バレンタインデーの思い出
プロ野球選手は2月14日をキャンプ地で迎えます。西武のキャンプ地・南郷にも早朝から女性ファンがつめかけ、アーリーワークを終えたお気に入りの選手へとチョコレートを手渡していました。
チョコを片手にロッカールームへと引き揚げる選手を見つめながら「ああ、きょうはバレンタインデーだったねえ」と渡辺久信監督。現役当時は女性ファンに大人気でした。
「3、4年目かな、2000個くらいもらったことがあったよ」。キャンプ地の高知では投手陣で人気を二分していた工藤公康さんと同部屋だったとか。「バレンタインデーになると、部屋中がチョコだらけ。フトンの周りは全部チョコで占領されていたよ」。凄すぎる!
なかなか味わい深い思い出を披露してくれたのは、この日の練習試合・韓国ロッテ戦で先発し、MAX149キロのストレートで3回パーフェクト、5奪三振と力投した菊池雄星投手です。「バレンタインデーなんて、僕は無縁でしたよ。(花巻東の野球部は)恋愛禁止だったんで…。ああ、思い出、ありました!」
「高校の時にファンのおばあちゃんの方から、バレンタインデーということで、落花生が届いたんです」。落花生って!
落花生を贈ったおばあちゃん、今でもきっと雄星君を応援してくれていることでしょう。おばあちゃん、今年の菊池雄星はやってくれそうだぞ。マウンドでのたたずまいが去年までとは、全然違う。
ちなみに当時の渡辺久信投手へと届いたチョコは、もちろん全部食べられず、「お世話になっている寮のおばさん達にあげたりしていた」とのことでした。
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