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2017年10月

2017年10月18日 (水)

70歳 前田豊子さんに続け

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 黒松内町内一周駅伝大会(7区間、42.195キロ)が15日、北海道の同町で開催され、前田豊子さん(70)=余市町=率いる「あれから10年バーバラスペシャル」が3時間17分28秒で女子の部3位に入りました。

 「あれから10年―」は、10年前の同大会にも同じメンバーで「バーバラスペシャル」として出場。この時は前田さんの還暦を祝うために親しいラン仲間が集まり、2時間44分4秒で優勝しました。今回は前田さんの古希(こき)に加え、「この10年、いろんなことがあったよね」という感慨もあって、チーム名の最初に「あれから10年」を付け足したそうです。
 「前回は勝負をかけてぶっち切りましたが、今回はみんな年をとってガタガタ。でも、集まれただけで幸せでした」と前田さん。10年前は独身で現在は3人の子育てに追われる坂本祐美さん(37)はこの駅伝が復帰戦。「今日は手応えがあった。忙しい毎日ですが、これから少しずつ大会に出たいです」と大きな刺激になったようです。
 前田さんはこれまで、東京(現さいたま国際・代表チャレンジャーの部)16回、名古屋(現名古屋ウィメンズ・エリートの部)12回、大阪11回と、国際女子マラソンに計39回出場。今年6月のサロマ湖100キロウルトラマラソンは12時間47分36秒で、8月の北海道マラソンは4時間2分30秒で完走し、今なお北の大地を代表するランナーです。
 そんな大先輩の背中を、駅伝のメンバーたちはずっと追い続けてきました。
 「原点」「目標」として慕ってきたのは太田尚子さん(48)。1999年の洞爺湖マラソンでは、優勝した前田さんと並走し残り5キロで離され2位に。「50代でこんなすごい方がいるんだ」と驚いたとか。大会で出会うたび、「距離を踏みなさい」「国際に出ると勉強になるよ」と前田さんに教えられた太田さんは、2001年から洞爺湖8連覇を達成しました。
 70代に入り、「ここ数年はタイムが1キロ1分ずつ落ちてきた」と嘆く前田さん。練習量も減ってますが、太ももの強化に効果のある太極拳を週2~3回消化し、体力・筋力維持に努めています。年内のレースは来月の作.AC 真駒内マラソンで終わり、来年は4月の伊達ハーフマラソンから始動します。
 「今は体調が1年ごとに変わるから先のことは分からない。まあ、それでも懲りずに走っているのかなあ。10年後、80歳で駅伝? それはないでしょう」。偉大な「レジェンド」は楽しそうに笑ってました。

 写真=チームのメンバーとポーズを取る前田さん(左から3人目)

2017年10月17日 (火)

国際女子マラソンへの思い

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 明日18日のスポーツ報知(東京本社版)は、今季、国際女子マラソンの参加資格タイムに挑む女性ランナー3人をクローズアップ。夢舞台への熱い思いを語ってもらいました。
 初出場を目指すKさん(29)は今年2月の東京が3時間14分4秒。今月29日の水戸黄門漫遊、来月26日のつくばで、大阪国際女子の参加資格タイム「3時間10分以内」にアタックします。
 これまで国際女子に4回出場したNさん(40)は来月12日のさいたま国際・代表チャレンジャーの部に出場。「3時間15分」を切って、来年以降の参加資格キープを狙ってます。
 3時間6分54秒(14年3月、名古屋ウィメンズ)のベスト記録をもつSさん(44)は、15~16年は諸事情で大会出場をセーブ。「返り咲き」を誓い、準備を進めています。
 秋のフルマラソンに向けた連載「直前チェック」は今回が最終回。2004年のアテネ五輪・男子マラソンに出場した横浜DeNAランニングクラブの国近友昭監督(44)に、レース当日の食事やペースメイクなどを聞きました。

 写真=今年3月の名古屋ウィメンズ・17キロ地点

2017年10月13日 (金)

隣のレジェンド 気負わず大阪へ 

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 「隣のレジェンド」最終回は、山口勇吉さん(66)=大阪・富田林市=。6年ぶりに当選した大阪マラソン(11月26日)で、3時間45分切りに挑みます。

 走り始めるきっかけは、交通事故だった。28歳の時、追突され、ひどいむち打ち症に。処方された痛み止めをしばらく服用していたが、副作用で胃潰瘍になって入院した。その時、病室のテレビで見た第1回東京国際女子マラソンの中継にくぎ付けになった。大阪府の市民ランナー・村本みのるさんが2時間48分52秒で日本人選手トップの7位に入り、「普通の主婦でも頑張ればできるんだ」と大きな刺激を受けた。
 入院前は歩くとフラフラになるほど体調がすぐれず、「子どもがまだ小さいし、とにかく丈夫にならないと。退院したら、毎日できるランニングを始めよう」。そんなことを考えていた時、偶然目にした村本さんの快走が背中を押した。
 近所のジョギングから始まり、次第に距離が延びていった。3年後、初フルとなった篠山は後方からスタートしたものの、2時間56分台でゴール。いきなりサブスリーランナーとなって周囲を驚かせた。
 「最後はヘロヘロになって歩いてました。でも、タイムを知って自信になった。あれでハマってしまったなあ」。200キロ前後だった月間走行距離は300キロ、400キロに。ラン仲間から登山の効用を聞くと、休みの日に奈良・御所市と大阪・千早赤阪村の境にある金剛山(標高1125メートル)、大和葛城山(同959メートル)に通い、2~3時間、急な上りも階段も走り通した。1500メートル5本のインターバル走も取り入れ、持久力と心肺機能を強化した。
 日々の努力が実り、40歳で迎えた福知山は2時間38分46秒のベスト記録をマーク。「当時は1人でコツコツと練習してた。とにかくガムシャラだった」と振り返る。その後、加齢とともに記録は低下。50代中盤でサブスリーは途切れ、昨年の神戸は3時間40分47秒だった。
 現在は15~25キロのジョギングがベース。週1回、約50メートルの流しを7本こなし、たまに1キロ4分のスピード走を1本だけ入れる。来月の大阪に向け、「30~35キロ走をあと2回はしたい」と言うが、「年だから、しんどいと思ったら素直にやめる」と自然体だ。
 ラン仲間と立ち上げたTBタートルズは今年、結成33周年を迎えた。山口さんは約15年間、会長を務める。孫5人の幼稚園や習い事の送り迎え、週2日の仕事もあって何かと忙しい。それでも「孫とかけっこしたいから、体力は維持しないと。用事の合間に走ってるよ」と楽しそうだった。
 ◆山口 勇吉(やまぐち・ゆうきち)1951年8月7日、熊本県生まれ。フルの出場回数は50回以上。159.8センチ、54キロ。血液型AB。

 写真=今年5月、TBタートルズの恒例行事「琵琶湖一周リレーマラソン」に参加した山口さん(前列右から2人目)

2017年10月11日 (水)

人気の松本翔さん練習会

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 マラソンシーズンが目前に迫り、各地で練習会や大会の試走会が盛んに行われています。先週7日には、東大在学中に関東学連選抜の一員として箱根駅伝に出場した松本翔さん(32)が立ち上げた「Team M×K」の練習会が都内の公園で催され、70人以上が参加しました。
 この日は走力別に7組に分かれ、約30キロ(1周1.16キロのコースを26周)のペース走を実施。1キロのペース設定はS1・S2組が3分50秒~4分、A組が4分~10秒、B組が4分10~20秒、C組が4分20~30秒、D組が4分30~40秒、E組が4分40~5分で、ハイレベルのランナーたちが汗だくになって走り続けました。
 ちなみに参加費は2100円。各組にペーサーが付き、給水のほかアロママッサージも受けられます。ランナー目線の運営が好評で、月1回のこの練習会は今回で22回目。「国際女子の資格をもってる方、サブスリーの方など、意識の高い人が集まるようになりました。ランナーの輪が広がればうれしいですね」と、松本さんも手応えを感じているようです。
 「Team M×K」のMは松本さん、Kは公務員ランナーの川内優輝(30)、鮮輝(26)、鴻輝(25)3兄弟の頭文字から命名。練習会には鮮輝さんと鴻輝さんが参加し、松本さんたちとペーサーを務めています。
 なお、年内の練習会は今月21日、11月3日、12月29日に開催。詳細はHPやFBなどでご確認下さい。

 写真=E組を引っ張る松本さん(前列右)

2017年10月 6日 (金)

隣のレジェンド 71歳トライアスリート

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 「隣のレジェンド」第6回は、トライアスロン歴10年を誇る安部幸男さん(71)=東京・稲城市=。「健康のためだけでは続かない。目標を持つこと」をモットーに、競技に打ち込んでます。

 トライアスロン3種目の練習を、安部さんはコンスタントにこなす。スイムは火、土曜に2500メートル。バイクは週2回、多摩川沿いを中心に40~50キロ。ランは週3回、バイクの後の5キロとランのみの15キロ。「スイムとバイクは負担が軽く、慣れれば平気」という。
 地道な努力が実り、63歳と65歳の時に宮古島(スイム3キロ、バイク155キロ、ラン42.195キロ)、67歳で佐渡国際(スイム3.8キロ、バイク190キロ、ラン42.195キロ)と、ロングディスタンスの両トライアスロン大会を完走。「半日かかるレースなのでゴールできないと思ってた。だから、すごい達成感だった」
 30歳を過ぎたころ、体重が76キロになった。ダイエットのため、近所の温水プールで水泳を始めた。ウォーキングにも励み、体重は1年間で60キロ台に。マスターズ水泳にも出場するようになり、55歳の時には全国大会の200メートル・バタフライで年代別の金メダルに輝いた。
 「フルマラソンはどんなものだろう」と思い立ち、59歳でランニング開始。約1年後のホノルルが初フルで、3時間48分で走り切った。60歳で迎えた板橋Cityを3時間37分52秒で走り、ベスト記録をマーク。「伸び盛り」の61歳の時、スポーツクラブの知人にトライアスロンを勧められ、あっと言う間に10年が経過した。
 これまでフルは18回出場して15回完走(リタイアはいわき2回、かすみがうら1回)。大会前は月間150~200キロを走り込むが、ここ数年は低迷。今年3月の板橋Cityは37キロ付近で「ガス欠」となって、不本意な4時間41分36秒に終わった。
 「4時間を切ろうと思って失敗した。1キロ5分30秒ペースがきつくなってきた」。フルに関しては弱音をはくが、トライアスロンは好調だ。6月の渡良瀬、9月の国営昭和記念(ともにスプリント=スイム750メートル、バイク20キロ、ラン5キロ)は年代別で1位をゲットした。
 「仲間と達成感を共有すること、自分と闘って挑戦していく気持ちが大切。健康のためという理由だけでは続かないよ。レースに出ること、結果を出すことなど、目的をもつことが必要なんだ」。来年3月の板橋Cityでサブフォーに返り咲くことが、鉄人のターゲットだ。
 ◆安部 幸男(あべ・ゆきお)1946年7月4日、富山・八尾町生まれ。167センチ、56キロ。

 写真=自宅近くをジョギングする安部さん

 次回「隣のレジェンド」は13日掲載

2017年10月 3日 (火)

アキレス腱断裂を克服

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 明日4日のスポーツ報知(東京本社版)は、1日に開催された第42回札幌マラソン(報知新聞社など主催)を掲載します。
 ハーフや10キロなどの各部を合わせ計1万2705人が出場しましたが、今回は左足アキレス腱を2度断裂しながらレース復帰を果たした女性ランナーをクローズアップ。仲間の励ましを受け、長く苦しいリハビリを乗り越えた軌跡を追いました。
 紙面の2番手企画は、秋のフルマラソンに向けた「直前チェック」。アシックスランニングクラブの島田佳久コーチ(55)が、疲労度を探るストレッチ方法を紹介してます。 
 
 写真=豊平川と周辺の山並みが美しい札幌マラソンのコース

2017年10月 2日 (月)

今季の締めくくり

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 本日も1日に開催された第42回札幌マラソン(報知新聞社など主催)をリポートします。
 冬の訪れが早い北海道のランナーにとって、札幌マラソンは今季を締めくくる大会といわれています。秋から冬にかけ、本州に「遠征」する方もいますが、ほとんどの方は体育館やスポーツジムで運動を続けて雪が消える春に備えるようです。
 会場では「締めの大会だから記録を狙う」「しばらくレースがないので思いっ切り走る」といった声を耳にしました。そのせいか、ハーフと10キロの部に出場した人たちは真剣そのもの。ハーフの号砲が鳴った午前9時30分の気温は18度だったものの、汗だくでゴールするランナーが目立ちました。
 男子ハーフ10・20歳代は毎年、箱根駅伝を目指す大学生がトップ争いを展開。今年も1位が湊谷春紀(東海大)=1時間4分55秒=、2位が湯澤舜(東海大)=1時間5分1秒=、3位が山下一貴(駒大)=1時間5分3秒=と、「箱根軍団」がガチ走りを披露しました。
 トップ選手も市民ランナーも、本気度が高いのが大会の魅力となってます。
  
 写真=豊平川沿いを走る10キロの部のランナー

2017年10月 1日 (日)

秋晴れの札幌マラソン

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 第42回札幌マラソン(報知新聞社など主催)が1日、秋晴れの札幌市で開催され、ハーフと10キロの部にエントリーした約11500人がゴールを目指しました。
 メイン種目のハーフのコースは真駒内公園に隣接する五輪通をスタートし、駅前通や大通公園などの繁華街を巡り、後半は豊平川のサイクリングロードを走って真駒内セキスイハイムスタジアムでフィニッシュ。同スタジアムは1972年の札幌五輪の開会式とスピードスケート競技が行われたメモリアルの地。50代以上の方なら、笠谷、金野、青地の日の丸飛行体がスキージャンプ70メートル級(現在のノーマルヒル)で表彰台を独占した快挙、「札幌の恋人」と呼ばれて人気者になったフィギュアスケートの銅メダリストのジャネット・リン(米国)など、当時の盛り上がりぶりを思い出すかもしれません。
 その五輪の4年後に始まった札幌マラソン。半世紀近い年月を重ね、北日本最大級のハーフマラソンとして親しまれてします。当ブログでは2日と3日も大会の様子をリポートします。
  
 写真=スタート直後、1キロ地点を通過した10キロの部のランナー

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