ったランナーたち。笑顔の人、口をあけて苦しそうな人も「この夏」のフィナーレを迎えます。27日の大会で、完走した皆さんのコメントを紹介します。
 「毎年、ここに合わせて調整する。週末に必ず30キロのペース走をして道マラベストを出せた」=札幌市の男性(44)、2時間49分55秒
 「まっすぐな新川通は快感。北大ではサングラスをあげて、沿道の人たちの応援にこたえました」=東京都の女性(46)、3時間19分16秒
 「札幌の広い通り、応援、レース後のおいしいビールと料理。ここが大好きで4回目の参加です」=神戸市の男性(52)、3時間55分51秒
 「新川通では3回、もうダメと思った。沿道の方にスイカとコーラをもらって元気を取り戻せた」=小樽市の女性(57)、4時間14分19秒
 お疲れさま、ナイスラン。4人とも、いい顔でした。

2017年8月28日 (月)

かぶり水 フラフラ新川通

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 北海道マラソンは、日本で唯一の真夏のフルマラソンです。27日に行われた第31回大会の午前9時の気候は、曇りで気温24.8度、湿度47%とさわやかな感じでしたが、10時ごろから晴れ間が広がってくると一変。ランナーの多くが新川通に入ると強烈な日差しが降り注ぎ、気温は28度以上になったようです。
 上の写真は中間地点付近の給水所。紙コップを手に取って頭からバシャっと水をかぶるランナーが多く、路面は水びたし。体力を消耗し、目がうつろな状態の人も出てきます。まさに、「道マラ」ならではの光景が始まるところなのです。
 「新川通では後頭部が熱くてフラフラ」「最後の北大ではヨレヨレだった」「何度もやめようと思った」。ゴール地点では、力を振り絞ったコメントを聞きました。今年のフルは1万5687人が出場し、完走率は80.8%でした。

2017年8月27日 (日)

道マラ号砲 東京に続く道

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 北海道マラソンが27日に行われ、フルとファンラン(11.5キロ)の部にエントリーした約2万人のランナーが札幌市内を駆け抜けました。
 今回と来年の次回は、2020年・東京五輪の日本代表選手選考競技会「マラソングランドチャンピオンシップシリーズ」と位置づけられ、トップ選手にとっては勝負の場。3年後の大一番に向け、ピーンと張りつめた緊張感がありました。
 一般ランナーにとっても夏のフルマラソンで制限時間も5時間ですから、かなりハードな大会です。上の写真はスタート直後、中島公園前で撮ったものですが、皆さんの表情は真剣そのもの。これが「道マラ」なんですね。
 さて、今年はどんなドラマが待っているのか。きょうから3日間、大会をリポートします。

2017年8月19日 (土)

仲間と過ごす大切な場所

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 北海道を縦断する「TRANS・YEZO」(トランス・エゾ)は19日、最終ステージ(浜頓別ー宗谷岬60.7キロ)が行われ、2週間の全行程を終了しました。宗谷岬と襟裳岬を往復する「アルティメイト・ジャーニー」に出場したランナーが走歩した距離は1097.3キロ。北の大地の風景、食、人を見て聞いて感じた「走り旅」でした。
 「アルティ」の中村磨美さん(60)=神奈川・横浜市=は11回目の完走。「今回は最初だけ暑く、ほかの日は涼しかった。雨も1~2日ほどで天候に恵まれました」と元気いっぱい。甘い物に目がなく、滝川と士別、猿払でソフトクリームを、風連町の道の駅「もち米の里☆なよろ」では大福を食べられ大満足だったそうです。
 レースを終えた一行は宗谷岬近くの施設で打ち上げ。旅の思い出をさかなに盛り上がりましたが、明日20日にはそれぞれ帰郷。中村さんは帰宅後、休む間もなく福祉関係の職場の夜勤に入ります。「明日からは日常生活が始まります。来年もトランス・エゾに出たいから、1年間しっかり働きますよ。ここは仲間と一緒に過ごせる大切な場所。戻ってこないとね」と力を込めました。
 写真=オホーツクラインの9キロ続く直線に立った参加者たち

2017年8月15日 (火)

北の大地ど真ん中

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 「TRANS・YEZO」(トランス・エゾ)の一行は、日本最北端の宗谷岬を目指して北上中です。15日は第10ステージが行われ、コースは北海道のほぼ中心部に位置する新得から標高644メートルの狩勝峠を上って下って富良野に至る79.8キロ。昨年同様、雨まじりの天候でした。
 さて、宗谷岬と襟裳岬を往復する「アルティメイト・ジャーニー」の部に出場する選手の走行距離は1096・8キロ。1日80~90キロ前後の距離を2週間続けて走りますが、出場者はどんなトレーニングを積んでくるのでしょうか。
 選手全員がフルマラソン、ウルトラ100キロの経験者で、その多くが250キロのさくら道や萩往還なども完走しています。ただ、トランス・エゾは行程内の荷物を背負って走るステージレースのため、重さ対策が必要です。オーソドックスな練習方法は本番より2キロ重い5キロ前後のリュックを背負って走り、背中の負荷に体を慣らしていくこととされています。
 さらに2週間も続く大会ですから、脚の負担を最小限にするため本番のスピードは1キロ8~10分にペースダウン。大会呼び掛け人の御園生維生(みそのう・ゆきお)さんは、1096・8キロを時間内に完走できるタイプは「内臓が丈夫で自己防御に優れた方。暑さや雨、体調不良などのトラブルに冷静に対応できる方」と話してました。
 満足感や達成感を手にするには、やはり相当なトレーニングと準備が欠かせないようです。
 写真=富良野市の老節布(ろうせっぷ)。山に囲まれた美しい小盆地

2017年8月13日 (日)

宗谷岬へ北上

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 「TRANS・YEZO」(トランス・エゾ)は13日、襟裳岬で折り返し、宗谷岬を目指す後半戦に入りました。前日の12日には「toえりも」(宗谷岬―襟裳岬 541.2キロ)を終えた3人と、翌13日からの「toそうや」(襟裳岬―宗谷岬 556.1キロ)に出場する9人、16日までのステージに参加する1人の計13人の歓送迎会が行われ、皆さん、楽しい時間を過ごしました。
 13日の第8ステージは襟裳岬から忠類までの82.1キロ。この日から参加した井上昇三さん(74)=横浜市=は「今回で17~18回目かな」という大ベテランです。若いころは登山に打ち込み、そのトレーニングとしてマラソンを始めました。50代になってトランス・エゾのことを知り、その日の目的地と宿泊施設、ルートを告げられてからは全て自己責任で走破していくスタイルに感心したそうです。
 元々、北海道好きの井上さんは毎年、北の大地を走ってその魅力をかみしめます。「ここでは海と山、平らな内陸部と、本州にはない景色を楽しめる。一か所だけでは北海道の良さは分からないけど、この大会に出ると全体像が見えてくる。大地の素晴らしさを体で感じられることがうれしいね」と、しみじみと語ってくれました。
 写真=広尾町の国道336号(通称・黄金道路)沿いにあるフンベの滝で記念撮影。昔、この周辺で鯨が打ちあげられたことから、「フンベ」はアイヌ語で「鯨の獲れる浜」という意味とか

2017年8月11日 (金)

走り旅の喜びと達成感

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 北の大地を駆け抜ける「TRANS・YEZO」(トランス・エゾ)は11日、第6ステージ(富川―浦河)が終了。右手に太平洋を見ながら進む約84キロの行程ですが、サラブレッドの生産牧場が次々と現れます。大狩部周辺の広大な牧草地には未来のGⅠ馬?が並び、記念写真のスポットになってました=写真=。
 今年で21回目を迎えた大会は、呼び掛け人の御園生維夫(みそのう・ゆきお)さん(51)自身の体験から生まれました。30歳の時、年末年始に京都~東京間535キロを6日間で走破する「東海道五十三次ジャーニーラン」に参加。両足首がはれ上がりボロボロの状態でゴールしたものの、喜びと達成感が大きく「この感動を多くの人に伝えられないか」と、壮大な「走り旅」創設を思いつきました。
 舞台は大学時代を過ごした北海道とし、タイムや順位よりも自然や文化、出会いを「ゆっくりと楽しみ、旅をするように走る」ことをコンセプトに掲げ、制限時間も早歩き程度の時速5.5キロを基準に設定。ルールはコースマップを頼りに必用な荷物を担いで走歩すること。エイドや誘導も最小限にし、ランナーが自力で乗り切っていく大会としました。
 そんな夢プランを詰め込んだトランス・エゾは、1997年にスタート。99年までは襟裳岬から宗谷岬を目指すコース「toそうや」で行われ、2000年に宗谷岬から襟裳岬までの「toえりも」、宗谷岬と襟裳岬を往復する「アルティメイト・ジャーニー」を新設。二つの岬を往復する距離は1096.8キロに達し、継続する大会では世界最長とされます。

2017年8月10日 (木)

北海道で大人の合宿

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 北海道を縦断する「TRANS・YEZO」(トランス・エゾ)は10日、第5ステージ(栗山ー富川)が終わりました。前日までは3日連続、80キロ以上の距離を踏破。この日は72.1キロですから、ちょっとひと息つけたはずです。
 コースは広大なタマネギ畑や山間部を抜け、鵡川からは太平洋側を南下。ゴールの富川まではサラブレッドの牧場を眺め、一行はスタートの宗谷岬から400キロ地点を通過しました=写真=。
 初出場の小川久美子さん(42)=東京都=は、宗谷岬と襟裳岬を往復する「アルティメイト・ジャーニー」(1097.3キロ)にエントリー。「ここは、ふだんの大会とは別もの。エイドやお手洗いもない。毎日、コース図を渡されますが、初日は道に迷って16キロ余分に走った。どうやって楽しむか、まだ手探り状態です。でも、石狩川は力強く、空と海が大きく見えました」と振り返ってます。
 トランス・エゾは1~2週間のステージレース。毎日、コースが変わり、宿舎では毎晩、翌日のコース概要などがスタッフから説明されます。「雰囲気は大人の合宿みたい。参加者はリピーターが多く、皆さん、個人の価値観を大切にしていて、自分なりのスタイルで楽しみ苦しんでいる感じ。人と比べずにマイペースで走るレースです」と小川さん。ルーキーには新鮮な発見が多いようです。

2017年8月 7日 (月)

21回目のトランス・エゾ

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 北海道の宗谷岬と襟裳岬を往復する世界最長約1097.3キロのウルトラマラソン「TRANS・YEZO」(トランス・エゾ)が6日、スタートしました。荷物を担ぎ2週間かけて北の大地を縦断する「走り旅」は今年で21回目。昨年に続き、ゴールを迎える19日まで随時、リポートします。

 6日午前5時、全国から集まったランナーたちが日本最北端の宗谷岬を出発しました。今回は宗谷岬と襟裳岬を往復する「アルティメイト・ジャーニー」に5人、襟裳岬を目指す「toえりも」(541.2キロ)に3人、襟裳岬から宗谷岬を目指す「toそうや」(556.1キロ)に9人、途中ステージからの参加者1人の計18人がエントリーしてます。
 第1ステージの6日は宗谷岬から幌延までの75.3キロ。スタート時の気温は16度、朝モヤも立ちこめて肌寒かったそうですが、9時ごろから一気に気温が上がって「夏日」になったとか。さらに、コース上で給水・給食できるコンビニは1軒だけ。約20キロ、自販機のない区間もあって、いきなり「北海道の洗礼」が待ち受けてました。
 北九州市から「toえりも」に参加した桂木正弘さん(60)は7年連続の参加。これまで「toそうや」は4年連続、「toえりも」は今年で3年連続で走ります。宿舎で着るTシャツと短パン、医薬品、スマホ、タオルなどを入れたリュックと肩かけ用のクーラーボックスが桂木流エゾスタイル。「1キロ9分か10分、歩くのに毛が生えたスピードでゆっくり走る。太平洋を見ながら襟裳岬に向かう7日目が楽しみだなあ」。大会を知り尽くしたベテランは余裕十分です。
 第2ステージの7日は朝から快晴。右手に日本海と利尻富士を望みながら、羽幌までの82.8キロを南下していきます。この日の午前中、宗谷岬から100キロ地点を桂木さんと初参加の小川久美子さん(42)が最初に通過=写真=。300キロ、500キロ、1000キロと続くジャーニーランは、これからが本番です。

2017年7月17日 (月)

フィナーレの一体感

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 本日も15日と16日に行われた第23回ランナーズ24時間リレーマラソンin富士北麓公園をリポートします。
 一昼夜に渡る大会には、お楽しみイベントがたくさんあります。15日の夕方からは親子ランニングタイム、浴衣ラン、盆踊りと続き、午後8時には花火がド~ンと夜空に上がりました。「これが楽しみなんだ」と、スマホを空に向ける方が多かったですね。
 出場した179チーム、計2060人が一番盛り上がったのは、大会の終了間際。1周1.16キロのコース中にランナーが散らばってハイタッチの嵐。上の写真はゴール手前約100メートル付近ですが、両側から無数?の手がニョキニョキと伸びてました。
 ウルトラマラソンも制限時間を迎える「フィナーレ」は感動的。24時間リレーマラソンは一緒に過ごす時間が長い分、知らないランナー同士が応援し合える一体感がより強まるような気がしました。

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