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2011年2月27日 (日)

【再録】斎藤番記者コラム「斎藤の大学初実戦、相手は沢村だった」

  続いて2月14日付本紙コラムから。2月13日、斎藤のプロ初実戦となるサムスン戦後に書いたテキストです。「ミヤネ屋」さんに密着取材していただきながら、書きました。

  とにかくゴージャスな顔ぶれだった。この日の名護市営球場のスタンド席である。ネット裏には野村克也、江川卓、東尾修…と昭和の球界を彩ったスーパースターが斎藤の第1投を見届けようと、陣取った。さらに民放各局はエース級の女子アナを派遣した。日々、禁欲的に斎藤密着を続ける報知取材陣が、男子校の生徒のようにソワソワしちゃったのも無理はない。
 
  では、クイズです。斎藤のプロ初実戦には、日本ハム・キャンプ史上最多となる観客5200人、報道陣は54社222人が集まりましたが、大学初実戦は、それぞれ何人が集まったでしょう?
 
  答えは、ともに0でした。07年3月20日。早大・東伏見グラウンドの入り口には、屈強なガードマンが立ちはだかっていた。直前に発覚した西武裏金事件の余波が、早大にも及んでいた。「練習に集中したい」との意向から、ファンも取材陣もシャットアウトされてしまった。
 
  超厳戒態勢が敷かれたグラウンドでは、今思えば夢の投手戦が展開されていた。この日のオープン戦、早大の相手は中大だった。そして、その先発は、何と無名の1年生・沢村拓一だったのだ。
 
  中大関係者は回想する。「入学したばかりの沢村はまだ細くてね。でも、いい球を投げていた。未知数だけど、期待値は大きい。『じゃあ、ハンカチ王子と投げ合わせよう』って抜てきしたんだよ」
 
  斎藤は5回無失点の快投。沢村は2回に2失点したが、試合は6―5で中大が逆転勝ちした。エリート対雑草が、沢村の闘争心に火をつけたことは、容易に想像がつく。
 
  劇的すぎる斎藤の野球人生。プロ初実戦の相手はサムスンだったが、この試合は近い将来、どんな因縁をもって語られるのだろう。

  13年のWBC。名護のフィーバーに驚いていた韓流ナインの誰かが、日の丸をつけた斎藤の前に立ちはだかるかもしれない。その頃には、ネット裏から熱視線を注いでいた女子アナの誰かを、斎藤が娶っていたりして…。なんてね!(2月14日付「スポーツ報知」東京本社版)

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