ブログ報知

 スポーツ報知 |  ブログ一覧

« 2018年1月 | メイン | 2018年3月 »

2018年2月

2018年2月28日 (水)

東京 初出場ガチ走り

2018

 25日から続けてきた東京マラソンのリポートは本日28日が最終日。12回目のエントリーで初めて当選し、3時間8分10秒のシーズンベスト記録で駆け抜けた西澤泉さん(57)=横浜市=の完走記を掲載します。
 
 2007年の第1回大会の抽選倍率は3.1倍。外れたけど「そのうち出られるだろう」と軽く考えていました。ところが毎年応募しても全く当たらない。何度も出場している走友もいるのに自分だけ何で? 抽選11連敗で半ばあきらめかけていたところ、12回目にしてようやく当選通知が届き、うれしい初出場となりました。
 さて、どのように走ろうか? ふだんは見られない都心の景色を眺めながらのファンランとも思いましたが、結局ガチで走ることにしました。それが自分のレーススタイル。ベストを尽くすことが、初出場させてくれた東京マラソンに対する礼儀でしょう。今季は、つくば、湘南とも3時間10分を切れなかったので、目標タイムは3時間一ケタに設定。モットーとする「感謝と笑顔」も忘れずレースに臨むことにしました。
 最初の5キロはオーバーペースに注意するつもりでしたが、下り坂に加えて途切れることのない沿道の応援が熱い。分かっていてもペースは上がってしまいます。後半につけがくることが心配だけど、お祭り気分で行ってしまおう!
 神楽坂下、神保町、神田から日本橋、浅草、門仲へと、車道側から見る景色は新鮮。都心を走れるワクワク感もあって、どんどん距離が進んでいきます。快調快調。隅田川にかかる蔵前橋の上ではトップ集団とすれ違い。速い! 設楽悠太選手も頑張って食らいついています。世界レベルのスピードを肌で感じられるのも東京マラソンの魅力ですね。
 高揚感に包まれて走りながら「このペースで最後までいけちゃうかな」とも思いましたが、やはりマラソンは甘くない。2度目の日本橋を過ぎ、銀座、日比谷、芝と進むにつれて、疲労とダメージが脚に。でも、そこで頑張れるのが東京マラソン。初当選のうれしさと沿道の応援が疲れた体を後押し。所属する横浜緑走友会の仲間や家族、知り合い、ボランティアの人たちも大きな声援を送ってくれます。そしてコース両側をぎっしり埋め尽くした大観衆。これじゃあ、気を抜いて走るわけにはいきません。
 高輪で折り返した36キロ以降は本当にきつかった。それでも、抽選に外れ続けた12年間を思いながら「感謝と笑顔」で一歩一歩前へ。ラスト1キロの丸の内仲通りはゴールへの花道で、苦しいながらも「あと少しで終わりだなあ」と、まるでシドニー五輪の時のQちゃんのような気持ちになって3時間8分10秒でフィニッシュしました。
 初めて走った東京マラソンは長年待っただけの価値ある素晴らしいものでした。シーズンベストの目標も達成でき、とっても楽しい充実のレースだったけど、さて次に出られるのはいつだろう?
  
 写真=約39キロの御成門付近を通過する西澤さん(右側の車線、緑色のTシャツ姿)


 

2018年2月27日 (火)

東京 歯がゆい思い

Img_9199

 今年の東京マラソンはビッグな記録が誕生しました。東洋大時代に箱根駅伝などで活躍した設楽悠太(26)=ホンダ=が2時間6分11秒で日本人トップの2位に入り、男子マラソンの日本記録(2時間6分16秒)を更新。2020年の東京五輪に向け、期待の星がついに現れました。
 トップ選手がしのぎを削る中、大手ホビーメーカー・壽屋(コトブキヤ)の稲田翔威(23)は2時間24分17秒でゴール。昨年の東京でマークした自己ベスト(2時間22分50秒)に及ばず、「去年は35キロまでもちこたえましたが、今年は30キロ過ぎから失速。その差ですね」と肩を落としてました。
 稲田は順大時代に箱根駅伝に3回出場し、2年前に壽屋に入社。早朝ジョギングとストレッチ後、夕方まで一般社員として働き、夜は皇居で走り込み。週末は強化練習に取り組んでレースに挑む、といった市民ランナーと同じような生活を始めてから2年が過ぎようとしています。
 目標の2時間20分を前にしての足踏み状態。稲田は悔しい気持ちを飲み込み、「練習を一から見直します。この日の結果をきっかけにして再スタートを切りたい」と前を向いてました。
 脚光を浴びる人、唇をかみしめる人。華やかで大きなステージには、ランナーごとのドラマがあるようです。
   
 写真=壽屋の社員に健闘をたたえられる稲田(前列右から2人目)

 

2018年2月26日 (月)

東京 幸せの時間

Img_8428

 本日も25日に開催された東京マラソンをリポートします。
 今回の抽選倍率は約12倍。ゴール地点では「狭き門」を初めて突破し、完走を果たしたランナーたちの喜びの声があふれてました。
 松尾秀文(56=3時間7分32秒、茨城県)「10回ぐらい応募してやっと当たった。沿道の人の多さ、応援がすごくて感動した」
 米山里佳(50=3時間31分14秒、愛知県)「夫も初当選で私はベスト記録を出せた。道路が広くて走りやすく、楽しかったあ」
 河村成美(43=4時間4分47秒、東京都)「浅草の雷門とか名所がたくさんあってあきなかった。40代ベストも出せて大満足」
 竹泉志津子(56=4時間22分51秒、東京都)「深川周辺の下町情緒のある風景を楽しめた。コースが平坦で走りやすかった」
 松本由紀美(47=4時間23分3秒、愛媛県)「浅草やスカイツリーなどの観光名所、大きなビルの中を巡れて気持ちよかった」

 運良く「リピーター」になった人たちの声も紹介します。
 キム・ホンマン(41=2時間50分21秒、韓国)「3度目の参加。親切な人が多くて街も清潔、温くて走りやすい東京が好きです」
 井上武(56=2時間59分15秒、兵庫県)「一流選手と走れてうれしかった。前半が下りであとは平坦なので記録も狙いやすいね」
 石橋学(51=3時間24分47秒、神奈川県)「2年連続の出場。途中で設楽悠太の日本記録更新を知ってテンションが上がったよ」
 北川奈美(45=3時間56分40秒、広島県)「10年ぶりに当選。以前はなかったスカイツリーをしっかり眺められて楽しかった」
 (敬称略、記録はネットタイム)

 写真=中盤の清澄通りを通過するランナー

2018年2月25日 (日)

東京 人、人、人

Img_8340

 東京マラソン2018が25日、スタートしました。午前9時5分に車いす、同10分にマラソンと10キロの部の号砲が鳴り、エントリーした約3万6000人のランナーが走り出しました。
 当ページの管理人・桃井光一は、約4キロ過ぎの市ケ谷駅前から取材開始。靖国通りはランナーで、沿道は応援する人でぎっしり埋まってます=写真=。まさに人、人、人。それが42.195キロ先のゴール地点・東京駅前の行幸通りまで続きますから、東京マラソンはレースをはるかに超えた「巨大イベント」と呼んでも過言ではないでしょう。
 11年前の第1回大会には私も出場。スタート前から冷たい雨が降り続く最悪のコンディションでしたが、コース上から増上寺、銀座、浅草雷門を見た時はワクワクして楽しい気分になりました。当時はフルマラソンを完走したと言うと「へぇ~」と驚かれたものですが、現在はフル完走者が周りにゴロゴロ。3倍ちょっとだった東京の抽選倍率も10倍以上となって、ランニングや大会に出ることがより身近なことになりました。
 本日25日から28日まで、12回目を迎えた大会をリポートします。お楽しみに。

2018年2月21日 (水)

イチ押し函館マラソン

Mk2_7973

 7月1日に開催される「函館マラソン2018」のエントリーが19日から始まりました。当ページの管理人・桃井光一は、これまで北海道から沖縄までの大会を取材してきましたが、函館は自信をもって「イチ押し」と言えます。
 今回、第3回を迎える大会は、港町・函館ならではの魅力が詰まってます。メインのフルの部は、津軽海峡や函館山、赤レンガ倉庫群などを望め、エイドステーション6箇所には、はこだて冷やし塩ラーメンや漁り火がごめ丼、チーズオムレット、夕張メロンなどの名産がズラリ。旅情満点のロケーションと運営が光ってます。
 8月の最終日曜日開催の北海道マラソン(札幌市)は最高気温が30度を超える年もあります。一方、7月上旬の函館の最高気温は22~23度。同じ「夏フル」でも走りやすく、秋のレースに向けてダメージの少ない点が函館の「売り」となってます。
 詳細は下記の通り。イカとビールで函館ナイトを楽しみましょう。
  
 ・種目   フル ハーフ(ともに定員4000人)
 ・スタート フル=9時10分 ハーフ=9時
 ・参加資格 フル=5時間以内 ハーフ=3時間以内
 ・参加費  フル=9000円 ハーフ=5000円
 ・申し込み 2月19日~4月13日(定員になり次第、締め切り)
       ランネット、JTBスポーツステーション
 ・大会HP https://hakodate-marathon.jp/

 写真=終盤の赤レンガ倉庫前を走るフルの部のランナー(昨年の大会)

2018年2月20日 (火)

青梅 イベント&グルメ

Img_8008

 18日と19日に続き、本日も第52回青梅マラソン(報知新聞社主催)からのリポートです。
 青梅は30キロという種目、アップダウンの多いコースが注目されがちですが、エンターテインメント性にも優れ、応援に来た家族や友人も十分に楽しめます。
 前日の17日には青梅市総合体育館で東洋大陸上競技部・酒井俊幸監督(41)とスポーツコメンテーター・谷川真理さん(55)のスペシャルトークショー。大会当日の18日には10キロのスタート前に、シンガーソングハイカーの加賀谷はつみ(32)とタレント・福島和可菜(35)が青梅市役所前のステージでミニライブを行い、美しいハーモニーを響かせていました。
 青梅市役所駐車場では、今年も26団体が参加してグルメフェスティバルが開催。八戸せんべい汁やトウキョウX肉うどん、沖縄ソーキそばなどのご当地グルメが並び、午前11時前には10キロの部を走り終えたランナーたちがプチ打ち上げを始めてました。天気もよく、皆さん、気持ちよさそうにビールを飲んでました。
  
 写真=ノリのよい曲を披露した(左から)福島和可菜と加賀谷はつみ

2018年2月19日 (月)

青梅 それぞれの思い

5a891879tg41

 本日も18日に開催された第52回青梅マラソン(報知新聞社主催)をリポートします。
 メインの30キロの部は起伏のあるタフなコース。フルマラソンに向けたトレーニングと位置づける人が今年も目立ちました。一方、奥多摩の山と川の景観、沿道の温かい応援を楽しむ方も多く、いろんな思いがこもった完走コメントを紹介します。
 中村利峰(42=2時間2分35秒)「沿道の応援が刺激になって走りやすかった。来月の佐倉は2時間55分を切りたい」
 大矢宏一(48=2時間8分2秒)「初参加。復路は下りが多くて気持ちよかった。板橋で2年ぶりのサブスリーが目標です」
 島田優子(53=2時間17分43秒)「誕生日に完走できてうれしい。名古屋に向け、厳しいコースでよい練習ができた」
 阿部孝治(58=2時間20分3秒)「10回目の参加。沿道の温かい応援、お祭りムードもあって疲れを感じなかった」
 山下若葉(52=2時間21分12秒)「コースでの混雑やストレスを感じさせない大会。運営面の良さが気に入ってます」
 小原朗嗣(57=2時間26分54秒)「青梅のベスト記録。単身赴任が終わり、練習時間を確保できるようになった」
 角ひとみ(59=2時間33分58秒)「去年より10分ぐらい遅くて悔しい。板橋はきっちりサブフォーで走りたい」
 鈴木真理(62=2時間37分52秒)「17~18回目の参加。山と川、青い空、木々を見ながら走れて幸せでした」
 堀江昌枝(69=2時間41分24秒)「この15年は毎年出てる。意欲向上のため、70歳代の部を作ってほしいな」
(敬称略、記録はネットタイム)

 写真=川井駅付近を通過する30キロの部のランナー

2018年2月18日 (日)

青梅 老舗の風格

Img_8133

 第52回青梅マラソン(報知新聞社主催)が18日に開催され、30キロと10キロの部にエントリーした約1万9000人が冬晴れの青梅路を駆け抜けました。
 1967年に337人の出場者でスタートした大会は「市民マラソン」の草分けとして親しまれてきました。第1回当時、20代だった若者は70代となり、通算出場回数が20回、30回を超えるランナーは珍しくありません。
 10キロの部に出場したMさん(72)は、国際女子マラソンで鳴らした大ベテラン。青梅は記録に挑み、フルマラソンに向けた鍛練の場でしたが、最近は「同窓会みたいよ」とか。「ここに来ると昔の仲間に会える。みんな、年をとったけど、元気な姿を見ると本当にうれしい。1年に1回だけ、ここで会う人もいるから、ずっと出るしかないよね」と、しみじみと話してました。
 今年はどんなドラマがあったのか。明日19日も「老舗」青梅をリポートします。 

 写真=東青梅駅付近を通過する10キロの部のランナー

2018年2月15日 (木)

道下 ロンドン向け強化合宿

Img_91371

 平昌五輪が連日、盛り上がっています。東京五輪・パラリンピックも2年後に迫り、こちらのアスリートたちのトレーニングも本格化しているようです。
 2016年9月のリオデジャネイロパラリンピック・女子視覚障害者のマラソンで銀メダルに輝いた道下美里(41)=三井住友海上=は10日から13日まで、千葉・富津市で行われたJBMA(日本ブラインドマラソン協会)の強化合宿に参加。初日は120分LSD、2日目は40キロ走、3日目は1キロ3分50~55秒のインターバル走を10本(リカバリーは約1分)、最終日は150分LSDなどを消化しました。
 昨年12月の防府読売マラソンは2時間56分14秒で駆け抜け、女子視覚障害者の世界記録をマーク。4月のロンドンでは2時間52分、本番の東京までには同50分切りを目標にしています。
 43歳で大一番を迎えますが、「ヨガの成果が出てきて股関節や肩甲骨周辺の可動域が広がり、体は進化してます。食欲もすごくあるんですよ」と元気いっぱいでした。

 写真=夕方のジョギングをする道下と伴走の青山由佳

2018年2月12日 (月)

札幌しばれラン 大盛況

2018_2

 今年は寒波が続き、雪の多い北国のランナーは走ることもできないのでは? といった心配は無用です。
 北海道札幌市のURC(ウルトラ・ランナーズ・クラブ)は、10日から11日にかけて「第3回札幌しばれラン」を開催。寒さを吹き飛ばす真冬のイベントを楽しみました。
 10日の午前零時から11日の正午までの36時間での走行距離を競うイベントは、①何時から走り始めてもいいし、どこを走ってもOK②ただし、11日午前10時には南郷の湯に集合して参加者全員で2時間のラストランをする③ゴールの南郷の湯で走行距離を自己申告。入浴後、アサヒビール園で懇親会&上位者発表、といった段取りで進みました。
 栗山敬康・事務局長によると「寒いからと家に閉じこもっていないで、北国の冬を謳歌(おうか)しよう、というのが『しばれラン』の趣旨。まあ、だれが何キロ走ろうとかまわないし、自分は自分で楽しく走って美味いビールを飲むことが大正解なんです」とか。
 URC会員以外でも参加OKで、費用は懇親会費3900円と風呂代440円。参加者は65人で、そのうち51人が懇親会に参加しました。
 ちなみに、優勝者はチーム200Kの石尾和紀さんで走行距離は138.9キロ。9人が100キロ超えを達成したそうです。
 URCはサロマ湖100キロなどのウルトラ大会をメインにしているクラブで、「サロマンブルー」(サロマ湖100キロ10回以上の完走者)、「グランドブルー」(同20回以上の完走者)がゴロゴロいます。遊びもどこか豪快で楽しそうですね。 
 
 写真=南郷の湯の前に集まった参加者たち

見出し、記事、写真の無断転載を禁じます。Copyright © The Hochi Shimbun.