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2008年4月 8日 (火)

あの「ピンポン!」のあとに謝罪放送とは

 TBS系特番「歴史王グランプリ2008まさか!の日本史雑学クイズ100連発!」(2月16日放送)の中で、クイズの答えが事実と異なると福島県会津若松市などが抗議文を送っていた問題で、同局は4月8日、情報番組「ピンポン!」の終了後におわび放送をした。

 出題は同市の鶴ケ城が戊辰戦争で落城した際に「旧幕府軍が城を明け渡したとんでもない理由とは」。答えは「ふん尿が城にたまっていたため」。これを知った市側は「開城は応援の望みが絶たれたことや物資の枯渇などが重なったもの」と抗議し、訂正と謝罪を求めていた。

 謝罪放送を前に、TBSでは市側に「(物資の枯渇などは)文献などで認識していたが、バラエティークイズということもあり、専門家と相談し」、ふん尿説を正解にしたと説明。また、放送前に内容を知った市側は制作会社に見直しを求めたが、拒否されたことも分かっていた。TBSによる悪意の連鎖は明らかだ。昨年来の度重なる不祥事でマヒしているのだろうか。まさか「バラエティー」を隠れ蓑にするとは。相談した「専門家」とはだれなのか。演出家か放送作家か。ほかに“まさか!専門”の「まさ家」が存在するなら名を明かしてみれば。

 出版界での雑学本ブームに乗ったクイズ番組が各局にあふれ、4月の特番でも数は際立っている。歴史クイズ、漢字クイズ。バラエティーであろうとなかろうと、歴史や漢字に演出の手を加えることは許されない。特色を出そうとして「まさか!」をキーワードにする企画もありだが、それなら徹底してリサーチすればいいこと。手間ヒマを惜しみ、演出を優先する。これを「やらせ」と言う。

 スポーツ報知の特集ページ「読むテレビ」(大阪版)で、33年もの長寿を誇るテレビ朝日系「パネルクイズ アタック25」(大阪・ABC制作、日曜・後1時25分)を今年初めに紹介した。出題へのチェック機能は周到だ。構成作家13人が2週分の出題候補130問ほどを提案し、半分に絞り込む。これを「チェッカー」と呼ばれる外部スタッフ4人が、問題と答えが正しいかどうか、1問につき辞書など4つの資料をもとに調べ上げる。さらに、本番前にはスタッフが問題を読み上げ、分かりにくい言葉や表現がないか最終チェックするという。TBSの「ふん尿説」など、最初の出題候補130にも入り込む余地はない。

 おわび放送が「ピンポン!」の後とは。同番組は昨年、ゴルフの石川遼選手への盗聴未遂騒動を起こし、福澤朗キャスターが番組内で声を詰まらせながら謝罪した。「何もこの時間帯に放送しなくても」とスタッフが感じたかどうか。

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クイズの答えは どうでも良いが、食事の時間帯に ウンこの 話を 市内で欲しい、

 もっとも ウンこの元を 喰っている時間帯だが

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高尾 友行

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