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2011年2月28日 (月)

【再録】斎藤番記者コラム「猪木か泉谷か!? コノヤロー顔に刮目せよ」

  今回は2月23日付本紙コラムからです。斎藤は22日、ブルペンで61球を投げ、腹痛からの全快をアピールしました。

 1週間の西武・南郷キャンプ取材を経て、名護に帰ってきた。早朝、宿舎を出る斎藤に「今日からまたよろしく」と挨拶すると「今朝の新聞を見たら、大石が裸で風呂に入ってましたね」と言われた。「そりゃあ、服を着て風呂には入らないだろ」と話すと、王子は「ガハハハハ!」と豪快に笑った。南郷でも「佑ちゃん、腹痛でダウン」は西武ナインの間で話題になっていた。元気そうな表情を見て安心した。
 
 さて、ブルペン。斎藤はいい顔をしていた。自然と笑みがこぼれ、制球がままならないと悔しそうだった。プロ入り後、投球ではあえて感情を表に出さず、淡々と投げていた印象があった。
 
 「いい笑顔、撮れた?」。シャッター音を響かせていた同期入社の川口浩カメラマンに聞くと、「これだからド素人は困る」とあきれられた。右腕を振った時の画像を見せてもらう。すると斎藤が「コノヤロー!」と鬼の形相で怒っているのだ。
 
 川口は斎藤と同じ群馬県の出身。実家も近い。郷土の後輩ということで、早実時代から斎藤に注目。ファインダー越しに、熱視線を送っていた。
 
 そして、ある法則に気づいた。笑顔の優しいハンカチ王子だが、好調の際には右腕を振った時に必ず、顔が崩れる。力感あふれる“コノヤロー顔”が撮れた。早大で秋季リーグ優勝をかけた“最後の早慶戦”でもそうだった。だがプロ入り後、その一枚に出合えない。初の実戦登板となったサムスン戦(13日)でも見られなかった。ひょっとしたら、どっか痛めているんじゃないか…。
 
 この日、やっと撮れた“コノヤロー顔”こそ、斎藤の全快を雄弁に物語る一枚なのだという。その写真はアントニオ猪木や泉谷しげるに負けないぐらい、怒気をはらみ、力がこもっていた。
 
 18番はもう、大丈夫だ。(2月23日付「スポーツ報知」東京本社版)

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