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2017年12月 2日 (土)

「親鸞 大いなるみ手に抱かれて」

敬愛する東北の演劇人・大日琳太郎さんの芸能生活周年を記念した、ひとり芝居「親鸞 大いなるみ手に抱かれて」が、東京・代官山で上演されました。

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 親鸞聖人の息子、善鸞によるモノローグ(一人語り)ですが、1時間以上に及び、一人で語り続ける台詞はいったい、どうやったら覚えられるのだろうか。本当に上演中には善鸞が琳太郎さんに乗り移っているのだろうか。
 
 私は浄土真宗ではありませんが、立教大時代に宗教学の授業で鈴木範久教授が題材としたのが、親鸞聖人の弟子・唯円が師の教えを書き残した「歎異抄」でした。南無阿弥陀仏と唱えれば、誰でも極楽浄土に行けるという「他力本願」、悪人こそが救われるという「悪人正機説」は鎌倉時代の民衆にものすごい勢いで広まったわけです。
 
 息子・善鸞は、父の教えに背き、義絶されたわけですが、芝居はその独白という形で、僧侶であるにも関わらず肉食を認め、妻帯者となった父への疑念、憎悪、そして結局は捨てきれぬ愛情を語っていきます。
 
 上演後、涙を流しながらの琳太郎さんの舞台あいさつも印象的でした。長年介護し続けてきた93歳のお父様が今年ご逝去。琳太郎さんが、30周年の節目にこの題材を選んだ理由は少し分かった気がします。琳太郎さん、風が冷たくなっていく季節に心温まるお芝居をありがとうございました。

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甲斐毅彦

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