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2018年4月

2018年4月16日 (月)

武蔵野の面影が消える

 東京・中野区の「平和の森公園」の樹木1万7787本を伐採して体育館などのスポーツ施設建設を進める計画に異議を唱える区民が、田中大輔区長を被告に起こした住民訴訟の第1回口頭弁論が16日、東京地裁で行われました。

 そもそも23区内の中で2番目に緑が少ない中野区。わずかに武蔵野の面影を残す貴重な緑を伐採して、スポーツ施設を作る必要がどこにあるのだろうか。というのが住民の訴えです。

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  中野区立野方小学校(現・平和の森小学校)出身の私は、後に平和の森公園となる中野刑務所の裏山が主な遊び場でした。1983年に刑務所がなくなり、公園が整備されたわけですが、この時点でもだいぶ緑は失われました。そして今回の再開発では数少ない緑にトドメを刺されてしまうことになります。

  私の娘にとっての平和の森公園は大切な遊び場です。私の周辺では、樹木を伐採してのスポーツ施設建設を望む声をまったく聴いたことがないのですが、いったい誰が求めているのでしょうか。そして誰が儲かるのでしょうか。

  公判には113人の市民が集まり、抽選での傍聴となりました。たくさんの方が関心を持っている証拠です。

  口頭弁論で原告の一人根岸志のぶさんは「平和の森公園では、例年のような新緑を楽しむことが出来なくなりました。緑も公園も都内最下位に近い中野区にとって、平和の森公園はかけがえのない宝物です。この区民の財産の管理を怠る中野区の姿勢を、私たちは決して許すことができません。これからの中野の子ども達のためにも、必死の思いを込め訴えるものです」と述べました。

  第2回口頭弁論は6月13日。しかし、裁判の進行よりも開発計画は着々と進められており、緑を守りたい立場としては予断を許さぬ状況です。

甲斐毅彦

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