第22回参院選投開票
最終日に民主党比例代表で立候補した谷亮子さんが富士山に登るというので、大学山岳部出身者として同行しようと思ったのですが、結局YAWARA番記者が行くことになりました。
で、私は三原さんの取材へ。
最後の訴えの場所に東京・JR秋葉原駅前。10時半に川崎駅前でスタートして、プロ野球ヤクルト―広島戦が行われた神宮球場前、有楽町、池袋など7か所で街頭演説しました。「最後は少しでも人の多いところで、一人でも多くの方と握手をして話を聞いて頂きたかった」と振り返っていました。当初は10万人との握手を目標としていたが、結局は15万人を超えたそうです。
ライバル候補の谷さんがこの日、富士登山をしていると聞くと不思議そうに「何しに行ってんすか? トップ当選狙ってんですかね。私はビリでも通りたいですよ」と立場の違いを強調したそうです。「女優を辞めて、命がけで臨む」と話す三原さんは、余裕しゃくしゃくのパフォーマンスとみなして切り捨てたわけです。
秋葉原駅前で子宮頸がんンワクチンについて三原さんに質問した20代の女性は遊説中にもかかわらず懇切丁寧に応じた姿勢に感激。「引っ張り出されたヤワラちゃんと違う覚悟を感じました」と投票を約束していました。女優時代にはあり得ないほど日焼けした顔を「勲章」と話す三原さんは最後に「私が自民党を変えます!」と宣言して締めくくりました。
タレント候補であることには変わりはありませんが、三原さんは自分の言葉で、自分が国政でやりたいことを真剣に訴えかけているという印象を持ちました。子宮頸がんを患った自らの体験から介護、福祉、医療制度の改善の必要性を説く姿勢には、説得力と胸を打つものがあります。
有楽町駅前では、たちあがれ日本の杉村太蔵さんが熱弁を奮っていました。
この日はJR山手線29全駅前での街頭演説を敢行したそうです。朝8時に新橋駅前でスタートしてから浜松町、田町、品川と外回りで一周し、午後3時半に有楽町駅前で達成。
「ああ、料亭に行きたい人」「反省したみたい」と有権者の反応はまちまちだったが「心を入れ替えました」と汗だくになりながら握手を求めていました。
有楽町駅前では、与謝野馨共同代表(71)と合流しての演説。自分と同世代の正規雇用者が激減していることなど、主に雇用問題の深刻さを説き「ご面倒とは思いますが、明日はひらがなでもいいから私の名前を書いてください」と訴えていました。





参議院選議員挙は「民主党」・「国民新党」など与党には厳しい結果でした。「自民党」も51議席を確保してはいますが、まだ国民からの信頼回復、政権復帰への信任状をいただける立場ではないと思います。自民党系独立政党郡も結果が出ているのは「みんなの党」だけです。「公明党」は現状維持?
「たちあがれ日本」も「新党改革」も人材はいたのですが、資金力と組織力のなさが響いた結果でした。全体的には、政党よりは候補者個人を選ぶ選挙であったような気がします。国民の皆さんのポリティカル・リテラシーがかなり成熟しつつあるということでしょう。
当選した皆さん、おめでとうございます。ただ、今後は日常生活から国民の厳しい目にさらされます。いつも初心に立ち返って、今後の日本のことを考えていただきたいと思います。
結果を恐れず、リスクを省みないで国政に挑んだ皆さんの健闘をたたえたいと思います。この数ヶ月、お疲れ様でした。どうかこれにめげないで、まずは疲れを癒し、ご自分の体調を整え、まずは実社会に戻られることをお考えになってください。再チャレンジの機会もそう遠くない日に来ます。それまで、力を蓄えておいてください。次もあります!
今回、落選してしまった方々の中に、日本の将来を考えると有為な人材はたくさんいます。個人的には選挙に出るというのは勇気がいるだけでなく経済的な力も人脈も必要だと思っています。「井戸塀」という言葉をご存知でしょうか?選挙が終わった後には自宅などにつけられた抵当権が実行されて、「井戸と塀」しか残らない~日本の選挙の実態を示す言葉です。これをなんとかしないと、政界は今後、人材の選出で悩むことになります。
選挙にお金をかけなくてすむ方法をまだまだ考えなくてはならないでしょう。国政選挙だというのにまだ投票率はいまだ50%台。技術立国日本でITも携帯もあるのに、国民のほとんどが必要性を理解しているのに、まだ電子投票にはならない点など、どうにかならないものでしょうか?
投稿: テーミスの秤 | 2010年7月12日 (月) 10:18
2chなどの書き込み見てると三原くん意外と人気あるんだよねぇ〜。
ニコ動画とYouTubeでは、演説終わった谷に、外国人参政権、夫婦別姓について質問している女性から、逃げる谷くん。
その女性に選挙妨害だと脅しをかける民主党議員が話題になって動画の再生回数増えてますねぇ。
今回の選挙は、たちあがれ日本VS民主党(白)から始まり色々あったし、選挙後の方も色々ありそうですね。
投稿: ナナシー | 2010年7月11日 (日) 17:12
甲斐さん、選挙戦最終日まで渾身のレポート、感謝です。
まだまだ激務が続くのでしょうが、御身体、うまく休ませながら乗り切ってください。
三原さん、さすがに女優業を捨てて国政選挙に臨むだけあって、その主張には説得力があります。彼女なら、子宮頸がん撲滅のために制度的な方策を打ってくれると思います。ただ、前にも書きましたが、導入されるワクチンの成分には断種につかうものが使われていますので、未成年の女性に投与した場合、以後、不妊症になるリスクもありますから、そこだけは注意してほしいです。
谷さんに関しては旦那様の打撃に影響していないか、心配ですね。富士山登山も何のためにおやりになるのか?私も疑問です。ここ数日は大雨が予想されていて、そういうときの富士山は世間で言われるような甘い山ではないと思いますが?
杉村太蔵さんはなかなかのがんばり屋さんだというのはわかります。ただ、僭越ながら、その愚直なまでの姿勢が周囲の仲間から「杉村君だけかっこつけやがって」と誤解を招きやすいように見えます。どういう仕事でも組織(チーム)で動くものだということが、わかっていただければ、与謝野さんが陣に加えたお人なのですから結果は出てくるでしょう。エラそーに言ってすいません。
なお、前回書くべきか迷ったのですが、千葉で奮戦中の猪口さん。少子化担当大臣在任中にどこかの某現職女性大臣が国会質問で障害者制度について質問の際、「あなたは障害をかかえたお子さんを育てたことはないでしょう」と言われてもじっと葉を食いしばってこらえていました。猪口さんこそそういうお子さんを抱えたお母さんでした。私は、この現在、勇名を馳せているこの女性大臣閣下が猪口さんに正式謝罪したという話を今日まで聞いていません。
参議院選挙はそれぞれの思いで戦っておられると思います。結果が出ることを祈ります。
投稿: テーミスの秤 | 2010年7月11日 (日) 08:22