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2016年11月 7日 (月)

松本紀保の演技「非現実的世界を現実に 濃密な空間づくりにかける」

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 東京・三軒茶屋のシアタートラムで、6日に千秋楽を迎えた劇団チョコレートケーキ公演「治天ノ君」を見た。この劇団は、歴史的事件や史実を、新しく大胆な解釈で舞台化してきたことで知られている。2013年初演時、読売演劇大賞選考委員特別賞を受賞するなど評価は高く、今回見た日も立ち見が出ていた。

 「治天ノ君」とは院政で実権を握り、政治に当たった上皇を意味する。物語は大正天皇の妻、貞明皇后節子の視点を通して、大正天皇の生涯が描かれていく。皇后を、初演に続いて松本紀保が好演していた。この5月には喫茶店を舞台にした宮崎弁の芝居に格闘していた人だが、同じ人物と思えないほどの変ぼうぶり。どんな役も「演じてます!」というのをまったく感じさせない、とても不思議な女優さんだ。

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2014年2月15日 (土)

変なマトリョーシカ

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 いまソチ五輪の真っ最中です。
 中継を見ながら、昨夏、モスクワ出張で衝動買いしたことを思い出しました。
写真を見てもらえれば分かりますが、日本の首相が描かれたマトリョーシカです。
何かの写真をもとに描かれているようで、それなりに似ています。
出発前は「せっかくロシアまで行くのだから記念にマトリョーシカを買いたい」と話す
映画関係者に、「そんなつまらないもの。無駄遣いだけ」とけなしていた自分が、
買ってしまっていたのです。いい加減さにあきれます。

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2013年9月 8日 (日)

東京五輪の映画

 日本での五輪決定の瞬間を伝えるテレビ中継を見ながら、気がついたら自分もけっこう感動して涙をふいていました。1967年に生まれた記者にとって、1964年に開催された東京五輪は、どこまでも伝聞による世界。

 ずっと、想像するしかない、と思い込んでいたところがあります。

 なので、いまもどこか、2020年のことも夢見心地なのです。

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2013年8月25日 (日)

深作健太監督の新作

 東京・渋谷TOEIでは8月30日まで深作健太監督がメガホンを執った「夏休みの地図」という作品が上映されている。

 健太監督の父は、深作欣二監督だ。

 これまでずっとその親の名前の重みを感じながら、迷いながら歩んできたように見受けられた。今作ではそれが消え、監督が本当に撮りたいものが見えてきたのではないかと思えた。

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2013年4月20日 (土)

松本幸四郎ファミリーのドキュメンタリー

P1_2  歌舞伎俳優・松本幸四郎とその家族を7年間も追ったドキュメンタリー番組「おやじの背中 松本幸四郎と3人の子どもたち」がBS朝日で21日夜、放送になる。一足早く見たが、時間をかけて作られただけあって見応えがあった。

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2013年4月17日 (水)

三國連太郎さんの思い出

亡くなられた三國さんの数多くの出演作の中でも特に忘れられないのが、映画「セーラー服と機関銃」(相米慎二監督)です。中学1年生のとき、京都・河原町の新京極という所にあった劇場に行って、初めて自分のおこづかいで見た映画でした。
ヒロインはもちろん、薬師丸ひろ子。三國さんは、「太っちょ」と呼ばれるヤクザの大ボス的な雰囲気を漂わせた新興宗教の教祖、三大寺一という役でした。

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2013年4月 1日 (月)

銀座シネパトス閉館と新しい歌舞伎座

P1050150_3 銀座三原橋の交差点をはさんで、互いに数百メートルしか離れていない2つの劇場。この上なく華やかに再開場した歌舞伎座と、都から耐震性の指摘で立ち退くことになった銀座シネパトスですが、あまりに対照的な光景に少し感傷的な気分になってしまいました。

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2012年11月21日 (水)

忘れられない宮史郎さんの映画

 19日に亡くなった宮史郎さんの訃報で、真っ先に思い出したのは、短編オムニバス映画「歌謡曲だよ、人生は」だった。宮さんは、その中の「女のみち」(三原光尋監督)に主演していた。訃報の時だと言うのに申し訳ないが、その映画のシーンを回想し、おかしみがこみ上げ、ほおが緩んでしまった。映画館で見たとき、ここに収められた全作が力作だと思った。でも5年前の公開時はお客さんの入りが少なく、作っている人が気の毒になったことまで思い出した。

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2012年11月13日 (火)

小さな引っ越し

 最近、社内で引っ越しがあった。部のフロアが変わっただけなのだが、整理されないまま、引き出しから物があふれ、机上にたまりにたまったものを何とかしなければならない時がきた。

 どうしてこんなことになるのか。理由は自分でも分かっている。「ひょっとしたら、必要になるかも」という気持ちが働き、いろんなものを捨てることができないのだ。

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2012年7月27日 (金)

読書感想文

 芸能の話題からは、ずれてしまいますが、最近、ふと思ったことに「読書感想文」のことがあります。夏休みの宿題の横綱的存在ですが、楽しい休み気分を吹き飛ばし、子供たちを一気に現実に引き戻す、嫌われる宿題の代表格でもありました。私自身も、なかなか書けず、憂うつな気分に陥り、ため息を吐き吐き、どれだけのたうち回ったか分かりません。いま思い出しただけでも吐き気がしそうです。

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