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2013年6月 1日 (土)

健在なり元筑波大野球部監督・功力教授(第731回)

Photo_4  5月31日、功力靖雄筑波大学名誉教授から一冊の本が届いた。自らが主催発表している日本野球文化研究第7・特別号である。内容は「日本プロ野球界における歴代監督の評価に関して検証する~日本シリーズの“覇権争い”を中心にして」、A4判で92頁の大作だ。これは功力教授のプロ野球監督に関する研究の第2弾。第1弾は野球文化学会論叢「ベスボーロジー・第11号」で発表されている。諸般の事情で「ベースボーロジー」が休刊中のため、自費出版した。

 第1弾では公式戦に采配を振るった監督の就任年数などからの考察だったが、今回はより日本シリーズの要素を取り入れ、同シリーズが始まった2リーグ分立の1950年以降の監督に独自のランキングをつけている。それは日本シリーズ制覇を10点、ペナントレース1位を3点、同2位を1点で集計。日本プロ野球最高峰の舞台での勝負強さによりウエートを置いている。1位は11度シリーズ優勝の川上哲治144ポイント、2位の森祇晶の84ポイントを大きく引き離している。もっとも森は11年間、通算785勝も6度の日本一が効いている。3位は水原茂で82ポイント。現役では3度日本一の原辰徳が8位タイの45ポイントで上位進出も夢ではない位置にいる。

 逆にペナントレースで8度のリーグ優勝し、歴代6位の1384勝を挙げた西本幸雄は14位の28ポイント。歴代9位の1237勝した別当薫はわずか2ポイントとなっている。スポーツ新聞の記録担当者からは出てこない発想で通算勝利数にとらわれない手法でランキングを作製した。現役時代の守備位置別は普通の手法だが、功力教授は日本一達成年齢を調査して1970年台の日本一監督の平均年齢が45・3歳なのに、1990年代は58歳と高齢化していることも示唆。出身県別、出身学歴別など多岐にわたっている。 功力教授は、元筑波大監督としてアマチュア関係者には知られた存在。1987年秋の明治神宮大会で初出場初優勝。国公立大では唯一の“日本一”に導いた名伯楽。アマチュア野球教本などの著書も多数あり、学生野球関係者に多大な貢献をしている。個人的には1996年オリックス1位指名された筑波大・杉本友投手のドラフト指名取材で初めてお会いし、その後アメリカ野球学会東京支部の会合でおつきあいさせていただいている。1936年生まれで今年77歳。まだまだ壮健な功力教授の今後のご活躍を期待したい。

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