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2017年1月22日 (日)

祝・稀勢の里、初優勝!

祝・稀勢の里、初優勝!

 私が彼を取材したのは新弟子時代から新三役となった2006年名古屋場所まで。貴乃花以来の和製大器と期待され続けて、あれから10年以上が過ぎ、悲願の初優勝は感動的でした。

 最初に彼を大きく取り上げたのは2004年春場所9日目。東幕下筆頭・萩原(17)が勝ち越しを決めて、貴乃花の17歳2か月に次ぐ史上2位の17歳9か月での十両昇進を決めた取組でした。

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 師匠の故・鳴戸親方(元横綱・隆の里)が「入門当初から大地をかみしめる天狗の団扇のような足に素質を感じていた」としみじみ話していたのを思い出します。

 この頃から本人は口数が少なかったのですが、中学時代の野球部や体育祭、合唱コンクールで指揮者をやっている写真などを入手して紙面で紹介させてもらいました。

 当時も今もなかなかマスコミ向きのサービスはしてくれないのですが「土俵で全てを語る」という姿勢が私は好きです。優勝決定後に見せた一筋の涙がすべてを物語っていました。言葉はいりません。

2017年1月18日 (水)

小池都知事が十文字高イレブンを激励

  今日は東京都庁で小池百合子知事(64)を取材。全日本高校女子サッカー選手権決勝(1月8日)で初優勝を決めた東京都代表の十文字高校の選手たちが表敬訪問に訪れました。

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 全国大会で東京勢が優勝したのは25回目の今回が初めて。高校の所在地は豊島区で、小池さんの地元でもあります。決勝の大商学園(大阪代表)戦で決勝ゴールを決めて、1―0の勝利に導いた3年生のFW村上真帆主将は「3年間、全国制覇を目指して来ました。しかしこれに満足せず、2020年東京五輪でメンバー入りして活躍できるように頑張って参ります」と小池さんの前で宣言しました。  小池さんは「本当におめでとうございます。(決勝は)テレビで拝見していました。鮮やかなミドルシュートでした。皆さんは高校生。2020年に向けてまさにぴったりの選手たち。これからも日本の女子サッカーをリードするチームであって下さい」と激励。村上主将にサイン入りのサッカーボールを手渡していました。

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2017年1月15日 (日)

基本ラーメン700選(43)池袋「六感堂」

東池袋の人気店「麺屋六感堂」(東京都豊島区東池袋2-57-2)へ。塩グリーン素麺(550円)。安くて、うまくて、健康的なものを池袋で食べたければ、お洒落なこのお店で素麺を食べることをお薦めします。化学調味料の味がまったくしません。

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2017年1月 9日 (月)

「五〇年目の日韓つながり直し」

「父・金正日と私 金正男独占告白」の著者で、東京新聞編集員の五味洋治さんから「五〇年目の日韓つながり直し~日韓請求権協定から考える~」(吉澤文寿編著、社会評論社)をご献本して頂きました。

1965年に締結され、良くも悪くも現在の日韓関係の礎となっている日韓基本条約・日韓請求権協定について50年の節目に多角的な視点から検証した硬派な書物。五味さんは1965年当時の新聞が、どのように報じたかを検証しています。

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 私が興味深かったのは、当時、日本側の代表だった外務省参与の久保田貫一郎が、植民地支配には韓国側にとって恩恵があったという趣旨で発言した「久保田発言」についての日本のメディアの反応。現在ならば責任追及されるのは間違いない発言ですが、当時の新聞では、これを問題発言ととらえる報道が皆無だったそうなのです。また、当時の世論調査では、国民の多くが日韓基本条約に無関心だったということ、当時の新聞は日韓両政府の言い分を報じるだけで、あるべき日韓の未来像を提言するような報道がほとんど見受けられなかったという点です。

   大雑把な言い方をしてしまえば、日韓基本条約について日本国民は、未来像を持たず無関心のまま50年が過ぎてしまったようにも思います。日韓問題は是々非々で議論すべきだと思いますが、この条約を踏まえていない意見がほとんどのようにも思います。まずは礎となっているものについて知ること。それが建設的な議論の第一歩となるのではないでしょうか。

2016年12月31日 (土)

「探検家、40歳の事情」

お正月に何も考えずに笑える1冊を読みたいという方には、探検家でノンフィクション作家の角幡唯介さんの新刊「探検家、40歳の事情」(文藝春秋)をお勧めします。

 前作「探検家、36歳の憂鬱」から4年。結婚し、第1子の長女を授かった探検家の生活はどのように変化したのか。チベットの秘境や北極を旅するという「非日常」をライフワークとする探検家には、「非日常」に身を投じることを可能とするために「小市民的な日常」も生きなくてはいけない。この本は「日常」「非日常」の狭間で生きる葛藤を活写した珠玉のエッセイ集です。

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 収録作の中では「人間とイヌ」が非常に文学的ですが、それ以外は噴き出してしまうバカバカしい話。とくに「無賃乗車」にはたまげた。活字でメシを食う職業作家が、この話を活字にし得るのか!?中には本気で怒り出す人がいることも角幡さんは想定内なんでしょう。それにしてもつい最近まで天下の朝日新聞にこんな不逞な輩がいたとは・・・(笑)。今すぐ最寄のJRの駅に行って「駅員さん、こんな男がいますよぉ!」と突き出したくなる衝動にかられる人もいるのではないか。

 かくいう私も「無賃乗車」の四文字には、若かりし日に様々な思い出があり、批判できる立場にはありません。聖書の中にも「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」という言葉がありましたよね(ヨハネの福音書)。

 ちなみに著者の角幡さんは現在、北極で越冬中のはず。

2016年12月16日 (金)

ナイロビで飲むビールの味

 ケニアのビールと言えば、日本にも輸出されている「タスカー」です。サラサラしていて飲みやすく、私はケニアにいる時はタスカーばかり飲んでいます。

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 タスカーを注文すると必ず「Warm or cold?(温かいのか冷たいのか)」と訪ねられます。もちろん「Cold」と注文しますが、20年前には「Warm」の選択肢しかありませんでした。 これは宗主国のイギリスが冷たいビールを飲む習慣がなかった名残らしく「冷たいのはないのか?」と訪ねると変わったヤツだな、という顔をされ「冷たいものはお腹に良くない」と諭されたものです。

 しかしイギリス以外の外国からも訪問者が増えるようになり、ようやくビールの飲み方にも変化が現れた模様。「キンキンに冷えた」とまでは行きませんが、一応冷蔵庫に入っていたものを出してくれるようにはなりました。

 タスカーは植民地時代の1922年創業。創業者は象の密漁中に事故で亡くなったそうで、そのためかロゴは象のマークになっています。

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 ところで前回訪問の2009年までは健在だったナイトクラブ「フロリダ2000」やケニア人たちの憩いのバー「モダングリーン」がともに潰れてしまっていたのは、ちょっとショックでした。タクシーの運転手などへの聞き込みで夜遊び場所は、だいぶ取材しました。ナイロビへ行かれる方は私にお尋ねください。

2016年12月13日 (火)

「みたけ山トレイルラン」

 昨年から参加し始めた「みたけ山トレイルラン」を無事に完走することができました。

 タイムは2時間18分8秒で587位。

 2時間を切って400番台に入ることを目標としていましたが、及びませんでした。

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 初出場した昨年が2時間26分5秒で739位だったので、若干は進歩したのですが、前回はなんの準備もせずに出たことを考えると合格点が付けられる進歩ではありません。

 反省点を挙げれば、ケーブルカー下のスタート地点から山頂までの標高差500メートルの急勾配が勝負を分けると分かっていながら、この対策が十分ではなかったことに尽きます。ふだんから漫然と走るだけでは不足でやはり御岳山に来てトレーニングするか、それに近い形でのトレーニングが必要だと痛感しました。

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 天気には恵まれ、快適なレースを楽しむことができました。山道を走りながらケーブルカーが追い抜くと警笛を鳴らしてエールを送ってくれたりするのは、何だか嬉しかったです。しかしロックガーデン付近では、頭から大流血して救急搬送される男性を見ました。勢いあまって何かに激突したのでしょう。我ながらなかなか危険な道楽に参加しているな、と思いました。

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 来年こそはもう少しトレーニングを積んで2時間を切ることを目標にしたいと思います。今後も年末恒例行事にして行こうと考えています。

2016年12月 4日 (日)

映画「東柱」

 母校の立教大学へ。異文化コミュニケーション学部主催のシネマ・シンポジウム「70年の時を経て出会った尹東柱と立教生」に出席して参りました。

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  尹東柱(ユン・ドンチュ)は、日本統治時代の朝鮮から日本に渡って立教大学(後に同志社大学に編入)で学んだ伝説的な人物。1943年に治安維持法違反容疑で官憲に捕らえられ、福岡刑務所で獄死した悲劇の詩人です。 シンポジウムでは今年韓国で公開されて120万人が観た映画「東柱」が日本で初めて上映されました。

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 映画上映後のトークセッションには、映画の中で特高警察役として出演し、尹東柱を絞め上げた俳優(大悪役ですが)がサプライズ登場。当たり前ながら流暢な日本語で出演していたので日本の俳優かと思いましたが、金仁友という在日の俳優でした。韓国人でありながら韓国人を弾圧する役回りをすることに葛藤がなかったのか気になるところでしたが「是非やりたい役だった。日本という国が悪いのではなく、軍国主義が起こしたことが悪い」と話していたのが印象に残りました。

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 映画はよくできた作品で感動しましたが、事実を基にしているとはいえ、だいぶ脚色がなされているとのこと。例えば、立教大留学中、尹東柱に恋慕する日本女性が登場しますが、これは創作の人物だそうです。

 ともあれ、密度の濃い素晴らしいシンポジウムでした。このようなイベントを無料で開催してくれた立教大を誇りに思います。舞台進行などで活躍した異文化コミュニケーション学部の学生の皆さんも皆、自分の在学中の立大生よりも優秀そうでした。

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 ちなみに尹東柱の詩集「空と風と星と詩」は、岩波文庫からも出ています。巻末にはハングルの原詩もついています。原詩を暗唱できるようになるぐらい読み込みたいものです。

2016年12月 1日 (木)

「未来国家ブータン」

 敬愛する辺境ノンフィクション作家、高野秀行さんの「未来国家ブータン」(集英社文庫)を読みました。

 エンターティメントノンフィクションの旗手による「世界一幸せな国」の探訪紀。幻獣ムベンベ以来、未確認生物探しをライフワークとしている高野さんのブータンでの狙いは「雪男(イエティ)」。現地の研究者の証言はあるものの、やはりそう簡単に未確認生物は姿を現してくれません。いわば「雪男をめぐる探検」。そんな珍道中の中で見えてきたブータンは「伝統的な知恵や信仰と最先端の環境・人権優先主義がミックスされた未来国家」でした。

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 未知の世界を探り、それを面白おかしく書くのが高野さんの真骨頂ですが、ブータン探訪においてもその精神が十分に発揮されています。その「面白さ」はちゃんと本質を突いており、読者を裏切ることがありません。実は私も11月にブータン旅行を計画したのですが、ビザが間に合わずにケニアのナイロビへ行きました。

  本書を読み、次回のブータン訪問のチャンスへ夢を膨らませておくことにします。

2016年11月26日 (土)

ナイロビの旅 カレン・ブリクセン博物館

 ナイロビ市中心部から車で約30分、カレン・ブリクセン博物館を訪ねました。カレン・ブリクセンとは、ロバート・レッドフォード主演の映画「愛と哀しみの果て」の原作「アフリカの日々」を書いたデンマークの女流作家アイザック・ディネーセンの本名。1917年から31年までカレンが生活したコロニアル風の邸宅がそのまま博物館になっています。

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  到着すると、レベッカという女の子のガイドさんが、マンツーマンで英語ガイドをしてくれました。

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 カレンはケニアの植民地時代に大農園を経営。その日々の経験を描いた自伝的作品が「アフリカの日々」です。夫から性病をうつされてしまうなど散々な目に遭ったカレンは、アフリカを自身の「再生の地」と捉えていたとのこと。作品の中では、詳らかにアフリカ人を観察した様子が描かれていますが、やはり無意識的な上から目線があったのでしょうか。何度もノーベル文学賞候補に挙がっているケニア人作家のグギ・ワ・ジオンゴはカレンを「人種差別的伝統に属するヨーロッパ人作家」と切り捨て「野生の動物とむき出しの自然を享楽し、アフリカ人を動物イメージで捉えている」と批判しています。私もいずれ作品を味読した上で、判断したいと思います。

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 確かに邸宅の庭は、広大でやはり白人による支配力の強さを感じさせられるのも事実です。庭で咲き誇るブーゲンビリアが美しかったです。

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甲斐毅彦

2017年3月

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