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2010年3月 9日 (火)

ファンの目を持つ新スカウト誕生(第526回)

 うれしいメールが届いた。アメリカ野球学会日本支部で一緒に酒を飲み合った仲の「楠元 ジェフリー 純」君が、ヒューストン・アストロズの日本担当スカウトに就任した。サンフランシスコ生まれのバイタリティー豊かな日系二世の青年。少年時代から野球が好きで二十歳で来日してからは、日本野球に関するものの収集を始め、古くは明治時代のポストカードやカード、メンコなどを骨董品屋や古書店などを購入しては、日本支部で私たちに披露してくれた。野球観戦も趣味の一つで時間の許す限り関東地区でのプロアマ問わず飛び回り、甲子園行脚も続けていた。

 そんな、野球ウォッチャーぶりが、日本駐在スカウトを探していたアストロズ関係者の目に留まって、念願の野球界で働く夢が実現。今月半ばから、スカウト活動を始める。米大リーグ各チームの日本駐在スカウトは、近年増え続けているが、多くは元プロ野球選手かアマチュア時代にある程度までのレベルを残した人物がほとんど。楠元君は、国際基督教大野球部出身ながら、異色のスカウトになるだろう。

 2月にフィリーズとマイナー契約を結ぶとされながら、手違いで取り消されたと報じられた関西六大学野球リーグ・大商大の山村裕也捕手(22)。フィリーズ側が興味を持って、マイナーキャンプに招待した上で、契約を結ぶかどうかを決めるという手順だったのではないか。それを、関係者が先走りすぎてしまったというのが真相だったのだろう。また、一つにはフィリーズが日本にスカウトを駐在させていない数少ない球団だった。それが、ボタンの掛け違いの原因だと思う。

 それでも、山村捕手は、四国九州アイランドリーグの徳島インディゴソックスに入団が決まった。3月1日の徳島のキャンプ(徳島市内)に練習生として参加。紅白戦などで結果を残し3月4日付けでトライアウト合格が発表された。山村は「自分を救って頂いた、徳島インディゴソックスには感謝の気持ちでいっぱいです。今まで自分を育ててくれた家族のため、自分を応援してくれているみんなのため、そしてこれからお世話になる徳島とファンの方たちのために頑張ります」と話した。日米スカウトが日参するような選手に成長して欲しいものである。

 楠元君は今後、アマ野球だけでなく日本の独立リーグなども視野に入れており、アストロズに厳選した膨大な調査資料を送ることになる。日本球界から注目されずに渡米して大リーグまで駆け上った選手は、高校中退し単身渡米した“マック”こと鈴木誠投手ただ一人。史上2人目はまだ、出てこない。ファンの目を持ちながら、プロフェッショナルスカウトの眼力を養って行くであろう楠元君の活躍を願っている。

Photo  【追伸】注文していたbaseball ultimate POWER(写真)が届いた。古今東西のパワーヒッターの飛距離を調査、各選手のベスト10の打球を発表し、ランクをつけたもの。

 頭の痛くなるセイバーメトリックス的な本と違って、読んでも表を見るだけでも楽しい一冊お勧めします。

コメント

フィリーズは山村捕手だけではなく岡本、山北投手のまで契約がなくなったそうですね。
完全にフィリーズは日本の報道、代理人に不信感をいだいたようです。

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