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2018年2月22日 (木)

ニタマ駅長は、やっぱり猫

 和歌山市には年に一度は取材に足を運ぶが、なぜか和歌山電鐵(鉄)貴志川線の貴志駅には行ったことがなかった。そのわけは、貴志駅が和歌山市の東隣の紀の川市にあるからだ。初代のたま駅長も、跡を継いだニタマ駅長も、和歌山市観光のネタにはならかなったのだ。しかし、今回は紀の川市の取材。ようやくニタマ駅長に会えることになったが、ひとつ問題があった。

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 「ちょっと待って下さい。その日は春節じゃないですか。取材どころじゃないと思いますよ」というのは、和歌山電鐵を経営する会社の広報担当者。中国の旧正月の休みに入るので、平日でもたくさんの観光客がやって来るという意味だ。何と、記者が予定していた日は、計6台のバスで団体客が来るというのだ。

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 運が悪ければ、ニタマがいるガラス張りの駅長室も、一日中、観光客に囲まれて、写真も撮れないかも知れないとご心配下さったのだった。しかし、貴志駅だけでなく、ほかにも取材予定があって、勝手に日程を変えるわけにはいかないので、覚悟を決めて現地へ向かった。
 JR和歌山駅の9番線が和歌山電鐵貴志川線の乗り場。そこから、人気のたま電車に乗って32分。午後1時半過ぎに貴志駅に着いてみると、意外にも閑散としていて、ほっとした。確かに中国人の団体客はいたが、特に駅長室の前を占領することもなかった。むしろ、猫(たま)の顔をイメージした駅舎の方がお気に入りで、みんなその前に立って記念写真を撮っていた。

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 ちなみに、観光協会に聞くと、バスの団体客といっても、バスは途中の伊太祈曽駅に止めて、そこから「たま電車」「いちご電車」などの観光列車に乗って貴志駅まで来るという。いきなり観光バスで貴志駅に乗り付けるのは断っているようだ。廃線の危機から観光列車として再生してきた和歌山電鐵なのだから、当然だ。
 さて、肝心のニタマは、記者が到着した時はじっと動かず、時折、目は開けるが、起きているのか寝ているのか分からない。「駅長」だからと、人間にこびを売ることなく、マイペースで過ごしているところは、やっぱり猫。
 そこで、ホームのたま神社に参拝したり、たまカフェで抹茶オーレを飲んだり、土産物を物色したりしながら、時々、駅長室をのぞいてみるが、やはりニタマはじっとしたまま。それでも、ふわふわ、もふもふの三毛が、ちょっと顔を動かしたりするだけで、観光客は大喜び。スーパースターだ。
 しかし、次の取材の予定は午後3時。2時50分に貴志駅前で地元の観光協会のスタッフと待ち合わせしていたので、少し焦った。ニタマの横顔と、眠そうな目つきの全身は撮れていたが、やはり動きのある写真が欲しい。

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 時計の長針が45分に近づいてきた時、最後のチャンスにかけて、もう一度、駅長室へ行くと、何かに反応してニタマが動き出した。その写真は今月28日発行のスポーツ報知(大阪本社版)に掲載する。
(2018年2月22日、文と写真・鬼塚 静信)

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