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2018年6月22日 (金)

古代のハスを見に行くと

 2000年の時を超えて咲くハスの花が見られる。大阪市立大学からそんなリリースが届いた。場所は大阪府の奈良県との県境、交野(かたの)市にある大阪市立大学理学部付属植物園。大きな地震の後だけに余震に警戒しながら、気分転換も兼ねて訪ねてみた。

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 京阪電車の枚方(ひらかた)市駅から交野線に乗り換え、終点の私市(きさいち)駅を降りて、徒歩5~6分。入園料350円を払って、新緑がまぶしい広大な園内に入り、まずはハスを探す。

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 リリースには「67品種89本のハナハスが観察できます」と書かれていたので、どこかにハナハスのコーナーがあるのだろうと探すと、巨大な円筒の鉢がズラリと並んだ場所があった。確かに90本くらいのハスがありそうだ。ただし、訪ねたのは午後だったので、一面ハスの花というわけにはいかなかったが、まだきれいにしっかりと咲いているハスもたくさんあった。
 お目当ては、2000年の時を超えたというハス。探してみると、大きな花を咲かせていた。それは「大賀ハス」(写真2)。リリースによると、1951年(昭和26年)に千葉市内の遺跡から2000年以上も前のハスの実が発見されたという。そして、その実をハスの権威である大賀一郎という人が、翌年に開花させたというから驚き。

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古代のハスと言われても、専門家の解説がなければ、その違いはよく分からないが、2000年後の我々も鑑賞できるところに神秘を感じる。
 ほかにハスのコーナーでは「誠(マコト)蓮」(写真3)の鮮やかさが印象に残ったが、これは食用レンコンの花という。通勤途中にあるレンコン畑で咲くハスとは違って、ゴージャスな花に驚いてしまった。
さて、植物園に来ると毎回、不思議な花に遭遇するが、今回は「トケイソウ」(写真4)。南米原産で、キリスト教の宣教師たちは、この花に全く違う情景を見たようだが、記者は時計以外のものは想像できなかった。

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 さて、出入り口に近いスペースには、コンクリート製の小さなプールに、ところどころ可憐なスイセンが顔を出していた。撮影していると、梅雨の晴れ間で水面の反射がきつくなってきた。そこで、久しぶりにレンズにPLフィルターを付けると、それまで反射で見えなかった水中までくっきり見える。
 フィルターの前枠をクルクル回して、どの程度まで水中を写すか調節しながらシャッターを切る。頭の中にモネのスイレンの絵を思い浮かべながら試行錯誤を繰り返したが、やはり肉眼で見づらいものがくっきり見えると、そのまま写したくなる。それが「コロラド」(写真1)。水中が丸見えだと趣がないような気がするが。

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 そして、「アンドレアナ」(写真5)にカメラを向けていろいろ試していたら、偶然、トンボが2匹、やってきた。
 同園では7月14日から16日までの3日間、異例の早朝(午前7時)開園で、ハナハスを観察するイベントを予定している。詳しくは同園ホームページを参照。
 http://www.sci.osaka-cu.ac.jp/biol/botan/
 (2018年6月22日、文と写真・鬼塚 静信)

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