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2018年5月22日 (火)

高知・桂浜のディープな名所?

 高知市の名勝・桂浜といえば、坂本龍馬の銅像で有名だが、なだらかな弧を描く海岸線で大きな波が砕ける光景もダイナミックだ。初めて訪ねてみたら、意外な「名所」としても知られているという。どんな「名所」なのか。

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 桂浜は土佐湾に面した龍頭(りゅうず)岬と、南側の龍王岬の間の弓状の海岸。長さはだいたい400メートルくらい。細かい砂の浜ではなく、歩くと、花崗岩などが風化したり波で砕かれたりした珪砂(けいしゃ)が、靴底でサクサクと音を立てる。

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 龍頭岬の龍馬像の立つ場所から石段を下りて浜に出て、そこから龍王岬に向かって歩く。波は大きくて、岩に当たって激しく砕け、想像以上に近づいて来るので、足を取られないよう注意が必要だ。時々、スピーカーから「気を付けてください」という放送が流れる。
 龍王岬まで来たところで、急な石段とコンクリート製の階段を上る。少しきつい。高所恐怖症の人は下を見ない方がいい。途中、海上安全などの守り神、大綿津見神(おおわたつみのかみ)を祭った海津見(わたつみ)神社(龍王宮)の小さな祠がある。そこからさらに上ると展望台だ。

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 展望台といっても、大人3~4人くらいが入れる程度のスペース。実は、ここは台風中継のスポットという。まさか、こんな急な岩場で、しかも風を遮るものなど全くない場所で中継出来るのかと疑問に思うが、案内してくれた地元自治体の職員が言うのだから間違いない。室戸と並ぶ暴風中継の名所?で、こちらは市内から車で30分と近いので、よく使われるのだろう。
 その場所に立ってみた。この日は快晴で風もない。頑丈な鉄製の柵で囲まれているとはいえ、立つだけでも怖いのに、暴風雨が近づく中、ここでマイクを持ってリポートするなんて。想像しただけで背筋が寒くなる。報道記者もカメラマンも、風で飛ばされないように柵に命綱を付けるのだろうか。具体的な想像をすると、背筋が凍る。

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 すぐ近くに建つ坂本龍馬記念館には屋上があって、そこから桂浜の全景が見渡せるだろうと期待したが、意外にも、松林に遮られて見えない。しかし、桂浜の西側、土佐湾に面して真っすぐ延びる高知海岸はきれいに見えた。その高知海岸も名所だった。
 海岸沿いを走る黒潮ライン(現在は桂浜花街道とも呼ばれ、道路沿いにたくさんの花壇が造られていた)を走っていると、「高知海岸に上陸するアカウミガメにについて」という看板があった。
それによると、この海岸には5月下旬から8月にかけて、日没から日の出までの時間帯に、絶滅危惧Ⅱ類(絶滅の危険が増大している)のアカウミガメが産卵のために上陸するので、捕獲したり、卵を盗んだり、傷つけたりしないよう注意を呼びかけていた。

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 大声やカメラのフラッシュも絶対にだめ。県の「うみがめ保護条例」が定められていて、罰則もある。もうそろそろ、高知海岸にアカウミガメが上陸し始めているのだろうか。
 明日23日は、今回の高知取材をまとめた特集がスポーツ報知大阪本社版(近畿、中国、四国、福井で販売)に掲載される。
(2018年5月22日、文と写真・鬼塚 静信)

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