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2012年2月20日 (月)

西武のドラ2左腕・小石に学ぶ「気くばりのすすめ」

  1月31日にトーキョーを離れてから、プロ野球キャンプ取材の日々を送っています。17日には日本ハムのキャンプ地・名護を離れ、西武の宮崎・南郷キャンプへと転戦しました。1月の新人合同自主トレでは初々しさを見せていたドラフト1位・十亀剣、ドラフト2位・小石博孝のルーキーズも、充実の表情で汗を流しています。

 甲子園や神宮のスターはあこがれですが、「大卒社会人」からドラフトされた選手にもまた、惹かれます。大学卒業時にはプロ入りに縁がなく、一度は企業人になりながらも、プロ野球選手になる夢を忘れずに鍛錬を重ねた。そして、入団後は即戦力としてチームの屋台骨を支えている、ようなね。

 社会人野球が現在、厳しい状況に立たされていることは否めませんが、驚くべきはその育成能力です。日本ハムなら武田勝、武田久、増井浩俊、西武なら昨季の新人王・牧田和久らが大卒後、都市対抗を巡る戦いでレベルアップし、即戦力でプロ入り後もオンリーワンの輝きを放っている。社会人野球が決して「回り道」ではなく、自らを磨くことのできる確かな進路であることを証明しています。

 シダックス時代から取材している武田勝投手に「明日から南郷に行くんだ」と話すと「小石によろしくと伝えておいて」と伝言されました。立正大では先輩後輩の間柄。年末には一緒にゴルフを楽しんだそうです。技巧派左腕という共通項もある。

 小石は「特技・俳句」ですっかり野球ファンにはおなじみになりました。立正大では09年秋、創部61年目での東都大学リーグ初V、神宮大会初出場初優勝に貢献。NTT東日本では昨秋の都市対抗で準優勝し、敢闘賞に当たる久慈賞を受賞するなど、かなりの「勝ち運」を持った投手でもあります。

 昨年末、仮契約を東京プリンスホテルへと取材に行った際、名刺をきると「以前、取材してもらったことがありますよね?」と応えてくれました。立正大の頃、何度か話を聞いたことがありますが、担当を持たない遊軍記者にとっては、こんな何気ない一言がうれしいものです。

 南郷キャンプでは「これぞ社会人出!」と感心するシーンがありました。

 室内練習場「黒潮ドーム」でのアーリーワーク中。ウエート室に入るやいなや、何と入り口に散乱していた先輩たちのアップシューズをキレイにそろえ始めたのです。

 「小石君、誰かから、言われたの?」

 「いや、そーゆーわけじゃないんですけど、気になっちゃって…」

 些細なことかもしれませんが、こういう礼儀、マナーが自然に身についているのも「大卒社会人」の底力でしょう。野村克也さんがシダックス時代、ミーティングで繰り返していた「小事が大事を生む」「人間的成長なくして技術的進歩なし」との言葉が脳裏をかすめます。開幕1軍へ、乗り越えなくてはならない関門は多々ありますが、小石のこれからを楽しみに応援していきたいと思います。もちろん「勝利の一句」も楽しみにしているぜ。

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(「TOGAME」というビブスをつけていますが、右から2番目が小石です)

【追伸】「スポ報、屈指のアナログ野郎」を自認する小生ではありますが、最近はツイッターで現場の小ネタをつぶやかせていただいております。先日は西武の紅白戦スタメンで「涌井」を「和久井」と表記してしまい、多数のお叱りをいただくなど、プチ炎上状態を招きました。すっかりiPhone入力イップスです。怖くて、もういじれねえ。「報知プロ野球取材班」で検索し、フォローしてみてください。

コメント

iphone入力難しいですよね。

明日からは投稿前にきちんと確認するようにします。1秒でも早くお伝えしたくて、焦っていました。

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