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2019年1月15日 (火)

権藤さん大願成就の殿堂入り(第855回)

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 野球殿堂博物館から今年の野球殿堂入り関係者が発表された。プレーヤー部門は通算487二塁打のNPB記録保持者で通算2480安打も歴代8位の立浪和義、エキスパート部門は1961年新人投手として69試合に登板し35勝をマーク。「権藤、権藤、雨、権藤」とのフレーズが当時の登板過多ぶりを物語って後世にも語りつがれている。しかし、その経験を活かして、その後名指導者として日本プロ野球界に貢献した権藤博が選出された。


 昨年のプレーヤー部門の松井秀喜、金本知憲、エキスパート部門の原辰徳(特別表彰は瀧正男)の派手な表彰式だった事を考えれば、やや地味な感があるが、主軸とは言えなかったものの、長い間安打を刻み続けていた立浪は春夏連覇を記録したPL学園の中村順司元監督がゲストとして参加。中村元監督も言っていたが、昨年亡くなってなかったら中日の監督だった星野仙一がゲスト出演したはずだ。

 立浪は5度目のチャレンジ。昨季は34票不足だったが、今年は当選に必要な279票を8票上まわった。1988年の中日のリーグ優勝にはPL学園から入団した新人・立浪の存在が多きかったのを思い出す。遊撃、二塁、三塁と3ポジションでゴールデングラブ賞を受賞する一方でシュアな打撃で通算487二塁打のNPB記録を樹立した息の長い選手だった。

 一方、権藤博は2007年の競技者表彰部門で220票を獲得しながら9票足らずに終わり、資格を失ってエキスパート部門に回っていた。今回、11度目のチャレンジで念願叶った。

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2018年12月26日 (水)

【記録2018メジャー編】史上初の珍事!三振がヒットより多かった…掲載原稿再録

 エンゼルス・大谷翔平選手(24)の4勝&22本塁打という活躍で、日本の野球ファンには大きな話題となった今季のメジャーリーグ。その一方で史上初めて、メジャー全体で三振数が安打数を上回った。年々増えてきた大胆な守備のシフトの影響もあるのだろう、30球団の平均打率2割4分8厘は46年ぶりの低さとなった。また、救援投手を先発で1、2イニングだけ投げさせ、2番手に正規の先発を起用して5、6イニング投げさせる“オープナー”がレイズによって考案されて結果を出すなど、“メジャーの今”を数字の面で振り返ってみる。

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2018年9月29日 (土)

マリナーズ、大きかったカノの穴 イチローの出番あったかも

 イチロー選手(44)が一時的に現役を退き、マリナーズの会長付特別補佐就任が発表されたのは5月3日。当時マリナーズは首位と0・5ゲーム差のア・リーグ西地区3位。17年ぶりのポストシーズン(PS)進出に向けて陣容を再編成し、7月3日時点では貯金を24まで伸ばしていた。ところが夏場以降に失速し、ワイルドカード(WC)も厳しく、PSから遠ざかっている連続シーズン記録を17まで伸ばしそうだ。今季のマリナーズを検証する。(構成・蛭間豊章、金岡美佐)

通算3000安打を達成したメジャーの選手と成績一覧

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2018年7月21日 (土)

野球とスポーツ紙…野球文化學會「ベースボーロジー」掲載原稿再録

Book 野球文化學會のベースボーロジーに、昨年12月の同學會で行われた研究会のシンポジウムで発表させていただいたものを掲載しました。その原稿を当ブログにも再録させていただきました。

野球とスポーツ紙  報知新聞・蛭間豊章

 日本におけるスポーツ紙は1946年3月発刊の日刊スポーツに始まりました。次いで神戸でのデイリースポーツが1948年8月、大阪でのスポニチが1949年2月。同年12月には夕刊紙だった報知がスポーツをメーンにする紙面に衣替え。中日スポーツが1950年3月、名古屋で創刊されました。これは何を意味するかといえば、戦争直後の大野球ブームによって1940年代末に、月に野球雑誌が20誌以上出版されていました。ただ、内容がどこも似たりよったりで淘汰されつつあった時期に、より新しい情報源としての東京、大阪、そして名古屋の大都市にスポーツ紙が続々と誕生していったわけです。大阪には1950年に「オールスポーツ」が発刊、日刊スポーツに1957年に吸収されるまで存在していました。サンケイスポーツ大阪発刊は1955年2月。フジサンケイグループが国鉄スワローズへの資本参加した翌年の1963年2月に東京でもサンケイスポーツ発刊。そして、中日スポーツ系列の東京中日スポーツとしてスタートしたのが1970年3月。ちなみに夕刊紙の東京スポーツは1960年4月の発刊です。大都市へ向かうサラリーマンが年々増加したこともスポーツ紙の拡充につながったのです。

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2018年5月19日 (土)

大谷二刀流で改めて注目…解き明かすベーブ・ルースのルーツ 100年前に10勝&10発

 開幕から40試合が過ぎたメジャーリーグ。エンゼルスの大谷翔平投手(23)の二刀流の成績は「3勝&6本塁打」。1918年にレッドソックス時代のベーブ・ルースがマークしたメジャー唯一の「2桁勝利&2桁本塁打」に向け、順調に数字を伸ばしている。100年前のルースの記録の足取りを振り返る。(構成・蛭間 豊章)

 メジャー最高のバッターとして名高いベーブ・ルース。彼は剛腕投手としてメジャーに昇格した。17年までの4年間は主に投手だった。その一方で、強打も定評があり、打率2割9分9厘、9本塁打も、時々代打出場はあっても野手として守備に就いた事は一度もなかった。

 ベーブ・ルースの年度別成績(リンク)

 1918年のベーブルース2ケタ勝利&2ケタ本塁打(リンク)

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2018年5月 4日 (金)

イチロー、ブランクからの現役復帰は難しい

 メジャー通算3089安打を放ったマリナーズのイチロー外野手(44)が球団の特別アドバイザーに就任し、選手としては今季の残り試合に出場しないことが3日、複数の球団関係者の話で分かった。ベンチ入りの25人枠から外れるが、球団と生涯契約を結んでチームに同行し、練習しながら選手らをサポートする。来季以降は試合出場も可能という。米国時間3日(日本時間4日)に発表されるが、復帰の道のりは容易ではない。

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2018年4月27日 (金)

鉄人・衣笠祥雄さん、日本シリーズで1度だけ欠場したことがあった

Kinugasa プロ野球記録の2215試合連続出場をマークした衣笠祥雄氏。日本シリーズには計5度出場したが、1試合だけ欠場したことがある。

 79年、近鉄との日本シリーズ。この年のレギュラーシーズンでは不振から、連続フルイニング出場はストップしたが、当時歴代2位の1175試合まで連続出場を伸ばした。成績も打率2割7分8厘、20本塁打、57打点まで盛り返し、4年ぶりのリーグ優勝に貢献した。

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2018年4月 5日 (木)

大谷の二刀流が改めて印象づけた日本の育成力

 メジャー初勝利に続き、日米の野球ファンの度肝を抜いた大谷の本拠地デビュー戦での初打席3ランは、長年メジャーを見続けてきた「ヒルマニア」こと本紙ベースボールアナリスト・蛭間豊章記者をも驚嘆させた。メジャー二刀流の系譜、さらには近年、米球界でなぜ大谷のような選手が生まれなかったのかを、独自の視点でひもといた。

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2018年3月27日 (火)

30日開幕2018年MLB独断予想

 今年のメジャーリーグ(MLB)は29日(日本時間30日)に、1968年以来、50年ぶりに全球団同時開幕となる。大谷翔平投手のエンゼルス入りや、ダルビッシュ、イチローのFA移籍など日本人選手の話題も豊富だ。MLBを見続けて40年となるヒルマニアこと蛭間豊章記者は、まだ一度もワールドシリーズ出場経験のないナショナルズの世界一を予想。大胆不敵なその理由とは…。

 メジャーリーグは2012年から世界一チームがジャイアンツ→Rソックス→ジャイアンツ→ロイヤルズ→カブス→アストロズと、ナ・リーグとア・リーグが交互にワールドシリーズの覇者となっている。

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2018年MLB主な“記録予報"

打者

名前 所属 項目 残り 過去の達成者
イチロー マリナーズ 通算1万打数 115 27人
A・プホルス エンゼルス 通算1万打数 269 27人
A・ベルトレ レンジャーズ 通算1500得点 25 71人
イチロー マリナーズ 通算1500得点 85 71人
M・カブレラ タイガース 通算1500得点 129 71人
A・プホルス エンゼルス 通算3000安打 32 31人
R・カノ マリナーズ 通算2500安打 124 99人
イチロー マリナーズ 通算100三塁打 4 161人
A・プホルス エンゼルス 通算650本塁打 36 5人
A・ベルトレ レンジャーズ 通算500本塁打 38 27人
M・カブレラ タイガース 通算500本塁打 38 27人
A・プホルス エンゼルス 通算1300長打 51 5人
A・プホルス エンゼルス 通算5500塁打 39 9人
M・カブレラ タイガース 通算5000塁打 399 21人
イチロー マリナーズ 通算4000塁打 15 89人
R・カノ マリナーズ 通算4000塁打 143 89人
A・プホルス エンゼルス 通算2000打点 82 3人

投手

名前 所属 項目 残り 過去の達成者
F・ロドリゲス フィリーズ 通算1000試合登板 52 16人
B・コローン レンジャーズ 通算250勝 10 45人
CC・サバシア ヤンキース 通算250勝 13 45人
J・バーランダー アストロズ 通算200勝 12 113人
F・ロドリゲス フィリーズ 通算450セーブ 13 3人
C・キンブレル Rソックス 通算300セーブ 9 6人
CC・サバシア ヤンキース 通算3500投球回 183 68人
B・コローン レンジャーズ 通算3500投球回 184回2/3 68人
CC・サバシア ヤンキース 通算3000奪三振 154 16人
B・コローン レンジャーズ 通算2500奪三振 46 32人
J・バーランダー アストロズ 通算2500奪三振 84 32人
F・ヘルナンデス マリナーズ 通算2500奪三振 158 32人

◆日本人選手(日米合計)

名前 所属 項目 残り 過去の達成者
イチロー マリナーズ 通算4500安打 142 日米初
イチロー マリナーズ 通算3500単打 69 日米初
イチロー マリナーズ 通算1000長打 73 米39人、日本は王だけ
イチロー マリナーズ 通算6000塁打 126 米3人だけ
ダルビッシュ有 カブス 通算150勝 1 米254人、日47人
岩隈久志 マリナーズ 通算2500投球回 751/3 米246人、日46人
田中将大 ヤンキース 通算2000投球回 162/3 米434人、日89人
前田健太 ドジャース 通算2000投球回 1801/3 米434人、日89人
ダルビッシュ有 カブス 通算2500奪三振 229 米32人、日8人
岩隈久志 マリナーズ 通算2000奪三振 111 米82人、日22人
田中将大 ヤンキース 通算2000奪三振 123 米82人、日22人

【注】MLB.COMによる

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蛭間 豊章

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