アカデミー賞とラズベリー賞の両方を受賞したサンドラ・ブロックが大好きになった。
ありがた迷惑な最悪主演女優賞のラズベリー賞授賞式にも、本人自ら出席。
「私の女優のキャリアを台無しにしてくれてありがとう」と言ったかと思えば、ゴロゴロと引いてきた台車には、対象作のDVDがいっぱい。
「あなたたち、この作品をちゃんと見てないでしょ!」と見直すよう命じる強気。
再度見て解釈が変われば、来年この賞を返上しに来る、と勝手に宣言していた。
あちこちで報道されたが、なんてウィットに富んでいて素敵な人なんだろう。
笑い不足だった私のツボに、はまりまくり。この映像が流れる度、笑わせてもらった。
続きを読む "サンドラ・ブロックと沢尻エリカ" »
東京ミッドタウン(六本木)を歩いていたら、気になる写真展(4月7日まで)をやっていたので衝動的に入ってみた。中村征夫さんといえば、水中写真の第
一人者。昨夏、放送されていたNHKのドキュメンタリーを見て以来、気になり、忘れられない人になっていた。ずっと頭の隅っこに気になることをいろいろ
持っていると、本当にそれに関連することが勝手に向こうからやってくる、という不思議な体験を時々する。
続きを読む "中村征夫さんの「海中散歩」写真展" »
ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞に輝いた寺島しのぶは、田中絹代さん(1977年死去、享年67歳)以来の快挙と話題になりました。この時の対象作は「サンダカン八番娼館 望郷」(1974年、熊井啓監督)。
続きを読む "ベルリン国際映画祭と日本の女優の歴史を少し" »
早いもので新しい年が明けて一週間以上がたちました。
いただいた年賀状の中には「ブログの更新はどうなってますか?」と
ドキリとする一文が添えられているものもあり、反省しました。
今年こそは(昨年も書いた気がする)もっと更新回数を増やし、
思っていることをお伝えしたいと思います。
続きを読む "「時間の無重力感覚」を味わう気分" »
角川映画会長・角川歴彦氏の取材は、チェアマン時代に東京国際映画祭についてのインタビューで過去2回。今回3度目でしたが、いつも千代田区富士見にある角川書店の、それは広くて立派な応接室での取材です。
会う前、ひとつの映画に絞って話を聞くのは初めてだったことに気づきました。
続きを読む "映画「沈まぬ太陽」製作総指揮・角川歴彦氏のこと" »
24日に公開された「沈まぬ太陽」は邦画史に残る作品でしょう。
山崎豊子さんの5巻に及ぶ長編小説が原作。映画には架空の団体であり、フィクションと記されていますが、御巣鷹山の飛行機墜落事故や出てくる労働組合の内容などは、再建まっただ中の航空会社とよく似ていることに、ほとんどの人が気づきます。
続きを読む "映画「沈まぬ太陽」の若松節朗監督のこと" »
喜怒哀楽をストレートに表現する個性的なキャラクターに引かれるのだろう。
木村監督には熱狂的な女性の追っかけがいる。サインが始まれば、長い列ができる。
年齢は30代以上で高齢者も多い。
しっかりスケジュールを調べ、遠くのキャンペーン先にも姿を見せる。
続きを読む "映画「劔岳 点の記」の木村大作監督のこと(下)" »
木村監督の初メガホン作「劔岳 点の記」(公開中)が好調だ。
出演者もさることながら、キャンペーンで全都道府県をまわった監督が、今作の「主役」だった。
コソコソ話が不可能なほど話し声が大きく、歯に衣着せぬ発言で強烈キャラの持ち主。
この性格はシャイな一面を隠すための裏返しではないかな、と私は思っている。
13日で70歳になるとは見えないくらい元気で、話せば「大作節」をさく裂させる。
続きを読む "映画「劔岳 点の記」の木村大作監督のこと(上)" »
舞台版で林芙美子を演じる森光子は、軽やかさとどこか憎めないかわいさを持った人物として、見る者を引き込んでいくのに対し、映画版の高峰は哀愁と屈折から主人公を浮かび上がらせようとします。演じ方は、対照的です。
続きを読む "映画の「放浪記」も負けていません(下)" »
「放浪記」といえば舞台で、いまではすっかり森光子の代名詞となりました。
林芙美子がこの私小説を出したのは1930年。
森の舞台初演は出版から31年が過ぎた1961年のことです。
続きを読む "映画の「放浪記」も負けていません(上)" »
「超高層のあけぼの」という1969年公開の映画をDVDで見た。
今ではタイトルにあまり使わない「あけぼの」という言葉のあたりに、時代を感じさせるものがありますね。
続きを読む "映画「超高層のあけぼの」のDVD" »
映画の感想を語るとき、リアリティーが「あった」とか「なかった」とか言います。
15日に発表されたブルーリボン賞で作品賞を取ったのは「クライマーズ・ハイ」(原田眞人監督)でした。
続きを読む "映画「クライマーズ・ハイ」のリアリティーについて" »
東京国際映画祭が18日、開幕しました。
六本木けやき坂に敷かれた長いじゅうたんを、たくさんのゲストが歩くオープニングもだいぶ定着しました。
方々で伝えられていますが、今年はエコがテーマということでカーペットが「赤」から「緑」に変わりました。
この色ひとつでも、ずいぶん雰囲気が変わるものだなぁと感じました。
【写真は晴れ着姿で緑色のカーペットを入場する上戸彩】
続きを読む "東京国際映画祭1「カーペットの色について」" »
公開から1週間。動員も好調とのこと。
製作に携わった関係者は、ひとまずホッとされたでしょう。
大ヒットに求められるのは何より動員の持久力ですから、持続具合が気になるところです。
実際に見に行った知人は、劇場内で子供たちが目を輝かせながら声に出して反応する光景が新鮮だった、と話していました。
続きを読む "「崖の上のポニョ」を見て(下)" »
先のマスコミ最初の試写後、もう一度、ポニョを見ました。これが不思議なんですね。作品の印象が違った色を帯びるのです。最初に見た時、「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」に比べ、ずいぶんシンプルになったと思いました。でも2度見てみると単にシンプルでは済まない。
続きを読む "「崖の上のポニョ」を見て(中)" »
宮崎駿監督の新作「崖の上のポニョ」を先日、日比谷スカラ座で見ました。
その日はマスコミ最初の試写日。午後9時40分という超遅い時間からの上映だったのですが、約650席のほとんどが埋まっており、その関心の高さに改めて驚きます。
続きを読む "「崖の上のポニョ」を見て(上)" »
いま、ベルリン国際映画祭の取材でドイツにきています。
続きを読む "ベルリンでも通用する鶴瓶の「笑い」" »
最近のコメント