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時事問題

2012年5月18日 (金)

金環日食で

 5月21日に見られる金環日食を控え、日本はほとんどお祭り騒ぎだ。
 「金環日食」と聞くたび、「金環蝕」(山本薩夫監督、1975年)という映画を思い出す。5、6年ほど前に社会派の巨匠として知られる山本薩夫作品を続けて見る機会があったが、印象深い一作として残っている。九頭竜ダム建設の工事をめぐる汚職事件をモデルに描いたもので1966年に石川達三が発表した小説が原作だ。
 仲代達矢(官房長官)、京マチ子(首相夫人)、三國連太郎(代議士)、宇野重吉(金融王)など大物が顔を並べ、演技もストーリーも見応えがあった。しかし、どうしてタイトルが「金環蝕」なのか。冒頭にこう出てくる。「外側は金色の栄光に輝いて見えるが、中の方は真っ黒に腐っている」。天体の現象を政界とダブらせたのだった。

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2012年5月 7日 (月)

恐怖の竜巻

 茨城・つくば市で発生した大きな竜巻。無残な被害状況が映し出されるニュース映像は、改めて自然の力のおそろしさを見せつけるものだった。竜巻といえば、アメリカの中東部で常襲するもので日本人には、あまり関係はないというイメージを持っていた。その考えは吹き飛んでしまった。

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2012年4月14日 (土)

木嶋被告の判決公判と祇園の暴走車突入事故

 13日の金曜日は、社会班の手伝いで木嶋佳苗被告の判決公判の傍聴券を求め、並びに参加した。5時に起床したが、飲んでの朝5時帰りはあってもこれほど早起きすることはめったにない。久しくまぶしい朝日を浴びることも朝の空気にも触れていなかったことに気づき、がく然とした。いかにモグラのような生活を送っているか。体がおかしくならないのがおかしい。

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2012年1月 8日 (日)

平田信容疑者出頭の門前払い事件で思うこと

 あっという間だ。年が明けて、もう一週間たつ。大みそかから、すっかりニュースの主役的存在の平田容疑者。自ら警察に逮捕されに来ているのに門前払いされ、さらに女性警官から「うそ!」というリアクションを受けたことも問題になっている。映像にして再現すれば、まるでコメディのような話だが、警察にとっては歴史的な失態だろう。でも、個人的にこの女性警官には、ちょっと同情の気持ちを持ってしまう。逮捕直後の変ぼうした写真を見ると余計に。驚き、半信半疑の気持ちと独り言が入り交じって、思わず「うそ!」と口をついたのだろうか。落胆と後悔で、立ち直れなくなっているのではないだろうか。

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2011年11月11日 (金)

断捨離もどき

 しばらくこのブログを怠り、何人かから「全然、更新されないけど。一体どうなってんの?」みたいな呆れ半分のお叱りの言葉を頂戴した。毎回、気ままなことばかり書いているが、ありがたい読者はいるのだ。記者にあるまじきだが、もともと書くことが苦手で好きでなく、人生誤ってこの仕事に就いてしまった、と思うことは数知れず。筆無精にとってブログ更新が滞る致命的な理由は、締め切りがないということだ。

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2011年9月23日 (金)

台風15号(上)

 首都圏に台風15号が直撃した日は会社で夜勤デスク当番だった。天候の影響による交通事情で新聞の発送状況も変わる。その日はいつもより2時間近く締め切りが繰り上がり、目がまわりそうになったが、それよりも記者の方が大変だった。AKBじゃんけん大会の一夜明け情報を集めるため、秋葉原の劇場に向かおうとした記者は、山手線が動かなくなり、しばらく閉じこめられた。その間に公演の中止が決まった。3月11日の地震の日の経験は記者たちの精神面を強くしたのかもしれない。慌てず、騒がず、起こったことへの諦念を抱えながら、記者としていま出来ることの最善を尽くそうとしていた。

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2011年9月 6日 (火)

顔の写真修整(下)

 顔写真の修正は商品のコマーシャルに限ったことではない。テレビや映画、演劇のポスターなど挙げてみても、 ほとんど何らかの手が入っている。各業界の宣伝担当からは、有名な芸能人からどんな修正の注文がくるのか、いろんな話を聞くが、一般大衆のほとんどが気に していないようなパーツを「どうしても直して欲しい」と懇願されることが多いという。

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2011年8月20日 (土)

顔の写真修整(上)

 失礼かもしれないが、最近思わず笑ってしまったニュースがある。ジュリア・ロバーツらを起用した化粧品の宣伝写真を、修整のし過ぎを理由に英国の広告基準局(ASA)が禁止を言い渡したというものだ。

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2011年5月19日 (木)

絶賛された樹木希林の対応

 夫である内田裕也の逮捕で、妻の元には当然のように取材陣が殺到した。樹木希林の動じない対応に多くが感心し、感動すらする人もいた。もし芸能界が、こ んな肝っ玉系の人ばかりだったら芸能マスコミもどれだけありがたく、取材も楽しみになるだろう。どの辺りがすごいのか。試しに5つに分けて振り返ってみよ うと思う。

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2011年4月17日 (日)

東日本大地震の余震が続く中で

 東京でも今日(16日)、余震があった。大地震の被災地の人々の恐怖心はどれほどだろう。3月11日以降、ブログ更新を怠っていた。震源地からも離れており、単なる我がままなのだが、あの日以降、1か月余り無力感を覚え、書く気力が失せてしまい、少し書きかけては手が止まる状態が続いた。
 小学5年の時の担任教師が、こんなことを何度も言っていた。「これからの人生で必ず、命に関わるような災害がある。特に洪水がこわいぞ」。子供の自分は半信半疑で聞いていたが、この先生がどうして、あれほど力説していたのか。あの先生はいまも元気なのか、会って聞いてみたくなった。
 地震が起きて、スポーツ紙に出来ることは一体どれだけあるのだろう。自分が主に担当してきた演劇や映画の世界も衣食住が足りて、初めて成り立つ世界だということを今回ほど考えさせられたことはなかった。大きく変わろうとしている、あらゆる価値観。その日一日を生きられることに感謝して、大事に過ごさなければならないという思いを強くしている。

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