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2016年11月

2016年11月26日 (土)

ナイロビの旅 カレン・ブリクセン博物館

 ナイロビ市中心部から車で約30分、カレン・ブリクセン博物館を訪ねました。カレン・ブリクセンとは、ロバート・レッドフォード主演の映画「愛と哀しみの果て」の原作「アフリカの日々」を書いたデンマークの女流作家アイザック・ディネーセンの本名。1917年から31年までカレンが生活したコロニアル風の邸宅がそのまま博物館になっています。

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  到着すると、レベッカという女の子のガイドさんが、マンツーマンで英語ガイドをしてくれました。

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 カレンはケニアの植民地時代に大農園を経営。その日々の経験を描いた自伝的作品が「アフリカの日々」です。夫から性病をうつされてしまうなど散々な目に遭ったカレンは、アフリカを自身の「再生の地」と捉えていたとのこと。作品の中では、詳らかにアフリカ人を観察した様子が描かれていますが、やはり無意識的な上から目線があったのでしょうか。何度もノーベル文学賞候補に挙がっているケニア人作家のグギ・ワ・ジオンゴはカレンを「人種差別的伝統に属するヨーロッパ人作家」と切り捨て「野生の動物とむき出しの自然を享楽し、アフリカ人を動物イメージで捉えている」と批判しています。私もいずれ作品を味読した上で、判断したいと思います。

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 確かに邸宅の庭は、広大でやはり白人による支配力の強さを感じさせられるのも事実です。庭で咲き誇るブーゲンビリアが美しかったです。

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2016年11月25日 (金)

ナイロビのグルメ事情

ふだんは少しでもうまいものを食べたいと思っている私ですが、ケニアに来たときには、大人しく観念して、あるものを食べています。なかなかうまいものに巡り合えないのです。

 旅に来たからには、その土地の名物を食べたいものですが、ケニアにはあまりぱっとした郷土料理のようなものがありません。しいて言えばキャッサバのような雑穀を捏ねてパンのようにした「ウガリ」やヤギ肉の焼肉「ニャマチョマ」などでしょう。「ウガリ」の食感はもちもちで悪くないのですが、しょせんは雑穀なのであまり滋味はなく、すぐに飽きてしまう。そもそも家庭で食べるものなので、街中でも「ウガリ」を提供する店は少ない。レストランで「ウガリをください」と言えば出してくれますが「変わっていますね」という顔をされます。

 ニャマチョマの肉は、とにかく噛み切れないほど固い。高いレストランに行けば食べられますが、何が嬉しくて、わざわざ高いお金を払って固い肉を食べなくてはいけないのでしょう。まずお勧めはしません。

 なぜうまいものが少ないのかと言えば、まず旧宗主国のイギリス自体にあまり食文化がないことが理由として挙げられるでしょう。観光客向けのレストランで唯一話のタネとして勧められるのは、キリンやダチョウ、シマウマ、インパラなどの獣肉を出してくれる「カーボニア」というレストラン。ただし、キリンもダチョウも、シマウマも味はなく、決して美味しくはありません。インパラは刺身で食べましたが、とても臭かった。

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  というわけでケニアで食べるのは、チキンとポテトなど、ごく普通の当たり障りのないものになります。写真は市中心部のFRELAS FOOD COURT」で食べた「Curry with rice」(500シリング=約550円)。しかし、これも美味しいとは言えず、カレーはどういうわけだかマヨネーズの味しかしない。たぶんマヨネーズで味付けしたんでしょう。

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  今回の旅で一番美味しかったのは「TERIYAKI JAPAN」という店のバーベキューと焼きうどんのセット。肉はだいぶ固いですが、味付けはよかったです。店を出るときに「丸亀製麺」の運営会社の経営だと分かりずっこけましたが・・。

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 以前は市の中心部に「赤坂」という鮨屋があり、ガラガラと扉を開けると黒人の板前さんが「ヘイ、ラッシャイ!」と白い歯を出して迎えてくれたのですが、どうやら潰れてしまったようです。利用者が少なかったのでしょう。

2016年11月24日 (木)

ナイロビの“スカイツリー”へ

 ケニアの首都・ナイロビのシンボルといえば、1974年に完成したケニヤッタ・インターナショナル・コンベンションセンター。円筒の上にお椀を載せたような30階建てのビルディングです。

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 ナイロビの町が俯瞰できるここの展望台には上ったことがなかったので、行ってみることにしました。

 国際会議場として使われるところだけにセキュリティーが厳しく、入口にたどり着くまでに2度のボディーチェックと手荷物検査を受けさせられました。 展望台の入場料は400シリング(約440円)だというので、支払って入場。パスポートを預けさせれました。

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 昭和40年代を彷彿とさせる旧型のエレベーターで展望台がある27階へ。足を踏み入れてびっくり。これは廃墟そのものではないか。

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 木版の床はところどころ陥没しており、足元の窓は開いたままで風がピューピュー。その気になればいつでも飛び降りられる状態。しかも職員も、他の客も一人もおらず、立ち入り禁止のところに入ってしまったような気分になりました。

 室内でありながら風に吹きさらされている状態なので、けっこう怖い。スカイツリー、東京タワーに次ぐ東京第3のタワー、スカイタワー西東京(田無タワー)に取材で上ったことがありますが、吹きさらし感に共通するものがありました。

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 気を取り直して360度のパノラマを楽しもうと思いきや、資材が積まれていて、通せんぼされてしまっており不可。それにしてもこの状態で観光客を入れるか? しかも金をとるか?

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 わずか一角ですが、眺望を楽しむことにしました。1区画のビル群の向こうには、果てしない草原が広がっているのが見て取れました。

2016年11月22日 (火)

ケニア・ナイロビ訪問

 遅い夏休みを頂き、ケニアのナイロビを旅行して来ました。

 ナイロビ到着後は、真面目な勤め人がこんな所まで来てブラブラしていて良いものか、という自責の念にかられましたが、帰るときにはナイロビの街との名残が惜しく・・・やはり年に一度ぐらいは非日常・非現実の世界に身を放り込んでみるべきだと痛感しました。

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 大変愉快な旅でしたが、帰国のため向かった空港では、一時拘束されるなど、すったもんだの多い旅でもありました。

 ナイロビは1995年にキリマンジャロ登山をしたときの思い出の地。2009年にも訪れていますが、今回強く感じたのは、以前はケニア人から「コニチワ(こんにちは)」と声をかけられることがほとんどでいたが、今はもう「ニーハウ(你好)」に変わってしまったということ。中国がアフリカへの投資に本腰を入れていれてからだいぶ経ちますが、ケニアも例にもれず、道路などのインフラ整備で莫大な投資をしているそうです。

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 アフリカ人が多い広州からナイロビへの直行便も大量の中国の方々と一緒でした。街中で「コニチワ」と言われるのは、鬱陶しいものでしたが、全くなくなるのも少し寂しい。私も当然「ニーハウ」と声をかけられるわけですが、私もいつの間にか「ちがう、ニーハオだ」とケニア人に発音を正してやるようになっていました。

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 その他、大きな変化はイギリスなどの欧米の影響だと思いますが、喫煙対策が日本以上に進んでいるということ、もう一つは20年前に比べると物価が相当高くなってしまっているということ。そんな中でタカリ、ボッタクリ体質はさらに顕著になってしまったことなど・・・。

 せっかくの経験なので数回に分けてご報告させて頂きたいと思います!

2016年11月12日 (土)

四国をお遍路する韓国人女性

 四国お遍路で外国人女性初の「先達」となった韓国の旅行作家、崔象喜(チェ・サンヒ)さんの韓国語新刊「四国を歩く女(시코쿠를 걷는 여자)」をお送り頂きました。

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 サンヒさんは父を事故で亡くし、お店が倒産するなどの辛い経験が続く中で「四国八十八か所巡り」を知り、お遍路をしようと思い立ちます。弘法大師の足跡を辿る霊場巡りの中で人々と触れ合い「お接待」を受け、サンヒさんは人は一人で生きるのではなく、国籍や民族などは関係なく「生かされて生きる」という仏教の真髄を感得していったようです。サンヒさんはお遍路を6回まわり、2013年には外国人女性では初めての「先達」(巡礼道案内者)として認められました。

 私がサンヒさんとお会いしたのは2014年10月。香川県三豊市に建設された「日韓友好のお遍路小屋」の上棟式の取材でした。

サンヒさんは大変な努力家でこの後、日本語検定試験1級に合格。ソウル在住で日本に留学していたわけでもないことを考えれば、驚くべきことです。 日韓友好への思いを共有できるサンヒさんとの出会いは私にとって幸せなことでした。

ご著書は妻と一緒にゆっくり拝読していきます。ちなみに光栄にも私が四国へ取材に行ったときの小さな写真がワンカット載っています(笑)

甲斐毅彦

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