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2011年3月 1日 (火)

【再録】斎藤番記者コラム「生き方重なる!? ギャルソン好き」

 キャンプ休養日の翌日となる2月24日付の本紙コラムから。いつもよりは柔らかいトピックで書いてみました。ちなみにわたしもギャルソン好き。愛用するダウンジャケットを着て、札幌に行ってきます。

 ニキビに悩んでいた思春期の頃、西武・渡辺久信投手に憧れていた。剛腕ぶりはもちろん、野球雑誌に載っていた私服姿がカッコ良かった。

 誌面には「オシャレな久信は、オフにはDCブランドでキメる」と書いてあった。モテるには、これしかない。お年玉をポケットに入れ、水戸駅前の「丸井」へ向かった。
 
 だが、中学生の私には、DCブランドの店は敷居が高かった。挙動不審にふらつき、顔を真っ赤にして、何も買わずに退散した苦い記憶がある。
 
 先週、西武の南郷キャンプで、渡辺監督にそんな思い出話をさせてもらった。指揮官は若かりし日々を振り返ってくれた。

 「あの頃から、野球選手のファッションが変わったんだよね」

 それ以前のプロ野球選手はパンチパーマにスラックス、小脇にセカンドバッグ―のイメージが強かった。人気と実力を兼ね備えたエースだからこそ、ファッションリーダーとしても影響力を誇ったのだろう。

 さて、斎藤である。最近、時計を替えた。エンジェルクローバーというブランドのスタイリッシュな逸品だ。

 「『Safari』という雑誌を読んでたら、コイツがいたんですよ。自分を呼んでるみたいで」

 ひらめき、すぐに購入したという。
 
 「じゃあ、斎藤君の好きなブランドは?」
 
 「コム・デ・ギャルソンです。今、財布が欲しくて」

 へえ~! まさか野球選手の口から、ギャルソンの名が出るとは。今の選手はみんなオシャレだけど、海外ブランド好きがほとんどだ。前衛的で、既成概念を崩すデザインこそ、ギャルソンの魅力。確かに斎藤の生き方に重なるかも…。
 
 キャンプ中のある日。私服姿の斎藤に話しかけた。

 「そのグレーのシャツ、いいね」

 「どこのだと思います?」

 「うーん、高そうだな~」

 「ユニクロですよ」

 「…」
 
 結局、男は中身ということか。思春期の頃の私に、教えてあげたい。(2月24日付「スポーツ報知」東京本社版)

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