川口オートG1「開設58周年記念」決勝戦後記
川口オートのG1「開設58周年記念グランプリレース」決勝戦は3日、行われ池田政和が優勝した。激しいバトルだった。1周回で先頭に立った池田のペースが上がらず、道中は岡部聡や中村雅人とのバトル。圧巻は8周回3、4コーナー。先頭で逃げ込みを図る中村の内をこじ開け、中村を抑えての優勝。これで川口の開設記念は2000年、2005年に続いて3回目のV。くしくも、5年置きに優勝という結果になった。
池田は「激しいレースでしたね。中村君のタイヤが滑っていたから、最後はうまく内へ入れました。ただ、一度は先頭に立ってペースが上がらなかった。独走力を磨かないと。試走3秒27(百メートル)出して、負けたら(ファンに)怒られちゃうんで、勝てて良かった。川口は相性がいいですね。この優勝で次(浜松SG全日本選抜)に弾みがつきましたね」。
惜しくも準優勝となった中村雅人。「あぁもったいない。池田さんは勝負どころを知っていますね。先頭に立って何回か大型ビジョンを見て、最終周回も池田さんが接近しているのはわかっていて。(最後の3、4コーナーで)内に入ってくるのもわかっているのに、最後のバックストレッチでの内への締め込みが足りないのか。ただ、池田さんのフロントタイヤが見えていたし、あれより内へいくと、落車する危険性もあったから。あれで取れなきゃ一生取れないなあ。エンジンは3日目からいい状態。試走はフロントタイヤが跳ねたけど、レースでは問題なかった。ただ最後は周回を重ねるごとに滑ってきて。いい経験になりました」残念そうにレースを振り返った。
4着の前田淳は「いいスタート行けたが滑りがあって一杯でした」。5着の青木治親は「決勝までバタバタ整備して。それでも試走はある程度(3秒30)出ましたね。ただレースでは序盤の4、5番手についたけど、そこから前を追っていくアシはなかったです」。
6着の高橋義弘は「試走から軽くてあまり良くなかった。スタートもかなり浮いたし、タイヤも滑ったから、最内枠選択は失敗でしたね」。
さて、スポーツ報知関東版では、この川口G1「開設記念」で初日から4日目まで川口オートに限定したテーマに従ってコメントを連日掲載しました。紙面に載せ切れなかったコメントでも、非常に含蓄のある言葉を選手が言ってくれたので、ここで取材ノートから、として、番外編でコメントを紹介します。
紙面では3日目に「川口オートの低迷理由とその打開策」という、ある意味、デリケートなコメントを新聞に掲載しました。ただ、この自己批判もしなければいけないような状況でコメントを聞いた選手は、真摯に答えてくれました。改めて、このブログを通じて、取材にご協力いただいた選手には感謝いたします。
「川口オートの低迷からの打開策」について、牛沢和彦(川口オート選手会支部長)は、「ここ数年、オートレース選手会埼玉支部は一致団結して、整備面などを含めて、一丸になってとりくんでいます。それがいい方向に向かっていると思います」。牛沢支部長の言葉通り、今回は優勝こそできなかったが、予選道中の若手、高橋義弘のスピードあふれる走りは、川口オートの光明のひとつといってよさそうで、何とか全国区のライダーが出てくれることを期待したいと思っています。
低迷からの打開策については且元滋紀も「たとえば、浜松も伊藤信夫君が出てきて、木村武之君が後に続いて活躍している。川口も伊藤選手のような存在が出てくれば、相乗効果で強くなっていくと思う」と話していた。
4日目には「川口オートの雨天走路」という題材だったが、その時に登場頂いた釜本憲司は昔話を教えてくれた。「セアの前のトライアンフとか、フジの時代の方が自分は面白かったのは間違いない。整備も排気量以外の面では、いろいろ整備もできたし。今はパーツを交換するってぐらいで、自分でクランクとかロッドのバランスとか自分で考える整備が少なくて。自分なりにいろいろ工夫した整備ができた時代は面白かったね。レースも毎コーナーで抜きつ抜かれつがあって、乗るほうも楽しかった。ただ今以上のパワーがあったから、車の抑え方とか、アクセルグリップの開け閉めがかなり微妙だったし、重要だったね。あの頃は」。
ベテランや中堅にテーマを決めたコメントを聞いて、本当に選手がオートレースをどう考えているか、ということがわかって、本当に勉強になりました。

こんばんは、帝愛です。
川口GⅠは池田選手が優勝しましたね。個人的には高橋義弘に期待をしていましたが、スタートで終わってしまいました。しかし、これも経験で4月からは川口ナンバー1になる事だし頑張ってもらいたい。低迷中の森に代わって高橋義弘が全国区のレースで暴れて欲しい。
ちょっと話は横道にそれますが、義弘といえば向日町競輪の記念で村上義弘が弟・博幸と決勝でワンツーを決めました。兄弟揃って最高峰のS級S班という凄い兄弟ですよね。決勝は魂の走りでしびれました。そういえば、スポーツ報知さんは村上義弘のスポンサーなんですね。競輪は個人にスポンサーがついてますが、オートはやらないんですかね?。
あとは次期ランクのことについても木村記者の感想を聞いてみたいです。
よろしくお願いします。
投稿: 帝愛 | 2010年2月 4日 (木) 03:26
報知新聞の記事内容大変面白くて読み応えありました。このblogも今川口開催から読ませて頂いてます。僕はオートレース歴25年になります。以前は川口に行ってましたが5年前に船橋に越して来てからはレース場がバイク乗って15分位なので開催時は通ってます。また新聞とblog楽しみに読ませていただきます。
投稿: マサユキ | 2010年2月 4日 (木) 07:06
マサユキ様、帝愛様へ。
コメントありがとうございます。
マサユキ様へ。
スポーツ報知をお買い上げいただき、このブログも見ていただいて、ありがとうございます。今後とも、スポーツ報知ともども、このブログをよろしくお願い致します。
帝愛様へ。
スポーツ報知は競輪の村上義弘選手のスポンサーになっていますが、オートは確かにまだそういった勝負服にスポンサーをつけるという話は聞かないですね。スピードが出過ぎて、広告効果が薄いのかな。とりあえず、今のところはオートでそういった予定はないですね。
それと4月からの新期ランクについては、開催のない日にでも、何か書こうかな、とは思っております。
投稿: 木村 | 2010年2月 4日 (木) 22:37
お疲れさまです!
開設記念、お疲れさまでした!!朝練情報ありがとうございました!本当にありがたいです。感謝感謝です!
最終日はオート部で本場へ。試走までは義弘から買おうと決めていきました。(池田だけは折り返しで)試走後、池田からに変えました(笑)それでも義弘だけは折り返しました。川口勢残念でしたが、池田信者なんでまぁ良しです(笑)いいレース見れました!池田凄かった!!池田も本当に凄かったけど、中村が絡むと熱いレース見れますよねー。中村も義弘も良い経験したんじゃないでしょうか。車券も取れて、いいレース見れて、楽しかったです!!
優勝者インタビューの時、木村さんはステージの前に居たんですか?自分と部長はステージ左の金網に捕まり池田選手見ながら、どれが木村さんか予想してました(笑)
投稿: オート部、部員。 | 2010年2月 5日 (金) 05:13
オート部、部員。様へ。
いつもコメントありがとうございます。川口開設記念決勝戦では、残念ながら負けコメントを担当したため、池田政和の優勝セレモニーの時には、その場にいませんでした。レース後は中村雅人の悔しそうな顔が印象的でした。そして高橋義弘も、この敗戦を糧に、川口期待のエースに成長することを期待したですね。
投稿: 木村 | 2010年2月 7日 (日) 22:00