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2016年7月

2016年7月29日 (金)

「シチズンフォー スノーデンの暴露」

 米政府のスパイ行為をCIA職員が告発したスノーデン事件のドキュメンタリー映画「シチズンフォー スノーデンの暴露」を渋谷のシアター・イメージフォーラムで観て来ました。

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 国家が一般市民の情報通信を監視していた。ジョージ・オーウェルの「1984」が現実化したようなこの事件は世界的なニュースになりました。映画ではスノーデン紙が報道機関に対して暴露する様子が克明に映されています。まずはこんな映像が撮られていたのかということに驚きました。スノーデン氏本人もいつかこういう形で舞台裏も明らかにしようと当初から考えていたのでしょう。

 スノーデン氏の告発は、市民の自由のための行為だったと思います。それと引き換えに本人の自由が奪われてしまった現実は、悲劇的にも感じさせられました。

http://gaga.ne.jp/citizenfour/

2016年7月20日 (水)

「この日のために」

  2020年東京五輪開幕まで、7月24日であと4年となります。五輪・パラリンピックを成功に導くには、どんなリーダーがふさわしいのか? そんな思いを巡らせる方には、1964年の東京五輪招致に向けて奔走した男たちを描いた、作家・幸田真音さんの「この日のために」(上・下各1728円、角川書店)をお勧めします。

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 大蔵官僚出身の池田勇人首相と招致の中心的人物となった組織委事務総長の田畑政治。2人の男の生き様を軸に、戦後復興の象徴となった五輪開幕の日までを描いた、類例のない歴史経済小説。21日付のスポーツ報知では幸田さんの著者インタビューを掲載しています。是非ご覧下さい。

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コンビニ店員の村田さんが芥川賞受賞

 第155回芥川賞・直木賞(日本文学振興会主催)の選考会が日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、芥川賞は村田沙耶香さん(36)の「コンビニ人間」(「文学界」6月号)。直木賞は荻原浩さん(60)の「海の見える理髪店」(集英社)に決まりました。贈呈式は8月下旬に都内で行われます。賞金は各100万円。

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  初のノミネートでの受賞となった村田さんは大学時代からコンビニでバイトを始め、何度か中断し、別の仕事も経験しましたが、今も現役のコンビニ店員。この日の発表会見もコンビニのバイトを終えてから出席しました。

 「奇跡のようで信じられずフワフワしています。コンビニは私にとって聖域なので小説にすることはないと思っていた。ずっと働いてきたコンビニ愛を作品に出来たのは良かったと思います」と村田さん。村田さんいわく、コンビニは「不器用だった自分が初めてまともに(仕事が)出来た場所」だそうです。

 作品は36歳未婚女性が主人公。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目で恋愛経験なし。同窓生たちから不思議がられてもコンビニこそが、主人公を世界の正常な「部品」にしてくれるというリアリズム小説です。

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  荻原さんは5度目の候補での受賞。コピーライターを勤めながら小説を書き、これまで山本周五郎賞の受賞歴もあるベテラン。選考委員の宮部みゆき氏から受賞作を圧倒的な読み心地の良さで満場一致で決まったと評され、荻原さんは「ありがたいです。これで自分が変わるわけではなく、明日も書こう、と思います」と喜んでいました。

2016年7月 7日 (木)

石田純一が東京の「顔」に?

  タレントの石田純一(62)が都知事選出馬を示唆。羽田空港でキャッチしました。これほどまでの報道陣の押しくらまんじゅうは久しぶり。札幌から羽田空港に到着し、待ちかまえた約100人の報道陣に囲まれた石田はこんな話をしました。

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 「まだ具体的なことは何も決めていません。市民団体とはお話をしていますが、特定の政党とは何の話もしていません。(訴えたいのは)子育てや次の世代の子どもたちのためのことです。戦争をやらないのが大前提。もし出るとしたらですよ、争点にしていきたいな、と思います。期待されているのはありがたいです。今の段階では言えることは少ない。シロウトか玄人かいろいろあると思いますけど、もし僕が出るとか出ないではなく、実務経験者だけがいいのか分からないところです。もっと人がどうこうというよりも政策、政治的信念みたいなものの論争をしたほうがいいのかなと思います。皆さんもよくご存じでしょうけど平和で安全な国が変わっていっちゃうのかな、そういうことです。(奥さんは)『いや、やめてよね』と」。

2016年7月 3日 (日)

映画「日本で一番悪い奴ら」

 2002年7月、北海道警の警部が、覚醒剤取締法違反と銃砲刀剣類所持取締法違反で逮捕された日本警察史上、最大の不祥事「稲葉事件」を題材にした綾野剛主演の映画「日本で一番悪い奴ら」(白石和彌監督)を新宿バルト9で観て来ました。

 主人公は大学柔道部で活躍して道警に拝命し、機動捜査隊に配属された諸星(綾野剛)。先輩刑事から「犯人を挙げて点数を稼げ」と諭された諸星は、裏社会に入り込みS(スパイ)を得ることで、目覚しい拳銃摘発の成果を挙げていきます。しかし、上司からの無理な要請に応えるため、暴力団との癒着、違法捜査、覚醒剤密売へと手を染め、ドツボにはまっていきます。

 諸星のモデルとなったのは、元道警警部で、本作の原作「恥さらし」の著者、稲葉圭昭さん。映画化する上で「味付け」はされていると思いますが、事実に基づいて描かれています。主演の綾野剛は、1970年代後半の探偵ドラマ「俺たちは天使だ!」に主演していた沖雅也をきな臭くしたような感じで、味わい深い好演を見せています。 

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 私は2011年に「恥さらし」が発売されたときに札幌で稲葉さんを取材。直接ご本人から壮絶な物語の背景をお聞きしました。まさに事実は小説より奇なり。これまで見てきた刑事ドラマが安っぽく感じるほどの話を聞き、衝撃を受けました。これまでにも警察の実態を知るためにはまずノンフィクション作品としての「恥さらし」を読むべきだと勧めてきましたが、まさか5年後にエンターティメント映画になるとは想像していませんでした。

 稲葉さんも映画化には全面協力されて、綾野剛さんともお会いしたそうです。不覚にも私は気がつかなかったのですが、実は稲葉さんご本人も映画の中で一瞬だけ出演されています。

 上映後には白石監督と高級クラブのホステス役を演じた矢吹春菜さんのトークショーがありました。綾野さんとの大胆な濡れ場があるのですが、白石監督によればトークショーの中で台本にはセックスシーンはなかったとのこと。「綾野君とどうするか話していたら『俺、セックスしたい』と」。上映後の暴露話は映画に劣らぬほどの衝撃でした。

http://www.nichiwaru.com/

甲斐毅彦

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