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2012年1月 8日 (日)

平田信容疑者出頭の門前払い事件で思うこと

 あっという間だ。年が明けて、もう一週間たつ。大みそかから、すっかりニュースの主役的存在の平田容疑者。自ら警察に逮捕されに来ているのに門前払いされ、さらに女性警官から「うそ!」というリアクションを受けたことも問題になっている。映像にして再現すれば、まるでコメディのような話だが、警察にとっては歴史的な失態だろう。でも、個人的にこの女性警官には、ちょっと同情の気持ちを持ってしまう。逮捕直後の変ぼうした写真を見ると余計に。驚き、半信半疑の気持ちと独り言が入り交じって、思わず「うそ!」と口をついたのだろうか。落胆と後悔で、立ち直れなくなっているのではないだろうか。

 それにしても「思い込み」や「先入観」が時に、どれだけ人間の行動にとって邪魔になるかを、改めて考える機会を得た。思いこみも先入観も、全てが全て、悪いものだとは限らないと思う。どちらも経験によって生まれ、積み重なっていく部分もあるから、危険が迫ったときなど精神的な防衛作用として役立つ一面もあるだろう。しかし、場合によっては今回のように悪い方へ真逆に振れてしまうこともある。

 今回得た教訓は、記者の取材活動にも、そのまま当てはまるように思う。取材をする上で、思い込みと先入観が、おそろしいくらいに視野と思考をせばめることがある。分かっていても、もう一度聞いて確かめなければいけないのに、肝心なポイントを聞き逃してしまい、読者に不親切な記事になったりすることがある。逆に全く知らない内容ならば、白紙の状態で一から懸命に理解しようとするから、疑問点も解消してすっきり分かりやすい読者目線の記事になることもある。新年早々、記者としていかに感性をニュートラルに保つことが大事であるか、を教わった気がした。

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