川口オート準決勝戦
8日は川口オートで4日制一般開催の準決勝戦が行われる。では、展望を。
9R 10メートル線、外の吉田幸司に展開が向きそう。0ハンは確かに抜きづらいことで定評のある関口照明だが、さすがに準決勝戦で主力の30メートル前のハンデ位置は厳しい。吉田がスタート行って、関口を一発で交わしての逃げ展開とみている。吉田のペースで同じ10メートル線の西村昭紀、20メートル線の山崎進がいるから、主力の30メートル線も一気に吉田の後ろにはこないはず。そうなると、吉田が後続をうまく抑えながらの逃げになるから、主力から誰かが終盤で上がってきての1対1になりそう。その上がってきそうな最重ハン候補が影山伸、岩見貴史、山田達也の3人。そこで買い目は広がるが吉田と影山、吉田と岩見、吉田と山田の折り返しで。
10R 0ハン相馬康夫がどこまでペースを上げられるか。展開は絶好だが、ここは準決勝戦。2日目の3秒479(百メートル)ペースでは後続に捕まってしまいそう。最低でも3秒45ぐらいでは引っ張りたい。ただ、それは相馬のポテンシャルからすれば可能なタイムで、しかも番組的に20メートル線に且元滋紀、吉田恵輔とスタートは甘い選手をそろえたから、回り出してペースをつかみなさい、という番組の後押しにも思える。速攻で上がってくれば30メートル線の篠崎実だが、相馬がペースを上げれば、むしろカベ役になる。確かに近況はひと息だし、近況の上がりも3秒47程度しかない相馬だが、展開面の後押しと選手の秘めたる可能性にかけて相馬から狙う。相馬が逃げ粘るということは、ハイペースになっているということだから、基本的には主力の40メートル線には厳しい展開。相馬から前残りが狙える。相馬から吉田、且元、篠崎が本線。押さえは相馬から青木治親、早船歩。
11R スピード的にもある程度の仕上がりなら30メートル線大外の岩科鮮太の2着探しでよさそう。その候補に10メートル線外の日室志郎、20メートル線の柴田健治、30メートル線では間中大輔、林弘明。
12R 得意の0ハン逃げなら谷島俊行。ここは気合でトップスタートさえ切れれば、状態のいい同ハンの門伝泰浩、飯塚将光がカベに、しかも10メートル線にもインを抑える岩永清文がいて、この3枚カベに後続は苦しみそうだから、逃げ切りに期待。20メートル線大外で人気になりそうな佐藤裕二は序盤、とにかく岩永だけは抜いておきたい。インが堅く抜きづらい岩永を残して回り出された時点で最重ハン全滅も十分あるからだ。そこで、谷島の相手本線は岩永が後続を抑えたと仮定すればまずは門伝、次に飯塚、そして岩永の3人。押さえが谷島と佐藤の折り返し。
一般戦から狙い目レースを。
8R 2日目選抜予選8着で準決勝へ勝ち上がれなかった2級車の広瀬勝光。コーナースピードは非凡だが、10メートル線の外で0ハン金居実、同ハン鈴木健は言うに及ばず、20メートル線の塚本浩司にも行かれそうで3人に行かれてから、まくりでどこまで浮上できるか。穴で面白いのが30メートル線、内の堀勉。広瀬がまくりきるまでに手を焼き、軽ハンもややコースを大きくして広瀬をブロック。内がガラ空きになるから、そこをベテランのうまさで巧みにインを突いて抜け出す可能性も十分。堀と広瀬の折り返しに堀から中田義明、鈴木、塚本へ。
7日に終了した山陽オート。地元の稲原良太郎が一度は吉松憲治に交わされながら、再度抜き返してうれしい初優勝を飾った。昨年11月、伊勢崎報知杯の時に少し話をしたが、「どうしても、抜くときとか、スタートしてからインからインにこだわってしまって」と話していたのを思い出すが、今回はその反省もふまえながらの自在なコース取り、単なる0ハン逃げではなく、テクニックで一日の長のある吉松相手に互角に渡り合ってのVは価値がある。
やはり今の稲原はB級ランクで主力の30メートル前にいるのはハンデチャンスの選手だった。仕事中でレース後の映像を見逃したが、感涙の表彰式だったとか。稲原といえば、28期でもかなり前のハンデ位置で戦うことが長く、地味にゆっくりと実力をつけてきた印象。この優勝がよほどうれしかったのは想像に難くない。
このVでハンデ位置は次からB級としては極限の主力の20メートル前に置かれると思うが、前期はこのハンデ位置で戦っていた選手。この優勝をさらに飛躍の糧になれば。何より、同期などから整備力ではかなり一目置かれている存在なのだから、後はテクニックを磨いてさらに後ろのハンデ位置で走ることのできる選手へ伸びていく可能性を秘めている。まだ若い28期生でもあり、伸びシロは十分あると思うからだ。

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